内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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2019年6月

東電 福島第一原発6号機のベントか?を巡って(2)6号機の原子炉内に核燃料集合体は本当にないのか? 2019年6月30日記

 東電 福島第一原発6号機がベントを行ったのではないか、という指摘がtwitter、facebookで指摘されています。あいからわず、新聞、テレビは無視です。しかし、画像という動かない証拠があります。福島県大熊町夫沢での、空気中の放射性物質濃度の観測結果でも、2019年6月27日朝6時にアルファ線核種濃度、ベータ線核種濃度のピークがあります。同日までの1年間の中で2番目に高い数値です。 「東電 福島第一原発6号機のベントか?を巡って(1)2019年6月30日記」 内部被ばくを考える市民研究会資料 2019年6月30日  しかし、東電 福島第一原発6号機は廃炉になり、原子炉に核燃料集合体はないはずです。核燃料の無い原子炉が大量の放射能を含み、爆発する危険性があるためにベントをする、という事態にはなりません。果たして、原子炉に核燃料集合体はあるのか、ないのか。東京電力は6号機は2013年10月21日から同年11月29日にかけて、原子炉から核燃料集合体を使用済み核燃料プールへの移動されたと公表しています。また、5号機については2015年4月22日から同年6月1日にかけて、原子炉から核燃料集合体を使用済み核燃料プールへの移動されたと公表しています。 [5号機] 5号機 2015年4月22日午前9時18分から原子炉内核燃料集合体の移動開始。2015年6月1日午後4時18分に全ての移動作業が終了。 [6号機] 6号機 2013年10月21日午後1時50分から原子炉内燃料集合体の移動開始。2013年11月29日午後1時23分に全ての移動作業が終了。  しかし、6号機(2013年)、5号機(2015年)どちらも、一体、何体の核燃料集合体を移動させたのか、その体数を記載した資料が見つかりません。あるのは、移動後の体数を記載した資料です。編集者が2011年、2012年の資料を探しましたが、一体、6号機、5号機に何体の核燃料が装填されていたのか、東京電力自身による数の公表がない、のです。  すでに、米国原子力規制委員会(NRC)の資料によれば、2011年3月18日の時点で、5号機、6号機ともに原子炉の原子炉の炉心(core)が損傷(damaged)していると指摘しています。5号機、6号機とも冷却(cooling)に海水(sea water)が投入されている(injected)と指摘されています。Unite 5が5号機、Unite 6が6号機です。  東京電力は、核燃料デブリの模擬試験のために、5号機、6号機を廃炉にした、などと言っていますが、原子炉の炉心溶融(メルトダウン)が起きているのであれば、廃炉しかありません。 (コメント)福島第一原子力発電所5号機および6号機の廃炉について 2013年12月18日更新 東京電力  果たして、炉心損傷が起きていた核燃料集合体をそうやすやすと、原子炉から使用済み核燃料プールへ移動させることができるのでしょうか。以下が6号機の原子炉から核燃料集合体を移動された、という東京電力の資料です。これら資料には、1つも「何体を移動させた」という数が記載されていないのです。  現在もまた、3号機の使用済み核燃料プールから使用済み核燃料集合体の共用プールへの移動が行われています(行っていると、東京電力が発表)が、そもそも、3号機の使用済み核燃料プールからきのこ雲が上がっています。7体取り出して共用プールに移動させた、というのは本当なのでしょうか。 [6号機 原子炉から核燃料集合体を使用済み核燃料プールへ移動 東京電力公表資料] 資料1 福島第一原子力発電所6号機の燃料移動に向けた原子炉開放作業の完了について 2013年10月16日 東京電力 資料2 2013年1月1日以降の実績 2013年10月22日午後3時現在 東京電力 2013年10月22日 資料3 2013年1月1日以降の実績 2013年12月1日午後3時現在 東京電力 2013年12月1日 資料4 福島第一原子力発電所 6号機の現状 2013年12月24日更新 東京電力  電力会社が、原子炉から使用済み核燃料プールへ、または、使用済み核燃料プールから共用プールへ。はたまた、共用プールから六ケ所使用済燃料受入れ貯蔵施設へ移動される場合は、必ず、体数を明記するものです。何体移動させ、何体が残っているのか、を。奇妙なことに東京電力は、福島第一原発5号機、6号機の原子炉から核燃料集合体を、使用済み核燃料プールに移動された、としながら、その体数を明記していないのです。  ましてや、炉心損傷と米国原子力規制委員会が判断した核燃料です。取り出した核燃料の健全性などの公表があってもしかるべきです。しかし、ありません。  5号機も同様に、取り出した核燃料集合体の体数が書かれた資料は2015年の時点ではありません。  5号機、6号機の原子炉にまだ、核燃料集合体、それも損傷した核燃料集合体はあるのではないでしょうか?                

