内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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内部被ばくを考える勉強会【給食やコンビニ弁当に潜む死の灰は?】 2019年5月11日(土)14時 宮崎県小林市

[ 2019年5月11日; 2:00 PM to 5:00 PM. ] 内部被ばくを考える勉強会【給食やコンビニ弁当に潜む死の灰は?】原発事故から8年。自然にも放射線があるから、少しくらいなら大丈夫って本当?自然放射能と人工放射能って、どう違うの?文部科学省の放射線副読本に書かれた「放射線は量が問題」の意味は? 講師に「内部被ばくを考える市民研究会」代表の川根眞也さんをお招きし、やさしく学べる勉強会を開催します。 ------------------------日時:2019年5月11日(土)   14:00~17:00 (開場13:30) 会場:イーヴィレッジ(宮崎県小林市本町19) 資料代:1,000円(会員・大学生500円)※高校生以下無料 主催:さよなら原発小林連絡会 問合・申込:move.to.miyazaki あっと gmail.com(中里) あっと を @ に換えて下さい。------------------------ 講師紹介川根 眞也(かわね しんや)内部被ばくを考える市民研究会 代表 埼玉県内公立中学理科の教師として、長年教育に携わる。2011年3月11日、理科室にあった放射能計測器の異常な上昇を計測して以来、身近な放射線を測定し、発信し続ける。2011年8月に「内部被ばくを考える市民研究会」を発足させ、以来代表として、研究、測定、防御と啓蒙活動を継続する。2013年、ベラルーシを訪問し、報告書を作成。2018年3月、サナトリウム建設と、ストロンチウム測定を目指して、中学教員を退職。2018年4月から岐阜県に移住し、第一種放射線取扱主任者資格試験に挑戦中。

2019年4月15日から3号機の使用済みプールからの核燃料取り出しを開始。NHK、新聞はどう伝えたか?

 東京電力は、2019年4月15日朝8:50から3号機の使用済みプールからの核燃料取り出しを開始しました。今回は「未使用の核燃料集合体7体」と報道されていますが、取出した核燃料の横には

原告Aさんの意見陳述 「管理区域」は人が生活できる場所ですか? 原発事故賠償訴訟名古屋地裁で結審 2019年3月12日名古屋地裁

 2019年3月12日、原発事故賠償訴訟が名古屋地裁で結審されました。同日の口頭弁論で2人の方の原告意見陳述がありました。うち、Aさんの意見陳述全文を紹介します。 「管理区域」は人が生活できる場所ですか?  原告 A 2019年3月12日  「『管理区域』は、放射線のレベルが法令に定められた値を超えるおそれのある場所で、放射線業務従事者以外の者が立ち入らないような措置の講じられた場所である。 ① 外部放射線に係る線量については、3月間につき1.3ミリシーベルトを超え、 ② 空気中の放射性同位元素の濃度については、3月間の平均濃度が空気中濃度限度の1/10を超え、 ③ 放射性同位元素によって汚染される物の放射性同位元素の濃度が、表面密度限度の1/10を超える おそれのある場所をいう」  即ち管理区域は ① 空間線量で言えば年間5.2mSv ② 空気中の放射性物質の濃度は1/100万Bq/cm3 ③ 表面汚染密度で言えば4Bq/cm2  これはご存知のように放射線障害防止法で規定の規則です。  冒頭の部分には放射線業務従事者以外の者がみだりに立ち入るべきでないのが管理区域であると謳っています。  私たち一般公衆もこれまで、この概念で放射線から守られてきたはずです。  放射線業務従事者は自らの職業選択等の自由判断によって管理区域に入ります。  しかも彼らはそこでの労働の対価として利益を得ることが出来ます。  しかし、私たち一般公衆については、それらの利益も無ければ放射線業務従事者のように線量計を帯同する、全面マスクをする、作業時間を管理する等の放射線防護措置を取る事も出来ません。  24時間365日、身体の内外から被曝させられ続ける現状が目の前にあります。  18歳に満たない者は放射線業務従事者になる事が出来ません。  原発等の管理区域では飲食禁止ではないですか?  8年という時間が過ぎても、私たちの住んでいたところは管理区域と同等以上の環境のままです。  国が管理区域と同等以上の環境下に18歳未満の子供たちを放置する事は法令、規則違反になると言えませんか?  憲法には国は国民を守る義務と責任があると明記していますが、被災し困窮している国民の現状を知らぬふりをし続ける事は、私たちに保障されている様々な権利を剥奪しているものではないでしょうか?  一般公衆被曝限度の年間1mSvも無視し、20mSvというとんでもない環境下で住めるなどというのは、人としての尊厳をあまりにも軽視しているものといえます。  だからこそ私たちは被災者として避難を選択し、避難し続けているのだと言えます。  国が決めた区域区分は被災者の為に決められた境界ではありません。  放射性物質は県を越えない、町を越えない、道路を越えない。そんなおかしな行政的都合で、考え方で切り捨てられ苦しめられているのが避難者であり被災者であると言えます。  今、帰還できない環境作りが各地で進められています。  爆発により放出された放射性物質で国土が汚染されたからといって、フレコンバックに詰め、集約されたはずの汚染土壌を再び開封して園芸用作物の土壌材として使う。高速道路の拡張工事の基盤材として汚染土壌を使う、トリチュウム汚染水の海洋投棄等々。  帰還を勧めながらも汚染物質の拡散ばかりを推し進め、住めない環境ばかりを産み続けている事実を直視して下さい。  線量が下がったからといって帰還を促している福島県や、この裁判の本人尋問の中でも被告の国や東京電力が、空間線量が下がった根拠として取り上げて来た、各所のモニタリングポストの測定値は、単にその一地点のみでの観測結果でしかありません。  測定値は必ずしも原告らが暮らしていた個々の場所での測定値ではないことは留意されるべきでだと思います。  また、私たちは空間線量が低下した事だけで、避難の権利が否定されるべきではない証拠として、避難元の土壌を採取し分析依頼し、その結果を裁判所に提出しています。  その分析結果は先程の管理区域の基準値をはるかに凌駕する地点が多数存在することを示しています。  あるいはこの事実は、福島県で子供たちに甲状腺がんが増えている事の証左になるのかもしれません。  予防原則という立ち位置こそ、このような事故に対しては認められるべきだと思います。  帰りたくても帰れない。その状況を産んだのは国であり、東京電力であります。  国と東京電力は、事故原因を作った責任を認め、完全なる損害賠償を果すべき義務があります。  一つの企業の、一つの国の論理ではなく、人を人として認める社会倫理こそが、求められ問われているのがこの裁判だと思います。  そしてまたこの裁判は、日本という国が誰の為の国家であるのかについても世界中が注目している裁判であることを忘れないで頂きたいと思います。 2019年3月13日 中日新聞 27面

