内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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2019年6月

『これでいいの? 文部科学省の放射線副読本。 放射能からからだを守る知識を学ぶ』2019年7月12日(金)13時30分京都府京田辺市 

[ 2019年7月12日; 1:30 PM to 4:00 PM. ] これでいいの?文部科学省の放射線副読本。放射能からからだを守る知識を学ぶ 日 時:2019年7月12日(金)            13時30分~16時会 場:京田辺市社会福祉センター3階 研修室1講 師:川根 眞也さん参加費:資料代500円    (会員は無料。当日会員申込みも可)主 催:3.11ゆいネット京田辺申込み・問合せ:311yuinet@gmail.com        070-5537-0478(宇野)    *託児ご希望の方は、ご相談ください。東京電力福島原子力発電所の事故により、事故前には考えられなかった大量の放射性物質が環境中に拡散したことを受け、文部科学省は、全国の小・中・高校生に向けて、放射線副読本を配布しました。 今年3月、滋賀県野洲市は、この放射線副読本について、「被災者の声が十分書かれておらず配慮が欠けている」「廃炉作業など今後の課題を記述せず、安全性を強調した内容になっている」ことなどを理由に、回収を決定しました。 文科省放射線副読本の内容には、具体的にどのような問題があるのでしょうか。そして、これからを生きる子どもたちが、原発事故や放射能汚染から身を守り、この問題を解決してゆくために、どのような教育が求められるのでしょうか。 公立中学校の理科教師を長年勤め、原発事故発生後は、放射線防護のために市民が学ぶ場を作り続けてきた川根眞也さんをお招きして、皆さんと共に考えたいと思います。 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

公務員宿舎未退居者への「損害金」月内請求 40世帯対象 方針変えず 2019年6月22日 河北新報

福島県 公務員宿舎未退居者への「損害金」月内請求 40世帯対象 方針変えず 2019年6月22日 河北新報  福島県は2019年6月21日、東京電力福島第1原発事故で東京都内の国家公務員宿舎に自主避難し、退居期限後も居続ける世帯に家賃の2倍相当の「損害金」を請求する方針を巡り、対象は約40世帯に上ると明らかにした。 県庁であった自主避難者支援の全国組織「原発事故被害者団体連絡会」などとの協議終了後、県側が取材に応えた。2019年4月分の請求書を今月中に送付する手続きに変更はないという。 東京、埼玉など4都県の公務員宿舎には1日現在、58世帯が入居している。移転先の都合でまだ引っ越すことができない世帯などを除き、損害金請求の対象になる。 支援組織は県との協議で「懲罰的な2倍家賃の取り立ては暴挙以外の何物でもない」と訴え、方針撤回を求める内堀雅雄知事宛ての要望書を提出した。 県側は「2倍請求は入居時の契約書に記載されている事項。各世帯の事情には個別に対応する」と従来の説明を繰り返した。