東電 福島第一原発6号機のベントか?を巡って(1)2019年6月30日記

 2019年6月24日夜中から、東京電力福島第一原発で、5号機6号機原子炉建屋上、1号機2号機原子炉建屋上、3号機4号機原子炉建屋上で大量の白煙が噴出していることを確認されています。 twitter,facebookをやっていない方には、初耳となる出来事かもしれません。こうした、東電福島第一原発での異常事態は新聞、テレビではまったく報道されません。自分で情報を取りにいかないと、知らぬままに被ばくすることになります。 是非、余裕がある方は、twitterで「cmk2wl @cmk2wl」さん、「大沼安史 @BOOgandhi」さんのツィートをチェックしてみて下さい。 <時系列>2019年6月24日(月)23時28分 1/2号機原子炉建屋の上に「白い雲」のかたまりができた。[大沼]          23時30分 2号機上空に小さな白いかたまり、新たに発生し、追うように北へ。[大沼]             6月24日(月) 23時30分過ぎ。5号機6号機排気筒。他の三本の排気筒に比べて、吹き出して見える。[cmk2wl]           動画 https://twitter.com/cmk2wl/status/1143164561211609088    6月25日(火) 1時33分 噴火状態 さらに激しく。[大沼]           2時15分 上空にヘリが観測に来た。[大沼]           14時42分 6号機から白煙が上がりました。[cmk2wl]    6月26日(水) 0時03分 右端の集中排気筒から噴き出し。[大沼]              2時20分 北から黄色に輝く飛行体が沖合上空に飛来 最大7機 ヘリのよう 線量測定/監視か。[大沼]                飛行編隊飛来、先頭から5機目は白い物体を吊り下げ。[大沼]    6月28日(金)1時41分 5号機手前で黒煙発生。噴出源か。[大沼] 木野龍逸   昨日(25日)午後に福島第一の6号機付近から白煙が立ち上っているのがJNNライブカメラに映っていたという話がTwitterで出てる件について、福島県庁の危機管理課は、非常用ディーゼル発電機の試運転のためと説明。重油使ってる大きな発電機なので、たまにしか動かさないとすごい煙が出ます。  2019年6月26日 11:05 cmk2wl   25日の件であれば、私はその瞬間をリアルタイムで見ていました。ディーゼル発電機などではありません。あれほどの噴煙を2秒程度で排気筒の高さに排出するほどの排気量やパワーはないのです。重油なら煙は真っ黒です。 2019年6月27日 0:46 <川根の分析> 問題はベントであれば、隠せないくらいの放射性物質の拡散があり、トリチウムだけで線量は上がりませんが、プルトニウム239やウラン238、ストロンチウム90やセシウム137、ヨウ素131も出ます。空間線量や福島県の環境放射線テレメータシステムにも数値として現れるはずです。 〇福島第一原子力発電所敷地境界ダストモニタ 2019年6月28日 21:00pm現在   ↑ 6月24日は異常がない。しかし、6月25日の1時33分「噴火状態。より激しく。」あたりから上昇している。6月25日、6月26日、6月27日、6月28日午前0時あたりで計測値が1ベクレル/m3未満に。(一番下の灰色のラインが1ベクレル/m3、2番目のピンク色が10ベクレル/m3。2番目のピンク色の10ベクレル/m3を超えると東電が警報を出す。) 〇福島県の環境放射線テレメータシステム 空気中の放射性物質濃度グラフ(6時間放置後測定) 福島県大熊町夫沢 2019年6月28日 20:21pm現在   ↑ 2019年6月27日 朝6:00に明らかなピークがある。 2019年6月27日 朝6:00に明らかなピークがある。アルファ線核種 0.155ベクレル/m3 2019年6月27日 朝6:00に明らかなピークがある。ベータ線核種  0.490ベクレル/m3 これは、ここ1年間の最高値ではないが、最高値に近い数値。ここ1年間での最高値       ↑ 2019年6月28日までの1年間分のデータ。2019年5月26日 朝6:00に明らかなピークがある。アルファ線核種 0.199ベクレル/m3(詳細データをダウンロードして見ると年間最高値は6月27日 朝6:00 アルファ線核種 0.201ベクレル/m3)       ↑ 2019年6月28日までの1年間分のデータ。2019年5月26日 朝6:00に明らかなピークがある。ベータ線核種  0.617ベクレル/m3 <結論> 6号機が原因となって、放射能を出した可能性があります。ベントかどうかは分かりません。ベントであれば、もっと、アルファ線核種、ベータ線核種が出ても不思議ではない気がします。  また、5号機、6号機は2014年1月31日付けで廃炉が決定しています。原子炉に核燃料はないはずです。東電の資料を調べたところ、5号機、6号機ともに2015年、2013年に原子炉内の核燃料集合体を同機の使用済み核燃料プールへ移動した、という記述がありました。 [5号機] 5号機 2015年4月22日午前9時18分から原子炉内核燃料集合体の移動開始。2015年6月1日午後4時18分に全ての移動作業が終了。 [6号機] 6号機 2013年10月21日午後1時50分から原子炉内燃料集合体の移動開始。2013年11月29日午後1時23分に全ての移動作業が終了。  6号機の原子炉から核燃料集合体が本当に取り出されていたとしたら、この2019年6月24日~28日の「白い雲」、黒煙は何なのでしょうか。  