「放射線は量が問題です」と子どもに刷り込む、文部科学省放射線副読本。人工放射能と自然放射能をごちゃにして被ばくを強要。

 文部科学省が2018年10月、小学生、中学生、高校生に放射線教育をおこなうための、放射線副読本を改訂しました。この内容は2011年版、2014年版よりも悪い内容になっています。2011年版は文部科学省が直接作らず、原子力文化振興財団に丸投げしたもの。2014年版は「原発村に丸投げするな!」の批判を浴び、文部科学省初等中等教育局教育課程課の職員がその反省の下に改訂したものです。川根も、「放射線教育を考える会」として、文部科学省の担当課と内容について交渉してきました。2014年版は不十分な内容ですが、いくつか改善点が見られます。しかし、2018年10月版はその良い点をすべてかなぐり捨てて、更に悪質な「放射線は量が問題」という内容に改悪されています。 [2011年版から2014年版の改善点と2018年版の問題点] ① 東京電力、福島第一原発事故が起きた後の「放射線副読本」にもかかわらず、原発事故の記述が一切なかった2011年版から、2014年版では冒頭に東日本一帯に広がる放射能汚染地図を掲載したこと。今回改訂された、2018年10月版では、この図版が削除されています。 ② 不十分ながらも、放射性物質に汚染された子どもたちのからだを「移動教室」によって、心身ともにリラックスする取り組みが福島県で行われていることが記載されたこと。本来ならば、これは「保養」と呼ぶべき事業であり、福島県のみならず、東日本全域で取り組まれなければなりません。この「移動教室」の取り組みが2018年10月版では削除されました。 ③ 直接的にはありませんが、自然放射能と人工放射能との違いを2014年版では書いています。そして、放射性セシウムのような原発事故由来の放射性物質の摂取量を少なくすることが大切です、と書いています。 「不必要な内部被曝ばくを防ぐには、原子力事故由来の放射性セシウムのような、放射性物質の摂取量をできるだけ少なくすることが大切です。なお、カリウムは生物に必要な元素で、自然界に存在する放射性カリウムは原子力事故以前からほとんどの食品に含ふくまれています。体の中のカリウム濃度は一定に保たれているので、カリウムをたくさん食べたからといって、余計に蓄積するものではありません。」2014年版 pp.11 ④ 2018年10月版では、この自然放射能と人工放射能との違いについての記述が消え、そして、両者をごっちゃにして「放射線は量が問題」という記述があらたに挿入されています。 「放射線が人の健康に及ぼす影響については、広島・長崎の原爆被爆者の追跡調査などの積み重ねにより研究が進められてきており、放射線の有無ではなく、その量が関係していることが分かっています。」2018年10月版 pp.10 [解説]自然放射能と人工放射能の決定的な違い ① 自然放射能は、地球誕生時から存在していました。自然放射能であるウラン238の半減期は45億年。地球誕生は48億年前ですから、地球誕生時には現在の2倍の量のウラン238が存在し、現在の2倍の放射線で海は満ち溢れていたと考えられます。カリウム40は宇宙期限の自然放射能です。カリウム40の半減期は12.5億年。地球の年齢48憶年は、その4倍。つまり、地球誕生時には、現在のカリウム40の2の4乗倍=16倍の放射線に満ち溢れていました。 ② 生命は地球誕生から8億年たった頃に誕生したと言われ、以来40億年かけて、このやっかいな自然放射能による遺伝子破壊と取り組んできました。カリウムは生命を作る細胞には欠かせない元素であり、細胞の中では高い濃度で存在し(約90%)、細胞の外では低い濃度で(約2%)存在する元素です。逆にナトリウムは細胞の外で高い濃度で存在し(約55%)、細胞の内部では低い濃度で存在します。このことが、(1) 細胞の大きさを維持するのに役立ち、(2) 体内を弱アルカリ性に維持し、(3) 筋肉の収縮のための電位を作るのに役立ち、(4) 細胞が栄養分を吸収することに、役立ちます。 ③ その細胞の生命活動に不可欠なカリウムの中に、放射性のカリウム40が質量比0.0177%含まれています(カリウム40は宇宙起源)。つまり、10万個カリウムの原子があれば、17個か18個が放射能を持つカリウム40です。しかし、この半減期が12.5億年であることは忘れないで下さい。(2018年12月13日記では1000個のカリウムとなっていました。正しくは10万個のカリウムの原子があれば、17個か18個が放射能を持つカリウム40です) [練習問題] よく「これくらいの放射線は安全だ」と主張する、放射線の専門家は、こう言います。 ア.「私たちが普段食べている食品にもカリウム40が含まれている。」 イ.「日本人のからだには約4000ベクレルのカリウム40が含まれている。」 ウ.「だから、放射能ゼロの食品などあり得ない。」 エ.「カリウム40と同じ程度の放射性セシウムを食べても安全。」 と。果たしてそうでしょうか。あなたは、この放射線の専門家に対して、どう反論しますか?考えてみて下さい。 [解答例]  確かに、食品にはカリウム40が含まれていて、バナナ1本には13ベクレル、ご飯1杯には6ベクレル、ポテトチップス1袋には36ベクレル、含まれています。日本人の成人男性で体重60kgの人のからだには約4000ベクレルのカリウム40が含まれています。アとイは正しい。  しかし、カリウム40は自然放射能ですが、放射性セシウム(セシウム134,セシウム137など)やストロンチウム90は人工放射能で、そもそも食品中にはほとんど含まれていなかったもの。原発事故前は、バナナ、ご飯、ポテトチップスには放射性セシウム、ストロンチウム90は1ベクレル/kgも含まれていませんでした。 <参考>1988年(チェルノブイリ原発事故の2年後)で 精米 セシウム137 0.036ベクレル/kg(44試料の平均値) お茶碗1杯200gとすると 0.007ベクレルのセシウム137    ストロンチウム90 0.010ベクレル/kg(44試料の平均値) お茶碗1杯200gとすると 0.002ベクレルのストロンチウム90  自然放射能カリウム40と原発事故や大気圏内核実験で放出された人工放射能(放射性セシウムやストロンチウム90など)とを、同列に扱うのは詐欺です。編集者はこれを「カリウム詐欺」と呼んで批判しています。ウは間違い。  エについて「カリウム40と同じ程度の放射性セシウムを食べても安全」でしょうか?ちょっと、説明が長くなります。最後までお付き合い下さい。  自然放射能カリウム40が、生命の遺伝子に悪影響を与えるのを少なくし、被害をできるだけ少なくするために、生命はいろいろな工夫をしました。 ・ 細胞の内外の同じ場所にカリウムを留めない。細胞にはアトポーシスという自殺プログラムが組み込まれていて、一定の時間が経つと細胞は壊れていきます。同時に隣の細胞が細胞分裂をして、その間隙を埋めていきます。そのため、食事でカリウムと摂ると同時に、同量のカリウムを排出しています。かりにカリウムを食べ過ぎたとしても、過剰な分のカリウムは数時間以内に、尿でその50%が排出されます。カリウムには、尿、汗をはじめ7つの代謝経路があります。食べ過ぎても、多い分は排出されます。 ・ ここでカリウム原子1000個の中に17個か18個含まれているカリウム40の半減期を思い出して下さい。半減期12.5億年。多くのカリウム40は崩壊してベータ線、ガンマ線を出すことなく、体外に排出されていくのです。しかし、カリウム自体がからだ全身にありますから、体重60kgの男性の場合1秒間に4000個のカリウム40が崩壊しています。(これが4000ベクレルの意味です。)1個のカリウム40は崩壊の時にベータ線1本、ガンマ線1本を出します。しかし、カリウム40が宇宙起源ですから、一部分に不均等に集まっていることはありません。からだ全身に平均的に散らばっています。からだのあちこちでベータ線、ガンマ線を出し遺伝子を傷つけても、人間などの生命は遺伝子修復の働きを持っていますから、修復できます。 ・ また、生命はこのカリウム40が出すベータ線、ガンマ線の影響をできるだけ小さくするために、細胞分裂のときにだけ、DNAの二重らせん構造の姿を取ることにしました。他のときは、DNAをヒストンという何個もの糸玉にぐるぐる巻きにして、更にそれをまとめて、X字の形にした染色体にしました。こうすることでカリウム40などの自然放射線がDNAを切断して、傷をつけることを防ぐことができます。唯一、DNAが放射線の傷つけられやすいのは、細胞分裂のときに、この染色体の糸玉がほどけて2本のらせんになったときです。2本のDNAのらせんが、対となる塩基を引き寄せて、それぞれのパートナーのDNAを複製します。この時が放射線により切られてしまう可能性が高い。その細胞分裂のDNA複製の時以外は、ヒストンという糸玉にぐるぐるまきにし、更にまとめてX字の染色体の形に生命がしているのは、自然放射線に対する対策だと言われています。  ところが、自然放射能カリウム40に効果的なこれらの崩御策が、人工放射能である、セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90などには効きません。 ・ 地球上に人工放射能セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90などがばらまかれたのは、1942年のアメリカの原爆開発の時からです。アメリカはウランの核分裂を利用した核爆弾の製造に取り掛かります。それがマンハッタン計画です。アメリカは原爆で使うプルトニウムを生産するために、原子力発電所を作りました。そもそも原発は原爆のために考え出されたことを覚えておく必要があります。原発の推進は必然的に核兵器開発につながります。1945年7月アメリカは3発の原爆を開発します。1発は7月16日ニューメキシコ州アラモゴードで核実験トリニティに使い、2発目は8月6日に広島に投下。ウラン型原爆でした。3発目は8月9日に長崎に投下。プルトニウム型原爆でした。 ・ 対抗するソ連が1949年原爆実験に成功。以来、米ソは競い合って大気圏内で核実験を繰り返します。その数、アメリカ 1032回、ソ連 715回。そして、米ソだけでなく、核兵器保有国はどんどん増えていきます。フランス 210回、中国 45回、イギリス 45回。北朝鮮 6回、インド 3回、パキスタン 2回。イスラエル、南アフリカ 1回。1963年米ソを中心とし大気圏内などの核実験を禁止する、部分核実験禁止条約(PTBT)を結ばれるまで、地球上全域にセシウム134,セシウム137,ストロンチウム90などがまき散らされていったのです。 ・ このセシウム134,セシウム137,ストロンチウム90など人工放射能は、自然放射能と違い、地球上の生命がつきあい始めてから、たった73年ほどしか経っていません。自然放射能カリウム40とは違い、排出する経路が確立していません。また、人工放射性物質ですから、大地や水、空気に偏在し、食品の中の一部分に偏在してあります。呼吸、飲食で体内に吸収した際に、体の臓器の一部分に偏在します。決して、からだ全体に平均的に散らばることはありません。ですから、自然放射能カリウム40は一定以上蓄積せず、各臓器にも濃縮することはありませんが、人工放射能セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90などは、食べ続けるとどんどん体内に蓄積し、臓器の一部分に濃縮していきます。