福岡地裁、川内原発設置許可取り消し却下、福岡地裁、倉田守春裁判長の判決批判。2019年6月17日。

[解説]  九州電力、川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不当だとして、住民らが国を相手取って原子炉の設置許可取り消しを求めた行政訴訟で、福岡地裁(倉沢守春裁判長)は2019年6月17日、住民らの訴えを退ける判決を言い渡しました。  倉田守春裁判長は、判決の中で「火山活動を評価する科学的知見が確立されていないため、火山ガイドには不合理な疑いが残る」としながら、「大規模噴火の発生はきわめて低い頻度であり、法律が想定する“自然災害”に含まれているとは言えない。従って原子力規制委員会の審査が不合理とは言えない」と原告の訴えを棄却するという、支離滅裂ぶりを発揮しました。 〈参考〉以下、鹿児島テレビ報道 2019年6月17日 しかし、以下の日本経済新聞の記事では、「火山活動を評価する科学的知見が確立されていないため、火山ガイドには不合理な疑いが残る」の部分の倉田守春裁判長の見解が削除され、あたかも原子力規制委員会の火山ガイドがさも正しいかのような記事になっています。これは判決文のつまみ食いによって、判決の支離滅裂さを隠蔽しようとするものだ、と考えます。  この倉田守春裁判長の判決には、まだまだでたらめな内容があります。テレビ、新聞が一切報道しないこと、「100ミリシーベルトまではがんは増えない」「喫煙や大量飲酒などの生活習慣の方が発がんリスクを上昇される要因である」だから、原発の事故による被曝はたいしたことない、という判決文です。  チェルノブイリ原発事故でも、韓国の古里原発周辺住民の裁判でも、100ミリシーベルトというしきい値など否定されています。原発事故でや通常運転の原発でも、数ミリシーベルトからでも様々ながんを発症することは明らかです。  また、そもそも、子どもはタバコも吸わないし、大酒も飲みません。放射線被曝のリスクだけ受けるのではないですか?「放射線被曝によるがんリスクと生活習慣によりがんリスク」とを同列に並べて比較するのは、詐欺です。リスクという数値に一般市民が誤魔化されることを狙った、一見「科学的な説明」ですが、個人個人の放射線被曝と、その同じ個人の生活習慣について考えれば、このリスクという数字で比較するのが間違いであることが分かります。子どもだけでなく、大人で大酒飲みの人が100ミリシーベルト被曝した後に、生活習慣を変えて、大酒飲みをやめたら、発がんリスクは減るのでしょうか?いいえ、減りません。放射線被曝による、発がんリスクだけが残るのです。すなわち、放射線被曝したか、しなかったか、だけが、普通の生活習慣の大人にとっては問題なのです。放射線被曝の健康影響に、生活習慣を持ち込むのは、詐欺です。この川内原発設置許可取り消し判決は、詐欺理論にもとづく、不当判決です。     〈参考〉川内原子力発電所設置許可取り消し請求事件判決文全文 2019年6月17日 倉田守春裁判長 pp.94,95 〈参考〉「甲状腺がんは、原発のせいだ」韓国 イ・ジンソプ裁判釜山判決 2014年10月17日 川内原発の設置許可取り消し認めず 福岡地裁判決 2019年6月17日 日本経済新聞  川内原発の設置許可取り消し訴訟で「不当判決」の垂れ幕を掲げる原告側(17日午前、福岡市中央区の福岡地裁前)  九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不当だとして、住民らが国を相手取って原子炉の設置許可取り消しを求めた行政訴訟で、福岡地裁(倉沢守春裁判長)は17日、住民らの訴えを退ける判決を言い渡した。住民側は控訴する方針。  2011年の東京電力福島第1原発事故以降、新規制基準に基づく原子炉の設置許可の是非を巡る集団訴訟での司法判断は初めて。  原告は鹿児島や熊本、福岡など10都県の住民33人。原告側は訴訟で「世界で最も火山のリスクが高い原発」と主張。「火山の影響を審査する基準が不合理で、判断過程に多くのミスがある」などと訴えた。一方、国や訴訟参加した九電側は「専門的知見を踏まえており、十分な合理性がある」と反論していた。  倉沢裁判長は判決理由で、火山の影響を審査する規制委の「火山ガイド」に関し「破局的噴火など極めて低頻度の自然災害が想定されていなくても不合理とはいえない」と指摘。川内原発から半径160キロ以内の5つのカルデラについて「火山ガイドに基づく審査が不合理、または違法とはいえない」とした。  原子力規制庁は「国の主張が認められたと聞いている。引き続き新規制基準に基づき適正な規制をおこなっていきたい」とコメントした。原告側弁護団共同代表の河合弘之弁護士は「噴火の確率は極めて低く無視していいというのは福島原発事故と同じだ」と判決を批判した。 九州電力の川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)   川内原発を巡っては、住民側が14年、地震対策や火山の影響評価などが不十分だとして運転差し止めの仮処分を申請したが、鹿児島地裁が15年に却下。福岡高裁宮崎支部も16年、即時抗告を退けていた。  川内1号機は今回の裁判とは別に、設置が義務付けられているテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の完成が期限に間に合わず、2020年3月18日に運転停止となる見通しになっている。   川内原発の設置取り消し認めず 「規制委指針は不合理と言えない」福岡地裁 2019年6月17日(月)  鹿児島テレビ  川内原子力発電所の再稼働の前提となった、原子力規制委員会の許可を取り消すよう鹿児島や福岡の住民が国に求めている裁判で、福岡地裁は17日、原告の訴えを棄却しました。原発の新しい規制基準の下で、原発の設置許可の適法性について司法が判断したのは全国で初めてです。  訴えを起こしているのは、鹿児島や福岡などに住む住民33人です。  国の原子力規制委員会は2014年、川内原発1、2号機について新しい規制基準に適合すると判断して九電に原発の設置変更許可を出し、その後、川内原発は再稼働しました。  裁判で原告は、火山に対するリスクの検討が不十分だとしてこの設置変更許可の取り消しを求め、一方の国は、最新の知見に照らして審査したとして訴えを棄却するよう主張しています。  裁判の主な争点は、原子力規制委員会が火山のリスクについて検討する際に用いた、いわゆる「火山ガイド」という指針の合理性でした。  2019年6月17日の判決で福岡地裁の倉澤守春裁判長は「火山活動を評価する科学的知見が確立されていないため、火山ガイドには不合理な疑いが残る」としたものの「大規模噴火の発生はきわめて低い頻度であり、法律が想定する“自然災害”に含まれているとは言えない。従って原子力規制委員会の審査が不合理とは言えない」と原告の訴えを棄却しました。  また、一部の原告については「原発からの距離が離れていて、原告適格がない」と訴えを却下しました。  新しい規制基準の下で原発の設置許可の適法性について司法が判断したのは全国で初めてです。  