疑問が残るのは、5号機、6号機の原子炉からの核燃料集合体の取り出しについては、ほとんど報道されていませんでした。4号機の使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しに報道が集中していたせいかもしれません。しかし、上記、東京電力の資料には、原子炉からそれぞれの号機に移動した核燃料集合体の体数が書いていないのです。電力会社が、原子炉から使用済み核燃料プールへ、または、使用済み核燃料プールから共用プールへ。はたまた、共用プールから六ケ所使用済燃料受入れ貯蔵施設へ移動される場合は、必ず、体数を明記するものです。何体移動させ、何体が残っているのか、を。奇妙なことに東京電力は、福島第一原発5号機、6号機の原子炉から核燃料集合体を、使用済み核燃料プールに移動された、としながら、その体数を明記していないのです。  本当に、原子炉に核燃料はないのですか?  今のところは原因特定はできません。しかし、現実に大量の「白い雲」や黒煙が2019年6月24日~28日が目で見て確認できたことは事実であり、原因は特定できませんが、この1年間で2番目に高い放射能が出たことは事実です。ちなみに、この1年間ももっとも高い放射能が出たのは、このちょうど1ヵ月前の5月26日、5月27日であることを考えると、一連の出来事であると考えざるを得ません。風下のみならず、日本全国、健康被害が起きる可能性があります。注意が必要です。  東京都で湿度が100%になった日はこの2019年6月24日からです。100%になった日 2019年6月24日,6月25日,6月26日,6月28日6月27日は100%になる時間帯はありませんでした。 1週間分の東京の天気を資料化しましたので、ご覧下さい。湿度100%のところをご確認下さい。 気象庁過去の天気 東京 1時間ごとの値 2019年6月22日~6月28日  つまり、この一連の「白い雲」は、湿度100%の時に原発から大量の蒸気が追加で出てきたため、と考えられます。東電福島第一原発は核燃料デブリがいつまでも熱を自ら出し、くすぶっているものを抱えています。たえず、大量の蒸気を発散させていると思われます。それが湿度100%のときに、顕著な「白い雲」を作るのではないでしょうか。「原発事故雲」「デブリ雲」です。 今回、6号機から大量の「白い雲」が出たことが意味するのは、6号機で何らかの1~3号機の核燃料デブリに相当する熱源がある、ということです。それは何か分かりません。 ただし、大量のトリチウムが含まれた蒸気であることは想像できます。 トリチウムを除去するにはどうしたらいいか、という問い合わせを多く受けています。 まず、内部被ばくの経路には3つあります。(1)呼吸による気管からの摂取(吸気摂取)(2)飲食の食事による摂取(経口摂取)(3)皮膚からの摂取(経皮摂取)です。(3)についてあまり知られていませんが、トリチウムとヨウ素131は皮膚からも吸収されます。原発事故直後、福島の子どもたちが学校に通う際に夏でも、長袖長ズボン着用を、呼びかけれたのは、皮膚からのヨウ素131の摂取をできるだけ抑えるためでした。 今回、大量にトリチウムが出ているとしたら、飲み水に注意する(できるだけ遠方のものを手に入れるしかない)と同時に、皮膚からの吸収を抑える対策が必要になります。これはかなり難しいです。外出時はあきらめるしかないです。少し対策ができるすれば、室内で寝ているときに、呼吸および皮膚からできるだけトリチウムの吸収を押される対策を取るしかありません。 cmk2wlさんのツィートを参考に、考えてみました。 ちなみに、川根はウクライナ製のMKS-05でベータ線を測っていますが、これは、トリチウムに反応しません。MKS-05が対応できるベータ線のエネルギーは500keV(キロエレクトロンボルト)からです。トリチウムが出すベータ線は最大で18.6keV、平均は5.7keVだから、全然だめです。 また、同様に、ストロンチウム90の出すベータ線は最大で546keVなので、やはりMKS-05ではほぼ反応しないのです。しかし、ストロンチウム90の方は、ウランなどの核分裂でできた後、2週間後ならば、イットリウム90に壊変しているものがあり、ストロンチウム90のベクレル数とイットリウム90のベクレル数が同じになります。イットリウム90のベータ線エネルギーは、非常に強く、最大エネルギー2280keV。つまり、川根は持ち歩いている、ベータが測れる線量計は、イットリウム90に反応した可能性があるのです。つまり、本当にイットリウム90ならばそこには、同量のストロンチウム90がある、ということになります。 結論、MKS-05でストロンチウム90がやってきている(イットリウム90のベータ線に反応することで)は分かりますが、トリチウムは来ていることは分からないのです。 寝ているとき、自宅室内にいる時のトリチウム対策です。cmk2wlさんのツィートを参考にしました。 [寝ている時の放射能除去。トリチウムを念頭に。] 加湿器と除湿器が24時間稼働させる。扇風機も回す。室内に入ってきた放射能が室内の水蒸気とくっつき、除湿器が捕獲、という作戦。 除湿器がない場合は、クーラーの除湿機能でもOK。現在のクーラーは外気を取り込みません。調べたら「2003年から2006年にかけて販売していた一部の機種(酸素エアコン)では、室外の空気を取り込む機能が付いています。室外の空気を取り込みたくない場合は、酸素機能を取り消してください。」との記載がありました。 ですから、クーラーの除湿機能でも可能です。ただし、クーラーのフィルターが汚染され、その後は、そこを通して風がきます。 除湿器の場合は、水を捨てればOKですし、フィルターの交換も簡単です。