つまり、特定の臓器の特定の組織を放射線で傷つけます。また、ミトコンドリアという部分が細胞のエネルギーを作っていますが、セシウム137はこのミトコンドリアのエネルギー生産をできなくすることがわかっています。さらに、女性がセシウム137を40ベクレル/kg(体重あたり)蓄積すると、性ホルモンの産生を阻害され、妊娠できなくなることが分かっています。また、そうしたセシウム137で体内汚染された女性の体内では、胎児もホルモンの異常から奇形となって生まれたり、将来からだが弱い子どもとして生まれる危険があることが分かっています。(ユーリ・I・バンダジェブスキー,N・F・ドウバボヤ『放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響』2013年,合同出版)カリウム40では、こうした不妊、先天的奇形、病弱で生まれること、は起こりえません。 ・ また、セシウム134の半減期は2年、セシウム137の半減期は30年、ストロンチウム90の半減期は29年です。人間が生きている間に崩壊して、ベータ線、ガンマ線を出す確率が、カリウム40と比べて非常に高いです。これが、自然放射能カリウム40とまったく健康影響が異なる点です。 ・ 放射線の専門家がよくこう言います。「カリウム40もセシウム137、ストロンチウム90が出すガンマ線、ベータ線は同じだから健康影響は同じです。」と。これは間違いです。(1)カリウム40は、カリウムとして新陳代謝され、一定以上に溜まることはない。しかし、人工放射能セシウム137、ストロンチウム90は1ベクレルでも食べ続ければ蓄積する。(2)カリウム40は、カリウムとして摂取され、偏在することはない。からだ全身に均一に散らばる。しかし、人工放射能セシウム137、ストロンチウム90は人工放射能であるため、一部分の臓器の組織に偏在し、濃縮する。(3)「セシウム137は筋肉にしかたまらない。細胞分裂しにくい、脳や心臓にはたまらない」と放射線生物学で言われるが、セシウム137はもっとも多く甲状腺に蓄積し、脳や心臓にも蓄積する。セシウム137が甲状腺がんを引き起こすことはあり得る。また、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがあり得る。カリウム40ではこのどれもあり得ない。(4)カリウム40が骨髄に集中的に蓄積することはないが、ストロンチウム90は骨髄に集中的に蓄積する。崩壊すると、ベータ線を出し、骨髄細胞を傷つけ、白血病と骨がんを引き起こす。カリウム40ではあり得ない。  したがって、エ.「カリウム40と同じ程度の放射性セシウムを食べても安全。」は大間違い。もし、これを語る放射線の専門家がいたら、その方は「カリウム詐欺」師です。  これと同じ理屈で、文部科学省は「放射線は量が問題です」と子どもたちに刷り込みをしようとしています。この「量」には、カリウム40なのか、セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90なのか、という核種の違いは考えに入れていません。ただベクレル数だけを問題にして、カリウム40がバナナ1本に13ベクレル、ポテトチップス1袋に36ベクレルあるならば、バナナ1本にセシウム137が36-13=23ベクレル入っていても、ポテトチップス1袋食べるのと同じだから安全、と説明しているのです。  これは「カリウム詐欺」です。うそを子どもたちに信じこませ、福島県産をはじめとする、放射能汚染食品を子どもたちから食べさせようとしています。文部科学省は子どもたちから洗脳し、その家族、大人たちへと、放射能のうそを信じ込ませ、放射能汚染食品を平気で食べれる日本人を育成しようとしています。放射線のウソを書き連ねた、放射線の副読本は撤回すべきです。 <参考となる資料> 放射能の基礎知識 人工放射能はなぜ危険か? 国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護モデルを信用したら、殺されます。ICRP pub111より   体重5kgの赤ちゃんは毎日0.32ベクレル セシウム137 を摂取し続けると体内10ベクレル/㎏になる   <文部科学省 放射線副読本 ダウンロードページ> 小学生のための放射線副読本 文部科学省 2011年3月 中学生のための放射線副読本 文部科学省 2011年3月 上巻 中学生のための放射線副読本 文部科学省 2011年3月 下巻 高校生のための放射線副読本 文部科学省 2011年3月 上巻 高校生のための放射線副読本 文部科学省 2011年3月 下巻 http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8315890/www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm 小学生のための放射線副読本 文部科学省 2014年2月改訂 中学生・高校生のための放射線副読本 文部科学省 2014年2月改訂 http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9514442/www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1344729.htm 小学生のための放射線副読本 文部科学省 2018年10月改訂 中学生・高校生のための放射線副読本 文部科学省 2018年10月改訂 http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1409776.htm                                          