岩上安身より皆様へ 2019年6月19日 御支援のお願い

岩上安身より皆様へ 2019年6月19日  皆様、いつもIWJをご支援いただき、誠にありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。  本日は私岩上安身より、皆様にお願いとお知らせがございます。  2018年8月1日からスタートした株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナルの第9期は、7月末の決算まで残り1ヶ月半となりました。今期も本当に多くの皆様から、会費やご寄付・カンパによってお支えいただいてまいりました。まずは感謝申し上げます。ありがとうございます。  しかし、たいへん残念ながら、今期は昨年の8月から今年5月までの10か月のうち、ご寄付・カンパが毎月の目標金額である450万円に届いたのは、3月と11月の2回のみでした。6月は19日現在で158万7777円、目標額の35パーセントと非常に厳しい状況です。  このまま残り1ヶ月半、ご寄付・カンパが現状のペースで推移すると、今期は1,200万円の赤字となってしまう見通しです。  たびたびのお知らせ、お願いで恐縮ですが、それだけIWJの台所事情が逼迫している、ということでもあります。ご寄付・カンパによるIWJへのご支援をぜひともよろしくお願いいたします。 ※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html ◇6月30日に行う「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」は、追加席が8席!お早めのお申込みを!! また、会員限定で、シンポジウムの模様をライブ配信することが決まりました! ご視聴は、会員の方で、明日6月20日以降、1万円以上のご寄付・カンパをいただいた方限定となります!!>  IWJでは、この不足する活動資金を集めるために、6月30日「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催いたします。  参加費はご寄付分を上乗せした2万円と高額ながら、ご好評につきほぼ満席となりました。まだ参加をご希望の方もいらっしゃったので、機材席を片付けるなどして、あと8席増やしました。追加席は残席限りです。ぜひ、お早目にお申し込みください! ※お申込みフォームはこちらhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPKrP4HkGwgae1Bbeqc1xfzjeokYNeyG-s8P74L1RPegU3yA/viewform  ただ、残念ながら、この「ファンドレイジングシンポジウム」だけでは、まだまだ赤字解消には程遠いのが現実です。  そこで、明日6月20日以降、1万円以上のご寄付をくださった方へ限定で、当日こちらのイベントを生配信することにいたしました。  以前より、お住まいが遠方のためイベントに参加できない、といったお声をいただいておりました。技術的な問題もなくはないのですが、ライブでご覧いただけないか、動画班スタッフと工夫を重ね、今回は当日参加できない方にも、会員の方限定で、生中継でイベントをご覧いただけるようにいたしました。  イベント前日の29日土曜日までに、イベントご視聴のためのURLとログインパスワードをメールでお送りいたしますので、前々日の28日金曜日15時までに、1万円以上のご寄付をお寄せください。その際、ぜひIWJサイトの「ご寄付・カンパのお願い」ページ末尾にある「足あと(寄付・カンパの情報登録)」にお名前とメールアドレスと会員番号をご入力ください。必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください! ※寄付・カンパの情報登録https://pro.form-mailer.jp/fms/d4d3812d16982  また、会員をしばらくお休みしていた方などは、この機会にぜひ、IWJ会員へのご再開をお願いいたします。 ※会員再開のお問い合わせはこちらoffice@iwj.co.jp  IWJの活動は、皆様からの直接のご支援によって支えられています。これからもIWJが官邸の意向やスポンサーの顔色をうかがう大手メディアとは一線を画す、皆様にとって本当に価値のある独自の報道を続けていくために、どうかご支援をお願いいたします。 ※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html ◇<Facebook上でコミュニティーグループを開きます。「IWJサポート会員限定コミュニティ」と「ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」にぜひご参加下さい>  さて、もうひとつのお知らせです。このたびFacebookに、コミュニティグループを2つ作成することにしました。  ひとつは、「IWJサポート会員限定コミュニティ」という非公開グループです。  以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで始めることにしました。  このグループはIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、この機会にぜひ、サポート会員へのご検討をお願いいたします。 ※IWJサポート会員限定コミュニティhttps://www.facebook.com/groups/674215856426347/ ※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。 ※種別変更のご申請、お問い合わせはこちらoffice@iwj.co.jp  また、もうひとつ、同じくFacebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました。 ※ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会https://www.facebook.com/groups/337211516972771/  こちらは会員だけでなく、会の趣旨に賛同する方は、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティーです。  緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、いまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2の議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について、警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティーを開きます。  上記の「IWJファンドレイジング・シンポジウム2019 改憲か否か!? 運命の夏」を、緊急事態条項の発議阻止を大きなテーマとし、参院選前に開催します。会場にお越しになれない方は、ぜひ、会員登録の上、ライブ配信にご参加ください。  現在、私岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストを頂いております。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。 ※岩上安身のFacebookhttps://www.facebook.com/iwakamiyasumi  IWJは、会員の皆様お一人お一人の会費によって支えられています。どうか、IWJ会員にご登録いただき、継続的なご支援をお願い致します。  IWJが赤字に転落することなく無事に第9期を終え、新しい第10期を迎えることができますよう、みなさまのお力添えをよろしくお願いいたします。