ロシア大統領、マイボトル持参 G20首脳夕食会に 2019年6月29日 11:09 (JST) 共同通信

ロシア大統領、マイボトル持参 G20首脳夕食会に 2019年6月29日 11:09 (JST) 共同通信  28日に行われた20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の首脳夕食会で、ロシアのプーチン大統領がお茶の入ったタンブラーを持ち込んだことが同国メディアで話題になっている。ペスコフ大統領報道官によると、プーチン氏が愛用しているもので常に持ち歩いているという。  夕食会では、飲み物として山梨県産や兵庫県産のワイン、福島県産の日本酒のほか緑茶や抹茶などが用意されたが、ロシア通信はプーチン氏が「自分の白いタンブラーに入ったお茶を飲んだのが映像から分かる」と報じた。  乾杯のあいさつでは、安倍晋三首相が日本酒、トランプ米大統領がコーラを飲んだとみられるという。  

「放射線バースト」雷の発生直前の観測に成功 京大など 2019年6月26日 4時30分 NHK NEWS WEB

「放射線バースト」雷の発生直前の観測に成功 京大など 2019年6月26日 4時30分 NHK NEWS WEB 大気中から放射線が一時的に強く放出される「放射線バースト」と呼ばれる現象が、雷が発生する直前の積乱雲の中で起きていると見られることが京都大学などのグループの観測でわかり、今後、雷の発生予測につながる可能性があるとしています。 大気中では、放射線が一時的に強まる放射線バーストという現象が起きることが知られていますが、観測例が少なく、どのようにして発生しているのか詳しくはわかっていませんでした。 京都大学や東京大学などの研究グループは、金沢市や富山市などに放射線と電波の観測装置を設置し、放射線バーストを観測したところ、去年1月、雷の発生の直前に放射線バーストが起きるのを観測することに初めて成功しました。 観測された放射線バーストは、雷が発生する直前におよそ1分間にわたって観測され、通常の放射線量の4倍の強さがあったということです。 グループでは、積乱雲の中の強い電圧で電子が加速されるなどして、雷が発生するのに伴って放出されたと考えられるとしています。 グループによりますと、放射線の強さは人体に影響するよりもはるかに低いレベルだということで、雷の発生を精度よく予測できる可能性があるとしています。 研究グループの代表で、京都大学の榎戸輝揚 特定准教授は「今後は観測の場所を増やし、まだよく解明されていないこの現象を通して雷の発生の謎も解明していきたい」と話していました。

手足口病の患者が大幅に増加 2019年6月26日 20時15分 福島 NEWS WEB

手足口病の患者が大幅に増加 2019年6月26日 20時15分  福島 NEWS WEB 主に幼い子どもが感染し、手や足、それに口に発疹ができる「手足口病」の患者が、郡山市といわき市を中心に大幅に増加していて、県はさらに広がるおそれがあるとして、こまめな手洗いなどを呼びかけています。 「手足口病」は、5歳くらいまでの幼い子どもを中心に、手や足、それに口の中に発疹ができるウイルス性の感染症で、まれに脳炎など重い症状を引き起こすことがあり、全国の患者数はこの時期としては、過去10年で最も多くなっています。県内でも今月中旬ごろから患者が増え、今月23日までの1週間では、県内50の医療機関で「手足口病」と診断された患者は239人、1医療機関あたりの患者数は4.78人となり、警報レベルの5人に迫っています。地域別に見ると、郡山市で87人、いわき市で51人、県中で35人、会津で31人で、これら4つの地域ではすでに警報レベルに達しているほか、福島市、県北でも流行が確認されています。県地域医療課は、「手足口病」はウイルスがついた手やせきやくしゃみなどで感染するケースが多く、感染がさらに広まる恐れがあるとして、「こまめに手を洗い、家族でタオルを別々にするほか、マスクをつけるなどして、感染の予防を心がけてほしい」と呼びかけています。