「若年者甲状腺癌の臨床的検討」 武市宜雄 1997年

 広島の武市宣雄医師他が日本臨床外科医学会雑誌(1997年)に「若年者甲状腺癌の臨床的検討」という論文を書いています。 若年者甲状腺癌の臨床的検討 杉田圭三 武市宣雄他 日臨外医会誌 58(3)1997  この論文によれば、広島大学第2外科では、1973年から1995年の過去23年間に10例の若年甲状腺癌を経験した、とあります。その10例とは ※ 23年間で若年者甲状腺がんの症例10例  川根が論文から整理、注釈をつけた。 1973年-1977年(4年間) 2例1977年-1981年(4年間) 2例1982年-1986年(4年間) 0例 チェルノブイリ原発事故(1986年)までの4年間1987年-1991年(4年間) 5例 チェルノブイリ原発事故から1年後~5年後の4年間1992年-1995年(3年間)               不明1例  「甲状腺がんの発生要因として、頸部へのX線照射が問題とされ、20歳未満の甲状腺がん患者の20%にX線照射の既往があったとの報告も見られる。  Frankenthaler RA, Sellin RV, Cangir A, et al: Lymph node metastasis from papillary follicular thyroid carcinoma in young patients. Am J Surg 160: 341-343, 1990  「当科の症例では、全例、両親の被ばく、X線照射と無関係であった」、とあります。 また、 「小児甲状腺がんの特徴として、(1)男児の比率が成人に比べ高い。男女比は1:1.5~2.6と報告されている。(2)初診時、頸部リンパ節転移、肺転移を起こしている症例が多い。(3)進行度の割に予後良好であることが多い。(4)肺転移に対してヨウ素131治療の有効例が多い。などが報告されている。 症例1は気管、反回神経に湿潤し、多発性肺転移を起こした進行がんであり、これらの特徴を備えている。  小児甲状腺がんの場合、発症機転として結核、気管支喘息様の症状で見つかることがあり、注意が必要とされる。」 と書かれています。  また、奈良県立医科大学耳鼻咽喉科の清水直樹医師は、日本小児耳鼻咽喉科学会の会誌(2008年)に「当科における小児甲状腺癌の検討」という論文を書いています。 当科における小児甲状腺癌の検討 清水直樹 他 奈良県立医科大学耳鼻咽喉科 2008  この中で、「奈良県立医科大学耳鼻咽喉科では1990年から2006年の過去17年間に7例の小児甲状腺がんを経験した。」「性別は男性3例、女性4例で、年齢は8~16歳、平均年齢は11.6歳であった。病理組織型は、乳頭がん6例、濾胞がん1例と、成人同様乳頭がんが多く認められた。」と述べています。また、「頸部リンパ節転移は全例に認められ、T4の3症例(8歳の女の子、8歳の男の子、12歳の男の子)はすべて肺転移を認めた。」とも書かれています。「小児・若年性甲状腺がんの特徴としては、死亡率は低いが、再発が多いことがあげられる(野口志郎:小児甲状腺癌の特徴.内分泌外科,17:247-250,2000)。症例1(8歳の女の子)は術後3年目に肺転移、症例4(12歳の女の子)は術後2年後にリンパ節再発を認めている。これらの結果からは、局所再発や遠隔転移に対する対策が治療上重要であると考えられる。」とも。 表1 小児甲状腺がん症例症例 年齢 性 触診所見 病理診断 病床病期  経過年数   その他   診断年月1     8  女 びまん性 濾胞がん T4N1bM1 15年10カ月  肺転移  1991.5チェ事故5年1カ月2     8  男 びまん性 乳頭がん T4N1bM1  1年 9カ月   肺転移  2005.6チェ事故9年2カ月3    12  男 びまん性 乳頭がん T4N1bM1   転院   肺転移   不明4    12  女 結節性  乳頭がん T3N1bM0  6年 5カ月  リンパ節再発                                      1990.1チェ事故4年6カ月 5    12  女 結節性  乳頭がん T1N1bM0  1年 8カ月          2005 . 7チェ事故 9年3カ月 6    13  男 結節性  乳頭がん T3N1bM0 10年 9カ月           1996 . 6チェ事故10年2カ月7    16  女 結節性  乳頭がん T2N1bM0 16年 5カ月         1990.10チェ事故4年6カ月 ※ 診断年月は川根が経過年数から計算した。この論文の発表年が2008年。経過年数は2007年3月までと判断して、診断年月を計算した。<凡例> 症例1  2007年3月-15年10カ月=1991年5月 チェルノブイリ事故から5年1カ月経過  まとめると、以下のようになります(川根)。 1990ー1993年の4年間 診断症例 3例(チェルノブイリ原発事故から4年~7年後) 1994ー1997年の4年間 診断症例 1例(チェルノブイリ原発事故から8年~11年後) 1998ー2001年の4年間 診断症例 0例(チェルノブイリ原発事故から12年~15年後) 2002ー2006年の5年間 診断症例 2例(チェルノブイリ原発事故から16年~21年後) 不明 1例 ※ チェルノブイリ事故当時の年齢 3歳、3歳、3歳、7歳、11歳、産まれていない、不明。  国立がん情報センターの統計から小児甲状腺がん(0-19歳)の罹患について抜き出し、年ごとの罹患者数、および10万人あたりの罹患率を川根が整理しました。Excelデータです。 甲状腺がん 全国がん罹患数・率 推定値1975 2011年 国立がん研究センターがん情報サービス