柏崎原発「異常」と誤連絡 東電 37自治体、規制庁などに 2019年6月20日 福井新聞

柏崎原発「異常」と誤連絡 東電 37自治体、規制庁などに 2019年6月20日 福井新聞    山形県沖を震源とし、新潟県で最大震度6強を観測した地震で、東京電力は19日、発生直後の柏崎刈羽原発の状況について地元自治体などに連絡した際、1~7号機全基の使用済み核燃料プールの設備に「異常あり」と誤記したファクスを送ったと明らかにした。実際には異常はなかったとしている。  誤連絡した先は、新潟県や柏崎市、刈羽村など計37自治体と原子力規制庁、経済産業省資源エネルギー庁で、山形、栃木、長野3県と長野県内3市村も含まれる。  7基は運転停止中だが、強い放射線を出す使用済み燃料は水を張ったプールで保管され、冷却が続けられている。柏崎市の桜井雅浩市長は「東電には危機管理能力があるのか。強い疑念が新たなものになった」と批判。原因解明や改善策を求めた。  東電などによると、誤記があったのは18日午後10時50分ごろに送った書類。プールを冷却する電源の状況を示す項目で、7基とも異常があることを示す「有」の欄に「○」を付けていた。担当者が、電源が維持されている場合に「○」を付けると勘違いしたという。社内や柏崎市からの指摘で誤りに気付き、約15分後に「無」の欄に「○」を記入したファクスを送り直した。

一度、止まった原発を動かすな!関西電力、大飯原発3号機が2019年6月末再稼働か?