スマホ関税、日米韓に打撃 ファーウェイ部品の5割 2019年6月26日 日本経済新聞

スマホ関税、日米韓に打撃 ファーウェイ部品の5割 2019年6月26日 日本経済新聞   中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の最新スマートフォンの構成部品の5割程度が、金額ベースで日米韓の企業に依存していることが分かった。3カ国への依存度は、アップルでは8割近くに達する。スマホの組み立ては両社とも中国に集中している。米国はファーウェイへの米製品の輸出を禁じており、サプライチェーン(供給網)にはすでに影響が出ている。今後、対中関税「第4弾」が発動され、米国の需要が減少すれば日米韓の企業への打撃が一層広がる。 米国は5月、ファーウェイに対する米製品の事実上の禁輸措置を発動した。この影響で同社のスマホ世界販売台数は2019年に2割(4千万台)減る見込み。今後2年間で売上高は計300億ドル(約3兆2千億円)減りそうだ。 一方、米国が計画している対中関税「第4弾」の品目にはスマホも含まれ、税率が最大25%上乗せされる。米モルガン・スタンレーは大半を中国で完成品に組み立てるアップルへの影響について、最低999ドルの「iPhone(アイフォーン) XS」が160ドル上がると試算した。 米国が中国を締め付ける政策でスマホの市場全体が縮小すると、日米韓の部品、組み立て企業にも影響が広がる。 たとえばファーウェイの最新機種の場合、日米韓の企業が供給する部品は、金額ベースで計47%を占める。 うち米企業は16%で、カバーガラスなど高付加価値の部品が多い。日本企業は23%、韓国企業は8%弱。ファーウェイは傘下の海思半導体(ハイシリコン)で内製化を進めたが、海外依存度は依然高い。調査会社のフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ(東京・江東)が「P30 Pro」を分解し、明らかになった。 アップルは日米韓の企業への部品依存度がさらに高く、「XS」の上位機種で77%を占める。米韓が各30%を超え、日本も2ケタの割合だ。 アップルは中国、台湾企業への部品依存度が低い。ただ、電子部品には米企業の商品であっても、生産を受託するのが台湾企業で、生産地が中国の場合もある。サプライチェーンは部品企業の国籍以上に複雑だ。 日本経済研究センターの試算では、米国が国防権限法で制裁を決めたファーウェイなど中国5社の生産が滞り、日米欧の売上高を失うと日米韓台の主要産業の生産が9千億円押し下げられる。 米調査会社IDCによると、世界の18年のスマホ出荷台数は14億台。市場規模は約57兆円に成長した。自由貿易のもとで築かれたサプライチェーンで高性能品が安く生産され、アプリやサービスも育っていた。 米中貿易戦争を受け、アップルは主な取引先に中国生産の15~30%を他国へと振り向けるよう検討を促した。工場の建設や従業員の教育などには時間を要する。実際にサプライチェーンを見直すのは容易ではない。(編集委員 田中暁人)