三田茂医師講演会 2018年9月23日(日・祝)11:00 兵庫県芦屋市

[ 2018年9月23日; 11:00 AM to 1:00 PM. ] 2018年9月23日(日)、三田茂先生の講演会が芦屋市であります。 以下、長くて恐縮ですがぜひ、ご紹介させてください。   私は、私の娘は、先生の一患者です。   4年前の、東京でのこと。 「この子は、前はこんなではなかった。一体どうして?事故…まさか、放射能?東京で?」 まわり中、すべての人に否定されながらも、どうしても消せない懸念。 本当のことが知りたかった。 たとえ絶望が待っているとしても。   先生の講演をYouTubeで初めて聞いたのはそんな頃。娘が1日たりとも元気を取り戻せなくなっていた頃。 「僕はそれは被ばくの影響と思います。」 その後初めて先生にお会いした時、先生はそんなふうにはっきりおっしゃった。 でも、絶望、はしなかった。 なぜなら、初めて問題に向き合えたから。 そして、動く、放射能から離れる、という道があることを、私は先生の講演により知ったから。 それは大きな希望。   今、神戸に住む私の前には、元気な、はつらつとした、中学生になった娘がいます。   国が話すように、放射能は安全などではないこと、きちんと警鐘鳴らす専門家、お医者、は確かに存在しています。 でも私は、この三田先生ほどに危機感を持たれている先生を他に知りません。 避難をした先生、というのも知りません。   放射能の影響は、どうやって知る? 空間線量?土壌汚染?国やICRPの基準?広島・長崎?チェルノブイリ? それは、今、私たちの体、一人一人をみていくのだ、と、人の体に起きている事から見ていくしかないのだ、と先生はおっしゃっていました。   私も思うのです。それがきっと1番真実に近いのだと。先生が何千という患者さんをみて、危機感を持たれたように、私もひとりの、娘の体を通し、同じものを感じました。   そして、それは、逃げたら終わりでは無いことを知るようにもなりました。三田医院で定期的に受けてきた血液検査から。1年半前に先生が始められた下垂体機能に関わるホルモン検査を受けるようになってから。 私は娘の症状の本当の意味と、今首都圏の人たちを中心に起きているかもしれないことを知るようになりました。   だるい 疲れやすい 根気が続かない 忘れっぽい   それは、先生が「能力減退症」と呼ぶもの。 これが三田医院に来ている患者さんだけの問題であるはずがないのです。 いったいどれだけの人たちが、子どもたちが、そうとは知らず日々の不調に苦しんでいることか。 私たちは、まず、知るべきです。共有すべきです。ひとりでも多くの人と。 この原発事故がもたらしていることを。   それは、これから長きにわたり、私たちや、私たちの子供たちが被ばくから守られていくために。 すべては、命が守られていくために。   講演会を前に、三田茂先生の言葉より   「私は一開業医ですので、物理学的、理論的な議論討論には興味がありません。 医師として私達の健康をどう観察し評価するか、治療の可能性はあるのか、今後何に気をつけていくべきか、をあれ以来ずっと考えています。……   ……国際的に認められている甲状腺癌と白血病よりも、致死的ではないが健康を害する様々な病態、チェルノブイリでは草の根的に言われてきた体力の低下、荒廃する地域社会を当初から心配してきたが、どうやらその心配が現実化しつつあるように感じます。」   先生の書かれた論文 「新ヒバクシャに能力減退症が広がっている」 https://www.facebook.com/notes/%E4%B8%89%E7%94%B0-%E8%8C%82/2017%E5%B9%B4-%E7%A7%81%E3%81%AE%E8%A8%BA%E7%99%82%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81-%E3%81%A7%E3%81%99/1569983003117347/   長くなりましたが、本題のお知らせです。 さとのわ、という、関東からの避難者を中心とした避難当事者の素敵な集まりがあります。 今回、講演会を主催するのは、避難者である数名の実行委員会と、この、さとのわさんです。     日時   9月23日(日)               11:00〜13:00 三田茂講演会   3Fにて           13:00〜16:30 親睦会           1Fにて   場所   兵庫県芦屋市 木口記念会館 芦屋市呉川町14-10電話番号:0797-35-5262   主催:三田先生講演会実行委員withさとのわ 参加費:1000円(税込み) 定員:80名 参加希望はこちらより   こくちーず http://kokucheese.com/event/index/526844/   ※託児はありません。 小学生以上のお子様は一緒に講演会に参加してください 小学生未満のお子様は会場の後ろ側席をご用意しますのでこちらにお座り下さい お子さまが飽きてしまった場合は 別室を用意しますのでこちらをご利用下さい。          さて、講演終了後、13時からは1F多目的ホールへと降り、ご希望の方は、はここで食事をとりながら先生を囲んでの交流、親睦会へ、と移ります。 限定50食予約のさとのわ弁当のほかに、カレーやサンドイッチ、手作りパンや焼き菓子(うちの娘のクッキーも❤️)などを販売します。   この親睦会の名は、さとのわ chichi会。 さとのわ、とは、避難後の生活をみんなで助け合ってエンジョイしている、避難移住者の集まりです。 chichiというのは、父、のこと。   女性は打ち解けてすぐに仲良くなれる。でも男は?父同士は?なかなかそうもいかない! 野郎たちも、父たちも、みんなつながって仲良くしよう!という趣旨で始まった会なのです。ちなみに私が初めて参加した避難者の集まりがここでした。   避難された方も、そうでない方も、 父や母や、そうではない方も、 情報交換と、新たな事実の共有を。そして、新しいつながりが生まれることを願います。   三田茂先生は、避難者です。 そして、もう成人していらっしゃいますが、2人のお子さんのお父さんでもあります。 さとのわのchichiたちの仲間でもあるのです。   ぜひ、ともに先生の言葉に耳を傾け、私たちの思いも話しましょう。未来への不安や、健康についての心配も、共有していきましょう。 私たちに何ができるのか、一緒に道を考えましょう。 元気に、楽しく、生き抜いていくために。   以上です、必要とする1人でも多くの方に届いてほしい、と願います。 転載、拡散、大歓迎です。 ただ、事情があり私の名前は出さないでいただけるとありがたく思います。   どうぞよろしくお願いします。      

お話し会「福島産、食べないのは本当に差別ですか?~日本産食品の放射能汚染の実態と子どもたちの健康~」2018年9月16日(日)17:30 ニュージーランド,クラスイトチャーチ,個人宅

[ 2018年9月16日; 3:00 PM to 5:00 PM. ] お話し会 テーマ『福島産、食べないのは本当に差別ですか?~日本産食品の放射能汚染の実態と子どもたちの健康~ 』 【日時】2018年9月16日(日) 17:30pm(~19:00pm) 終了後、ポットラック(1皿料理または飲み物持ち寄り)  【場所】個人宅 8 Overdale Drive, Cashmere, Christchurch, NZ 【講師】川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会、放射能防御プロジェクト、元埼玉県さいたま市中学校理科教員) 【参加費】投げ銭 【お問い合わせ】Antonio YUGE         電話 (03)337ー2662         住所 8 Overdale Drive, Cashmere, Christchurch, NZ  福島産、食べないのは本当に差別ですか? ~日本産食品の放射能汚染の実態と子どもたちの健康~  埼玉の公立中学理科教員として長年勤務。内部被ばくを考える市民研究会代表の川根眞也が今年もニュージーランド、クライストチャーチに。 今も現状として終ることのない原発事故以降の日本の現状や海外在住の日本人が知っておくべき情報を話します。  日本に帰国しなくてはいけない方々への注意点もお話しします。 日程も間近ですが、ご興味ある方はぜひいらしてください。 *こちらの参加費は投げ銭という形を取っています。川根さんが発行する、被ばくに関する小冊子の発行にご協力いただけるありがたいです。      

玄海原発4号機、一次冷却水ポンプ交換だけで再稼働。2018年6月17日から再稼働工程か?