[解説] 2019年6月18日記  2019年4月11日に、定期点検に入った、関西電力、大飯原発3号機が2019年6月末、定期点検を終え、再稼働工程に入ろうとしています。全国紙はもちろん、地方紙も、大飯原発3号機で今、一体何が行われているのか報道せず、知らないまま、再稼働させようとしています。 [追記] 2019年6月25日  2019年6月25日になりました。「6月23日の発電・送電を予定しているが、関電は『定検工程について検討している』としている」(2019年5月8日福井新聞)、との報道がありました。しかし本日2019年6月25日に、なっても、関西電力のホームページには、起動試験開始について何も公表していません。再稼働工程を始めたのか、それとも、トラブルが新たに起きて再稼働工程開始を延期したのか、はたまたそもそも今回は出力100%にして原子力規制委員会の5号検査に合格して、営業運転に入って初めて「大飯原発3号機、本日、再稼働」と公表するつもりなのか、わかりません。地元紙、福井新聞も、2019年6月に入って、大飯原発3号機の定期点検の状況について、1つも報道していません。  一体、何が起きているのか、また、関西電力はいつ大飯原発3号機の再稼働工程を始めるつもりなのか、公表するべきです。 [追加] 2019年6月27日 佐賀新聞 2019年5月7日記事 〈参考〉 関西電力大飯原発3号機 施設定期検査申請内容の変更について(関原発第97号)  2019年6月12日 関西電力 ここに、2019年6月23日23時過ぎから「起動試験」とあります。図をダウンロードして拡大して下さい。  あす定検入り電気盤工事へ 大飯3号 2019年4月10日 福井新聞  関西電力から9日、県に入った連絡によると、大飯原発3号機(加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)が11日から第17回定期検査に入る。原子炉停止時に必要な高圧注入ポンプなど、重要安全施設に電力供給する電気盤の遮断器の遮断時間を変更する工事を実施する。新規制基準に適合した国内原発で初めて。  電気盤工事は、新しい科学的な知見を規制基準に取り入れて既存原発に適合を求める「バックフィット制度」に基づき行う。このほか、安全系計器用電源装置を交換する。  検査は約120項目。2次系配管207カ所を超音波で肉厚測定する。過去の点検で減肉が確認されるなどした55カ所の配管を耐食性に優れたステンレス鋼などに取り換える。  大飯3号機は2018年3月に原子炉を起動し、同4月から営業運転に移行した。今回の定検に向け11日早朝から出力を下げ始め、同日昼ごろ原子炉を停止する。国の検査を経て6月下旬に原子炉を起動し、7月中旬の営業運転再開を目指す。(牧野将寛) 燃料取り出し中警報が鳴り中断 大飯3号 2019年5月8日 福井新聞  関西電力は7日、定期検査中の大飯原発3号機で原子炉から燃料の取り出し作業中、警報が鳴り5日間、作業を中断したと発表した。燃料集合体に異常はなく、環境への放射能の影響はないとしている。  4月22日午前2時55分ごろ、原子炉に装荷している燃料を使用済み燃料プールに移送中、移送装置が正規の位置を超えて停止したことを示す警報が鳴った。正規位置を4センチ超えていた。  関電によると、装置の速度を磁力で切り替えるスイッチと装置の部品が変形していた。取り出し作業前にスイッチの位置調整を行った際、取り付け金具の固定ボルトの締め付けが不十分だったと推定。スイッチが装置側にずれて、部品と接触したとみている。  対策として、変形したスイッチと装置の部品を予備品に取り換えた。作業要領書には、固定ボルトが十分に締め付けられていることを確認する手順を記載する。  大飯3号機は4月11日から定検を開始。燃料取り出しは同23日完了予定だったが、中断で同28日に終えた。6月23日の発電・送電を予定しているが、関電は「定検工程について検討している」としている。(牧野将寛) 大飯原発、燃料取り出し中に警報 移送装置が止まらず 2019年5月7日  18:20 佐賀新聞  関西電力は7日、定期検査中の大飯原発3号機(福井県おおい町)で4月22日、燃料集合体の取り出し作業中に移送装置が正しい位置で止まらず、警報が鳴るトラブルがあったと発表した。集合体に異常はないが、取り出しの工程に数日の遅れが出ており、定検の工程に影響が出る可能性があるとしている。  関電によると、4月22日午前3時前、原子炉容器から112体目を取り出し、装置に載せ燃料プールに運ぶ途中、定位置から約4センチ超えて装置が停止した。  速さや動きを制御する二つの金属部品が変形したり、外れたりしていた。111体目を運び終えた際に部品同士が接触したことが原因とみて詳しい経緯を調べている。  大飯3号機では4月11日から定検が始まり、集合体193体を原子炉容器から取り出し、うち64体を交換する予定。6月下旬に原子炉を起動、7月中旬の営業運転再開を予定している。