被ばく訴訟 東電に賠償命じる 2019年6月26日 NHK福島放送局

[解説] 「1時間半の作業での被ばく線量は16ミリシーベルト」、これのどこが、健康に影響のない、被ばくなのでしょうか?福島地裁いわき支部、名島亨卓裁判長の見識が疑われます。現在の東電福島第一で行われている廃炉作業でも、1回の作業で最大2ミリシーベルトの被ばくが上限です。2ミリシーベルトを超えるとアラームが鳴るように設定されています。世界のどこの原発で1回の作業で1ミリシーベルトを超える被ばく労働をさせているのでしょうか?福島地裁いわき支部、名島亨卓裁判長は、原発で1回に16ミリシーベルトもの被ばくをすることの意味を理解していません。原発の、それも原発汚染水の被ばくは、X線検査やCTスキャンの被ばくとは、同じミリシーベルトでも、まったく人体影響が違うのです。1回に16ミリシーベルトまで被ばくしても、健康に影響ない、とする不当判決は撤回するべきです。 〈参考〉 「 2ミリシーベルト浴びたら歯が抜け働けなくなった、原発労働者の話」 内部被ばくを考える市民研究会資料 2014年4月24日   被ばく訴訟 東電に賠償命じる 2019年6月26日 NHK福島放送局 東京電力福島第一原子力発電所で事故直後、放射線量が高いことを伝えられないまま作業をさせられ、被ばくしたとして、元作業員の男性が損害賠償を求めた裁判で、福島地方裁判所いわき支部は、男性が精神的な損害を受けたとして、東京電力に33万円の賠償を命じました。 いわき市の53歳の元作業員の男性は、原発事故直後の平成23年3月に、福島第一原発3号機のタービン建屋の地下で放射線量が高い水たまりがあることを知らされないまま作業をさせられ、被ばくしたなどとして、東京電力や元請け企業などにあわせて1100万円の賠償を求める訴えを起こしていました。26日の判決で、福島地方裁判所いわき支部の名島亨卓裁判長は、原告の男性について、いっしょにいた作業員の被ばく線量が放射線管理の目安としていた20ミリシーベルトを超えたことを示す警告音が鳴るなかで作業を続けさせられ、不安と恐怖を覚えたことによる精神的損害を認め、東京電力に対し、33万円の賠償を命じました。一方で、被告の1時間半の作業での被ばく線量は16ミリシーベルトほどで健康に影響が及ぶ程度の被ばくではないとしました。元請け企業など2社に対しては、原子力災害の責任は原子力事業者に集中するとして賠償を命じませんでした。 【東京電力のコメント】東京電力は、「言い渡された判決については今後内容を精査し、真摯に対応して参ります」とコメントしています。 【原告側の弁護士は】原告側の広田次男弁護士は「福島第一原発の作業員が事故による被害に対する賠償を求めた裁判で、一部だが、訴えが認められた初めてのケースだ。原告の男性は『1人の原発作業員が東京電力から賠償を勝ち取ることができたことは大変大きい』と話していた。原発作業員が置かれている立場は弱いものだが、今回の判決は胸を張れるもので、ほかの作業員に勇気を与える」と話していました。

Papua New Guinea Volcano Erupts Sending Residents Fleeing 2019年6月26日

Papua New Guinea Volcano Erupts Sending Residents Fleeing World Agence France-Presse 2019年6月26日 15:26 IST(インド標準時) A pilot for Niugini Helicopters flying near the crater witnessed a column of lava spurting vertically into the equatorial sky, along with ash that has been belching since early morning. Updated : June 26, 2019 15:26 IST Papua New Guinea’s Mount Ulawun volcano spewing lava. (AFP)   Kokopo:  Papua New [...]