九州電力、玄海4号機は本来2018年5月18日から再稼働工程に入る予定でした。しかし、一次冷却水の循環ポンプで水漏れ、原因を調べていました。しかし、九州電力は、原因不明のまま、一次冷却水ポンプを交換するだけで2018年6月17日より再稼働工程を始めようとしています。朝日新聞などは、玄海原発4号機のトラブルは、全国版には書かず、西部本社版にだけ書いています。また、原発再稼働の情勢を書いた記事で、玄海原発3号機、玄海原発4号機の二次冷却水の脱気器空気抜き管トラブル、一次冷却水のポンプトラブルについて一切書いていません。また、東電が再稼働を目論んでいる、柏崎刈羽原発6号機、柏崎刈羽原発7号機のダクトに開いた穴についても書いていません(下記、記事をご覧下さい)。頼りになるのは、佐賀新聞や西日本新聞です。 朝日新聞の「脱原発ポーズ」、次々と起きる原発トラブルを一言も書かない 2018年5月13日2面 玄海4号機のポンプ異常、水の熱膨張で隙間 九電が原因発表佐賀新聞 2018年5月16日 9:20am  九州電力は15日、玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)で発生した原子炉容器内の水を循環させる一次冷却水ポンプの異常について、ゴム製のリングが機器の隙間にかみ込んだことが原因だったとする調査結果を発表した。4台全てのポンプで該当箇所の部品を新品に交換する復旧作業を同日から始めた。終了まで約10日間を見込み、再稼働は6月になる可能性が高い。  ポンプの軸部分の隙間からモーター側への冷却水流入を防ぐための「シール部」と呼ばれる装置で3日に流入防止用の水が通常の倍の量になる異常が分かり、5日から分解点検していた。  九電によると、ポンプの点検前に配管内のセンサーがうまく機能するように、内部を水で満たした。ところが予想以上に気温が上昇したため、水が膨張。機器の隙間を埋めるためのゴム製のリング(直径27センチ、厚さ5・5ミリ)が水に押し上げられて機器が固定されたことで隙間が空いた。そこから本来流れ込まないはずの水が流れ込み、異常を示した。  対策として、部品を新品に交換するほか、水の膨張に対応する余裕を確保するため、これまで閉じていた弁の一部を開くよう運用を見直す。同日は、原子力規制委員会や佐賀県、玄海町、唐津市、伊万里市にも報告した。 玄海4号、6月中旬再稼働九電、原子力規制委に申請佐賀新聞 2018年5月28日 21:19pm  九州電力は28日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)に関し、1次冷却水を高い温度で循環させるなどして冷却機能の性能を確認するといった再稼働前に実施する最終段階の検査を6月10日以降に行うとの申請書を原子力規制委員会に提出した。3月に再稼働した玄海3号機の日程などを踏まえると、再稼働は6月17日前後になるとみられる。  九電はこれまで5月24日にも再稼働するとの申請書を出していたが、3日に1次冷却水を循環させるポンプに不具合が見つかったことを受け、いったん取り下げていた。  今回の申請書によると、再稼働の前後に安全設備が正常に機能するかなどを確かめる検査は、当初の5月中に終えるとしていた日程を6月までに変更した。再稼働後、原子炉の発電出力がフル稼働状態になってから行う検査は7月に入ってから実施。営業運転は7月中旬になるとみられる。  3号機では、再稼働して1週間後の3月30日に、穴が開いた配管から蒸気が漏れるトラブルが発生。同タイプの配管を交換するなどし、5月16日に営業運転に復帰した。   平成30年5月28日九州電力株式会社 玄海原子力発電所4号機に係る使用前検査申請書の変更及び試験使用承認の再申請を行いました  玄海原子力発電所4号機については、起動工程を一旦止め、1次冷却材ポンプシール部の点検をおこなっておりましたが、点検・復旧の後、同ポンプの健全性を確認し、起動工程を再開しました。  このことから、今後の起動工程を踏まえ使用前検査工程の見直しを行い、原子炉等規制法等に基づき、原子力規制委員会等へ申請している使用前検査申請書について、本日、変更手続きを行いました。  また、発電所の総合的な性能を確認する最終の使用前検査(五号検査)を受検するにあたり、平成30年6月10日から使用前検査の合格日まで原子炉本体を試験使用する必要があるため、原子炉等規制法に基づき、本日改めて、試験使用承認を同委員会へ申請しました。  当社は、引き続き、国の検査に真摯かつ丁寧に取り組むとともに、再稼働工程を慎重に進めてまいります。 以上添付ファイル 玄海原子力発電所4号機に係る使用前検査申請書の変更及び試験使用承認の再申請を行いました(本文) (別紙)玄海4号機に係る使用前検査申請書の変更内容及び試験使用承認の再申請内容について

ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会 2018年3月14日(水)14:00 大阪

[ 2018年3月14日; 2:00 PM to 8:00 PM. ] ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会のご案内     3月11日の札幌を皮切りに、それぞれ形式は違いますが、ウラジミール先生と野呂美加さんの全国での講演会がスタートします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3.11から七年目を迎え、今あらためてベラルーシの経験に学ぼう ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会 「ベラルーシで、海外保養は、なぜ必要だったか?どうやって実現したか?」 日時 2018年3月14日(水) 会場 大阪府男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)セミナー室(五階)(定員50人)  〒540-0008大阪市中央区大手前1丁目3番49号 京阪「天満橋」駅、地下鉄谷町線「天満橋」駅1番出入口から東へ約350m。(徒歩6分)    http://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.html 講師 ウラジミール先生(ベラルーシのゴメリ州・チャウチャスク地区の元体育教師。    海外保養送り出しのための活動に参加。)    野呂美加さん(「チェルノブイリへのかけはし」代表 )     https://www.kakehashi.or.jp/ 第一部 受付開始 13時30分   開会   14時   閉会   16時30分 第二部 受付開始 17時30分  開会   18時  閉会   20時 ※第一部と第二部のお話は、基本同じですが、第二部の方がはじめてベラルーシの海外保養についての話を聞く人向けです。 参加費 第一部1000円    第二部1000円    (一部二部通し参加の方がおられたら 1500円となります)    避難者半額    学生・専門学校生 無料 第一部のみ別室保育あり(13時から17時半)(要申し込み 締め切り 3月10日12時) 《申し込み先》 申し込み先アドレス piasup314@yahoo.co.jp  お名前と連絡先 第一部希望 第二部希望 通し参加希望などご記入の上、申し込みください。 ※メールが不自由な方はお電話でも受け付けます。070-3325-0808 お名前と連絡先 第一部希望 第二部希望 通し参加希望などご記入の上、申し込みください。(先着順 定員になり次第締め切ります) 《特別上映》一部と二部の間の休憩時間に、5時から30分同じ会場で、「サクリフェイス」を上映します。第一部でも第二部でも、講演会に参加いただいた方は無料でご覧ください。 主催 ドーン避難者ピアサポートの会協賛 心援隊 講師紹介【ウラジミール・マグリシェフ先生、プロフィール】チェルノブイリの高汚染地帯のチェチェルスク地区で体育の教師をしていたときにチェルノブイリ事故が発生。生徒たちの体調異変、小児甲状腺がんの発症などに危機感を感じ、NGOグループ「チェルノブイリの子どもたちに」参加。子どもたちを海外へ保養に出すために、さまざまな圧力のもと活動を続けた。 【野呂美加さんプロフィール】NPO法人「チェルノブイリヘのかけはし」代表。1992年に、チェルノブイリ原発事故(1986年)で被災した子どもたちを、日本で転地療養させる活勣を始める。これまでに招待した子どもは19年間で648人、2005年国際交流基金より「地球市民賞」受賞、2009年末に夫の仕事のため北見市に移住。東日本大震災後、フクシマ原発事故による放射能汚染と、その子どもへの彫響について、チェルノブイリでの体験をもとにお母さんたちの相談にのっている。【主な著書】・子どもたちを内部被ばくから守るために親が出来る30のこと  ―チェルノブイリの体験から・チェルノブイリから学んだお母さんのための放射能対策BOOK・放射能の中で生きる、母たちへ  チェルノブイリからフクシマへ、子どもの命を守る知恵・ナチュラルマザリング「いま、子どもたちを守るために知っておきたい放肘艇のこと」 ベラルーシの子どもたちが伝える低線量被曝の姿など。