6月例会のお知らせ 2019年6月23日(日) 13:30 埼玉県さいたま市 浦和

[ 2019年6月23日; 1:30 PM to 5:00 PM. ] 6月例会のお知らせです。 ※ 偶数月に埼玉県さいたま市で開催しています。 日 時 6月23日(日) 13:30〜16:30(17:00まで延長の可能性あり)場 所 浦和コミュニティセンター 南ラウンジDE (浦和パルコ9階)参加費 会員の方300円    一般参加の方600円    高校生以下は無料 <テーマ> 1. 横浜市立保育園での園児白血病発症を考える 報告:川根眞也 2. 近藤誠『眠っているがんを起こしてはいけない』(飛鳥新社,2019年3月20日)を読む 報告:川根眞也 3. 九州・福井・四国の原発を止めるのは今 2019年6月末、定期点検で止まっていた大飯3号機が再稼働か? 報告:川根眞也 4.   東京第一原発1/2号機排気筒の解体工事が無期延期に。何が本当なのか? 報告:川根眞也 <休憩> 14:50~15:05   5.内部被ばくに関する最新情報    ・日本の食品の放射能汚染の実態     ・福島県の子どもたちの小児甲状腺がんが放射線の影響ではない、という議論をめぐって  報告:川根眞也    15:05~16:10  6.会員のみなさんからの意見交流会 ※ この部分はツィキャスしません。 ※ 懇親会もあります。お時間のある方はどうぞ。 ※ 諸事情によりプログラムが変更になる場合があります。 ※ 当日はツイキャス中継もしますので、会場に来れない方は是非、視聴参加ください。 http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/ こちらでは、生中継の他、過去の動画を見ることも出来ます。 聞き逃した情報などもチェックしてみてください。 それでは、沢山のご参加をお待ちしています。   【お問い合わせ】entry.naibu@gmail.com 内部被ばくを考える市民研究会事務局 内部被ばくを考える市民研究会