福井・大飯原発3号機、きょう再稼働 2019年6月26日 毎日新聞 朝刊 21面 6月27日7時に臨界に

[関西電力からの回答] 2019年6月27日  2019年6月26日17:50pm、関西電力に電話しました。「関西電力のホームページ、大飯発電所運転出力状況トレンドを見ても、大飯原発3号機は出力0のままだ。本当に今日、3号機は再稼働しているのか? 」と。本日2019年6月27日11:10amに、関西電力、京都支社の松本さんから、回答がありました。「大飯発電所 運転出力状況トレンドは、原子炉の出力を示すものではなく、発電出力を表している。原子炉側の発電機が電力系統とつなぐ、並列した後に、出力が表示される。並列までは0表示です。」「昨日2019年6月26日夜21時に原子炉を起動させて、本日6月27日朝7時に臨界に達した。」と。「原子炉起動の時間、臨界の時間、関西電力のホームページに公表しているのですか?」「今回、原子炉の起動開始の時間、臨界の時間は公表していない」と。 「原子炉の起動から臨界までは非常に不安定になりますよね。無事できたなら、できたと公表するべきだ。」と強く要請しました。 ○発電機で発生させた電気を電力系統に送り出すため、発電機と電力系統の電圧、周波数、位相を合わせて、電力系統に接続することを「並列」といいます。-「高浜発電所3、4号機の運転再開工程について」関西電力株式会社 2017年4月26日 以上、2019年6月27日 17:30pm記 [解説]  関西電力が昨年2018年に、4機もの原発を再稼働させました。大飯原発3号機、4号機、高浜原発3号機、4号機です。これらのうち、高浜原発3号機と同4号機は、プルトニウムを強化したMOX燃料を使用しています。  原発は13ヶ月運転するごとに、定期点検を行わなくてはなりません。原子炉の核分裂を止めます。大飯原発3号機は、今年2019年4月11から、定期点検に入っていました。ところが定期点検中の今年4月22日使用済み核燃料集合体を取り出し、新しい核燃料集合体と取り替える交換機が、止まるべき所で止まらず4cmもオーバーして止まるトラブルが起きました。  そのため、2019年6月18日起動試験開始の予定を遅らせ2019年6月23日、原子炉を起動させて、再稼働工程を始める報道がありました。  〈参考〉 一度、止まった原発を動かすな!関西電力、大飯原発3号機が2019年6月末再稼働か?    そして、今日2019年6月26日、関西電力は大飯原発3号機の再稼働工程を始める、と発表しました。しかし、この2019年6月25日付けの関西電力の発表は、昨日の何時に行われたのでしょうか?編集者が昨日2019年6月25日15:00現在で、確認したところ、以下の関西電力の発表はありませんでした。このように再稼働工程を始める時期をギリギリまで明らかにせず、反対運動が盛り上がらないように、盛り上がらないようにしています。極めて姑息なやり方です。  〈関西電力資料〉 2019年6月25日関西電力株式会社 大飯発電所3号機の原子炉起動予定および調整運転の開始予定について  大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、2019年4月11日から第17回定期検査を実施しておりましたが、2019年6月26日に原子炉を起動し、翌27日に臨界に達する予定です。 その後は、諸試験を実施し、6月28日に定期検査の最終段階である調整運転を開始する予定であり、7月下旬には原子力規制委員会の最終試験を受けて本格運転を再開する予定です。 以 上 (添付資料)大飯発電所3号機 第17回定期検査の概要 [PDF 472.11KB]  [解説] 2019年6月26日 6:30現在、再稼働工程で、原子炉起動は開始されていません。 2016年4月熊本地震、2018年6月大阪府北部地震、9月北海道胆振東部地震、2019年6月新潟県下越沖地震と、直下型の地震が頻発しています。    原発を地震大国、日本で動かすことは自殺行為です。原発事故と放射能汚染の恐怖を抱えながらの生活はおかしいです。そもそも、白血病や甲状腺がん、心筋梗塞、脳梗塞、様々ながんを引き起こしかねない、被曝労働が前提の原発など倫理的に運転させることは間違いです。   [記事] 福井・大飯原発3号機、きょう再稼働 2019年6月26日 毎日新聞 朝刊 21面  関西電力は219年6月25日、4月から定期検査中だった大飯原発3号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)を26日に再稼働させると発表した。調整運転を経て7月下旬から営業運転に入る。大飯4号機は7月上旬に定期検査に入るため、3号機の再稼働が順調に進めば、関電の原発(11基中4基が廃炉決定)で今夏に営業運転するのは高浜3、4号機(同県高浜町)と合わせて3基となる。 きょう原子炉起動 来月7月23日にも営業運転 大飯3号 2019年6月26日  福井新聞    福井新聞関西電力は2019年6月26日、定期検査中の大飯原発3号機(加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)の原子炉を起動させる。28日に発電・送電を開始し、7月23日にも原子力規制委員会の最終試験を受けて営業運転を再開する見込み。  関電から25日、県に入った連絡によると、今回の定検では燃料集合体193体のうち、新燃料36体を含む64体を取り換えた。2次系配管207カ所を超音波で肉厚測定したが、問題はなかった。過去の点検で減肉傾向などが確認された67カ所を、耐食性に優れたステンレス鋼配管などに交換した。  このほか、新規制基準に適合した原発では初めて、原子炉停止時に必要な高圧注入ポンプといった重要安全施設に電力供給する電気盤の遮断器の遮断時間を変更する工事などを行った。  4月22日には、原子炉に装荷している燃料を使用済み燃料プールに移送中、移送装置が正規の位置を超えて停止。装置の速度を磁力で切り替えるスイッチと装置の部品が変形した。このトラブルで、原子炉起動は当初の予定より5日遅れとなった。  大飯3号機は2018年3月に原子炉を起動。同4月から営業運転を行い、19年4月に定検に入った。次回定検は20年夏ごろの予定。(牧野将寛)