川根講演会「福島第一原発事故から6年。原発20kmに住民帰還。切り捨てられる避難者と自主避難者」2017年8月15日(火) 18:00 ニュージーランド,クラスイトチャーチ

[ 2017年8月15日; 6:00 PM to 8:00 PM. ] 「福島第一原発事故から6年。原発20kmに住民帰還。切り捨てられる避難者と自主避難者」  講演:川根眞也  日時:2017年8月15日(火) 18:00(早く来られる方は17:00に)  場所:ニュージーランド、クライストチャーチ 8 Overdale Drive, Cashmere, CHCH 参加費:Donation 問い合わせ&申し込み:Shinya Kawane 021-1830-443             (8/13 13:00pm以降~8/18 13:00pmの期間 通じます)            川根眞也 facebook にメッセージを            https://www.facebook.com/shinya.kawane.7       Antonio Yuge 03-337-2662 主催:クライストチャーチからの風 20:00時頃からは、ポットラック(各自飲み物 & 食べ物持ち寄り)で、ユックリとご歓談ください。 ご参加予定の方は、コメント欄にて、ご連絡ください。 尚、日本語のみで、英語通訳の予定はございませんので、念のため。 [講演会のご案内]  チェルノブイリでは、原発事故31年たった現在でも、原発30km圏内に住民を住まわせてはいません。セシウム137で3.7万ベクレル/m2以上あるところは、「放射線管理強化ゾーン」として、住民は住んでいますが、農作物は検査しないと出荷できず、また、あらたな住民の被ばくを避けるために、新しく工場等を建設することが禁じられています。自然放射線を0.04マイクロシーベルト/時としたとき、この「放射線管理強化ゾーン」は0.13マイクロシーベルト/時に相当します。  また、チェルノブイリの国では、セシウム137で18.5万ベクレル/m2以上あるところは、「移住権利ゾーン」として、移住しなくてはなりません。家、仕事や学校、畑が補償されています。自然放射線を0.04マイクロシーベルト/時としたとき、この「移住権利ゾーン」は0.66マイクロシーベルト/時に相当します。  更に、チェルノブイリの国では、セシウム137で55.5万ベクレル/m2以上あるところは、「強制・義務的移住ゾーン」として、廃市、廃町、廃村が決定され、住民は強制的に移住しなくてはなりません。自然放射線を0.04マイクロシーベルト/時としたとき、この「強制・義務的移住ゾーン」は2マイクロシーベルト/時に相当します。 表 ウクライナ 法に基づく放射線汚染ゾーンの定義  ところが、日本では、原発事故からたった6年しかたっていないのに、原発20km圏内や高放射能汚染地帯である、飯舘村の避難指示解除を行い、住民を帰還させています。2017年3月31日浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区、4月1日富岡町。その基準は年間20ミリシーベルト。チェルノブイリの国々hで年間5ミリシーベルトで住民を移住させていますから、その4倍もゆるい基準で避難指示を解除しています。その避難指示解除の目安となる空間線量は3.8マイクロシーベルト/時。チェルノブイリの国々の実に2倍の汚染度です。  帰還した住民は農作業を開始し、漁業を開始しています。飯舘村の山菜の汚染度は以下の通りです。 記事 来春避難解除 飯舘で放射能検査 山菜食べる日遠く 東京 2016年7月7日  こうした高濃度に汚染された野生のものを帰還した住民は自ら採り、または、生産して食べて内部被ばくをしていきます。日本政府や福島県、各自治体は測定はするものの、人々の命には責任を持っていません。   そして、年間被ばく5ミリシーベルトに相当する、福島県内の地域は、自主避難対象地域として、災害対策基本法に基づく「借り上げ住宅」として、住宅費が支給されてきました。ところが、2017年3月31日、4月1日の原発20km圏内の避難指示解除に合わせ、この「自主避難者」への住宅支援が打ち切らられています。まさに、「原発事故から6年たったから、放射能はもう大丈夫」「除染したから福島へ帰れ」の圧力が、自ら避難を選んだ人々にもかけられています。  夫を福島に残し、母子避難された方々も、住宅支援打ち切りを期に、経済的に帰還を迫られています。  まして、福島県外の東北・関東の放射能汚染地帯からの「自主避難者」に対しては何の補償もなく、経済的に負担を強いられ続けています。   果たして、本当に放射能はもう危険ではないのでしょうか。福島県だけでなく、東北・関東一円に小児甲状腺がんの子供たちが出ています。「3.11 甲状腺がん子ども基金」への申請があり、支給が決定した子ども、青年はすでに93 名にも及んでいます。福島県67 名(うち5 名は県民健康調査検討委員会の検査以外で判明)、岩手県1 名、宮城県3 名、秋田県1 名、新潟県1 名、茨城県2 名、群馬県1 名、千葉県2 名、東京都4 名、埼玉県3 名、神奈川県4 名、長野県2 名、山梨県1 名、静岡県1 名、です。    東京を始め、関東の子どもたちの健康状態も悪化しています。放射能から子どもの健康と未来を守るために、学校給食の安全、校外学習の行き先の安全、保養の体制作りが必要です。日本国憲法 第二十五条には以下のように歌われています。         すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。         国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。  私たちは、この生存権の実現を求めて、今こそ立ちあがらなくてはなりません。

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