本当なのだろうか?「福島第⼀原発3号機 がれき撤去装置の⼀部 落下 燃料プール内 2019年6⽉17⽇ 18時10分 NHK NEWS WEB」

[解説] 2019年6月18日 17:00記 編集者         2019年6月19日   5:00追記 編集者 (1)東京電力がまたまた、3号機使用済み核燃料プールで、情報をリークしました。昨日2019年6月17日、NHKが18時10分からのニュース首都圏ネットワークで報道しました。3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫掴み手の落下事故、についてです。編集者が「リーク」あるいは「大本営発表」と書くのは、東京電力はトラブルから24時間以上たった現在でも、「報道関係各位一斉メール」にも「廃炉プロジェクト 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」にも、事実を掲載していないからです。是非、ご自身の目で確かめて下さい。 「東京電力 報道関係各位一斉メール」 「東京電力 廃炉プロジェクト 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」  これまで、東京電力は核燃料デブリ調査でも、4号機使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しでもすべて、資料をつけて作業実績を説明してきました。  なぜ、3号機使用済み核燃料プールからの核燃料集合体取り出しの際には、一切の説明資料が出て来ないのでしょうか?そもそも、3号機使用済み核燃料プールに核燃料あるのですか? (2)追記。  昨日2019年6月18日、東京電力お客様相談室に電話して、ホームページのどこに、6月17日未明に起きた、とされる「3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫の掴み手の落下事故」が掲載されているのか?と問いました。東京電力お客様相談室の担当者より、2019年6月18日14:40pmと17:05pmの2回電話で回答がありました。  1回目の14:40pmの回答では、ホームページには、今回、3号機使用済み核燃料プールで起きたトラブルについて、上記の「報道関係各位一斉メール」でも「廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」でも掲載していない。また、掲載するかは未定だ、との回答がありました。「それはおかしいだろう。」「報道関係各位一斉メール、廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し、には大事なトラブルがあっても掲載されない、見る価値のないページ、ということになりますが、いいのですか?」「すでに、廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し、で掲載されている、6月7日の事象(3号機使用済み核燃料プール上での機器の接触)については、報道関係各位一斉メールには掲載されていない。掲載するべきだ。」と要望しました。「掲載しないなら、掲載しないと決定したと編集者に電話で回答を伝えてほしい。毎日、東京電力のこれらのページを確認するのが馬鹿らしいから。」と。  すると同日、17:05pmにも2度目の電話回答がありました。「申し訳ありません。東京電力社内で確認すべき部署が、広報担当と原子力担当と2つあり、編集者様に電話した時は広報担当のだけ確認したことを伝えました。原子力担当が電話口に捕まらなかったからです。先程、原子力担当に確認したところ、掲載されています。」「本当に奥の奥に掲載されていて。私も探したのですが、分からなかったのです。本当に申し訳ございません。」と。  説明された「3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫掴み手の落下事故」の資料のありかは以下です。 ① 東京電力 福島への責任 ② 公表資料(スマホからは、東京電力 廃炉プロジェクトから、公表資料に入れる) ③ 会議体等資料(中長期ロードマップの進捗状況など) ④ 特定原子力施設監視・評価検討会 ⑤ 2019年 ⑥ 2019年6月17日 第72回特定原子力施設監視・評価検討会 ⑦ 【資料4-3】3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去中のツール破損について です。  東京電力お客様相談室の方々は、きちんと仕事をしています。昨年2018年あたりから、東京電力の原子力部門の広報活動がでたらめになってきています。3号機使用済み核燃料プールに本当に核燃料集合体はあるのですか?そもそもの疑問は消えません。  この資料の一番最後に、東京電力が2019年6月17日に公表した資料のjpgを掲載しておきます。  以下、NHKが2019年6月17日の18:10pmからのニュースで流した、第一報です。瓦礫掴み手の落下は6月17日1時すぎにおきています。17時間後の報道であることを明記しておきます。 福島第⼀原発3号機 がれき撤去装置の⼀部 落下 燃料プール内 2019年6⽉17⽇ 18時10分 NHK NEWS WEB  17⽇未明、福島第⼀原⼦⼒発電所3号機の使⽤済み燃料プールで⾏われていたがれきの撤去作業中に、がれきを集める装置の⼀部が外れて落下するトラブルがあり、東京電⼒が原因を調べています。来⽉予定している使⽤済み燃料プールからの燃料取り出しに影響はないとしています。 東京電⼒は福島第⼀原発3号機の⽔を張った使⽤済み燃料プールの中で、がれきを撤去する作業を⾏っていますが、17⽇午前1時ごろ、がれきを集める装置の先端に取り付けた部品が外れるトラブルがありました。 部品は熊⼿のような形をしていて、⻑さ58センチ、重さが10キロほどあり、プールの中にある燃料を収めるラックの上に落ちました。 東京電⼒によりますと、ラックの中に燃料は⼊っておらず、燃料破損の報告はないということです。 3号機では、当初の計画からおよそ4年4か⽉遅れてことし4⽉から使⽤済み燃料プールから燃料を取り出す作業が始まり、現在はいったん停⽌してがれきの撤去などが⾏われていました。 東京電⼒は部品が破損したことで外れたとみて原因を調べています。 3号機の燃料取り出しは来⽉再開する予定で、東京電⼒は「このトラブルで、燃料取り出しのスケジュールへの影響はないと考えている」としています。 3ページ目の資料の瓦礫掴み手部分の拡大図    