放出源不明の放射性物質…青森で検出 人体に影響なし 2019年6月24日 読売新聞

[解説]  「青森県むつ市の施設では2012年と14年にキセノン135を少なくとも19回観測。18年にはむつ市のほか、北海道幌延町の施設でも観測した」「観測されたキセノン135は最大で1立方メートルあたり3・88ミリ・ベクレル」。つまり、東京電力福島第一原発で、2012年、2014年、2018年に、10数回以上再臨界が起きた、と考えるべきです。放出源は、東京電力福島第一原発です。   放出源不明の放射性物質…青森で検出 人体に影響なし 2019年6月24日 読売新聞 放射性物質キセノン135を観測した青森県むつ市の観測施設(日本原子力研究開発機構提供)    北朝鮮などによる核実験を監視している日本原子力研究開発機構の施設(青森県むつ市)で、放出源がわからない放射性物質キセノン135が大気中から複数回、観測されている。人体に影響のないレベルだが、同機構は「核実験由来の放射性物質と区別がつかず、観測の精度に影響しかねない」と困惑し、放出源の特定を急いでいる。  観測施設は、同機構と核実験全面禁止条約機関(CTBTO)準備委員会(本部・ウィーン)が設置し、核実験に伴って出る放射性物質を監視している。  同機構によると、青森県むつ市の施設では2012年と14年にキセノン135を少なくとも19回観測。18年にはむつ市のほか、北海道幌延町の施設でも観測した可能性があり、データの分析を続けている。観測されたキセノン135は最大で1立方メートルあたり3・88ミリ・ベクレルとごく微量で、高感度の施設でだけ検出できるレベルだった。  キセノン135の観測時に、北朝鮮による過去6回の核実験は行われていなかった。同機構が、観測当時の気象条件などを基に放出源を推定したところ、方向などがバラバラで、特定の場所から放出された可能性は低いという。  同じくキセノン135を監視する群馬県高崎市の施設では、同時期に観測されていない。  同機構によると、キセノン135は自然界にほとんど存在せず、核実験などで人工的に作られる。稼働中の原子力発電所でもできるが、11年の東京電力福島第一原発事故の影響で東日本の原発は稼働していない。  同機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センターの木島佑一主査は「近海を航行する他国の原子力潜水艦の可能性があるが、どこから来ているのかまだ謎だ」と話している。

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