福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について 2019年5月23日 東京電力

[解説]  2011年3月12日,13日,14日,15日の福島第一原発1号機、2号機のベントと、2011年3月15日の2号機の圧力抑制室の底抜けによって、1/2号機の排気筒の内側には、高濃度の放射能がこびりついています。1/2号機排気筒は高さ120mもあります。1/2号機排気筒には、高さ45m,66m付近に明らかな亀裂があり、大きな地震や台風などにより、倒壊する恐れがある、とされてきました。東京電力は、そのため、排気筒上部から順順に切断・撤去する巨大なクレーン型の機械を開発し、2019年3月から解体・撤去工事を始める、としていました。それが、「モックアップ訓練(模型を作って、模型を解体・撤去して練習するること)を繰り返し、万全を期すため」と称して、2019年5月連休明けに行う、と発表されました。  それが突如、2019年5月14日、クレーンの長さが約1.6m足りなかった、として、無期延期になりました。  以下は、その後、2019年5月23日に東京電力が公表した資料です。 分かりにくいので、編集者が解説を加えています。赤字が解説を加えた部分です。 果たして、クレーンが約3m足りない、ということが、数年かけて準備されてきた工事で起こりうるのでしょうか?今回の作業に入る前の失敗は、そもそも650トンものクレーン車(巻末の東京新聞参照)を安定的に設置することが不可能なのではないですか?東京電力福島第一原発の敷地はもともとは沼地です。辺野古新基地建設予定地と同じようにN値がゼロなのではないですか?また、「5月11日の現場合わせ時、調査機材の下端が排気筒頂部よりも約1.6m低い」とは、たった2週間の間に、排気筒が沈んだのではないでしょうか?  東京電力の資料では、何も分かりません。今回の作業無期延期になった本当の理由を公表するべきだ、と考えます。  また、今年2019年7月、8月にも福島県地方にも台風が襲来する可能性があり、また、その台風によって1/2号機排気筒が倒壊する危険性もあります。その際に高濃度の放射能が舞い散る危険性があります。注意が必要です。 福島第一原子力発電所1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について 2019年5月23日 東京電力 高さ120mの1/2号機排気筒解体開始に向けた最終確認として、解体装置が最頂部に設置可能か確認するため、5月11日にクレーンに解体装置高さを模擬した調査機材を取り付けて現場合わせを行ったところ、事前に計画していた高さと約3mの差異(低い)があることを確認しました。  差異の原因としては、クレーンアーム部の角度表示の測定誤差を一つの可能性と推定しつつ、光波等を用いて、長さ・高さ等の実測を中心とした確認を進めてまいりました。 図  解体装置外形図   クレーンフックまで約7.6m 解体装置高さを模擬した調査機材の模式図 事前に計画していた調査機材の下端位置が、排気筒頂部にぴったり合わなければならないのに、約1.3m短かった。 また、排気筒頂部が5月11日の現場合わせ時、調査機材の下端が排気筒頂部よりも約1.6m低い位置となった。 従って、約1.3m+約1.6m=約3m、長さが足りなくなった。 検証結果と今後の調整内容の検討状況 ・ 光波による実測等の結果、クレーンアームの角度は設定値と実際の角度に誤差がなかったことを確認するとともに、高さ等の実測から、最大巻き上げ時のワイヤーの長さに、計画と約4mの差異があることを確認しました。 ・ この差異が発生した要因は、リミットスイッチワイヤーの長さ約4mを、誤ってクレーン先端からフック上端までの距離約4mとして計画してしまったため、実際のワイヤー長さ約8mに対し、約4mの差異が発生しました。 ・ なお、排気筒の高さを実際よりも1m高い設定でクレーンの高さを計画していたことも確認され、5月11日の確認作業時には、約3mの差異が発生しました。 【今後の調整内容(案)】 ①︓クレーンジブを延長する ②︓ブームを起こしクレーンを排気筒に近づける 東京新聞 福島第一原発傷んだ排気筒はこう解体する 2018年12月5日 朝刊 4面    

福島第一 豪雨備え土のう…汚染水抑制 緊急設置へ 2019年6月11日 読売新聞 朝刊35面

福島第一 豪雨備え土のう…汚染水抑制 緊急設置へ 2019年6月11日 読売新聞 朝刊35面    東京電力は、福島第一原子力発電所で豪雨が予想される場合、雨水が原子炉建屋に流入して汚染水となることを防ぐため、1号機建屋の北側に土のうを設置することを決めた。梅雨入りし、台風接近などで豪雨の可能性が高まるのに伴う緊急的な対応だ。  土のうを設置するのは、24時間で300~500ミリの降雨が予想される場合で、保管場所から運ぶ。  東電によると、土のう設置場所付近には、山側から海に向けて下り坂の道路があり、地形上、地表の水が集まりやすいという。仮に豪雨であふれた地表の水が1~4号機の原子炉建屋に流入し、建屋内の高濃度汚染水などと混ざると汚染水が増えてしまう。同原発では、2017年の台風接近時に建屋地下への水の流入量が急増。雨水も流入源となっていた。

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