内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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2018年5月

講演会『関東の放射能汚染について』講師:川根眞也 at 愛知県名古屋市 2018年6月17日(日)13時

[ 2018年6月17日; 1:00 PM to 4:00 PM. ] 原発事故被害者支えあいの会 あゆみR.P.Net 定例会 講演「関東の放射能汚染について」 講師:川根 眞也 氏 日時:6月17日(日)13時から16時頃 (12時30分開場) 場所:司法書士会館  2階大会議室   住所  愛知県名古屋市熱田区新尾頭1丁目12-3 https://goo.gl/maps/KbTZJD9xwMU2 参加費:無料 事前申し込み:不要 どなたさまでもご参加できます。どうぞお誘いのうえご来場下さい。 お問い合わせ:原発事故被害者支えあいの会 あゆみR.P.Net 事務局 E-mail jimu@ayumi-rpn.com 担当・猪腰 090-7525-6938  

チェルノブイリ事故による遺伝影響についての長期的研究 G.I.ラジューク ベラルーシ国立大学、ミンスク、ベラルーシ 2007年

チェルノブイリ事故による遺伝影響についての長期的研究G.I.ラジューク(ベラルーシ国立医科大学、ミンスク、ベラルーシ)、 佐藤幸男(広島大学) 【出典】チェルノブイリ事故による遺伝影響についての長期的研究      G.I.ラジューク(ベラルーシ国立医科大学、ミンスク、ベラルーシ)、 佐藤幸男(広島大学)      チェルノブイリ原発事故の実相解明への多角的アプローチ-20 年を機会とする事故被害のまとめ-     トヨタ財団助成研究(2004 年11 月~2006 年10 月)研究報告書 研究代表者 今中哲二 2007 年 【編集】川根 眞也 ※ 日本語訳、研究報告書では、「発達障害」、「重度発達障害」となっていたが、現在では「先天性奇形」という概念で説明されている内容であるので、川根がそれぞれ「先天性奇形」、「重度先天性奇形」に用語を統一した。また、kBq/m2の単位はすべてベクレル/m2に直した。(1kBq/m2=1000ベクレル/m2)。また、2.遺伝細胞学的影響に関する調査結果で、13.7万ベクレル/m2という数字があったが、チェルノブイリ法では13.7万ベクレル/m2という汚染区分はない。3.7万ベクレル/m2の誤りであると思われるので、3.7万ベクレル/m2に直して記載してある。「ミンスク州には、汚染レベルが17.5万ベクレル/m2 を越える地域も含まれている。」とあるが、チェルノブイリ法では17.5万ベクレル/m2という汚染レベルの区分はなく、18.5万ベクレル/m2の誤りであると思われるので、直して記載してある。 1.はじめに  チェルノブイリ事故影響に関する遺伝性先天性疾患研究所におけるほぼ20 年間にわたるベラルーシ住民の調査結果は、少なくとも4つの事項がチェルノブイリ事故と関係していることを示している。そのうち3つの関係性は証明されたものであり、ひとつは関係がありそうなものである。はじめの3つには:• セシウム137 汚染55.5万ベクレル/m2 以上の地域において、妊婦と新生児における染色体異常頻度が1986~1988 年に著しく増加したこと;• 同じ地域の同じ時期において、人工的流産胎児と新生児に認められた先天性奇形の頻度が著しく増加したこと;• 1986 年4 月26~30 日に最も放射線の強かった地域に滞在していた母親から1987 年1 月に生まれた子供たちにダウン症のピークが認められること. 証明はされていないものの可能性のある事柄は、チェルノブイリ事故前と事故後における、構造的染色体異常(SCA)の内容の変化である。遺伝病につながるような新たな(de novo)染色体異常が、先祖からの遺伝的染色体異常(inherited SCA)に加えて認められている。観察された変化の病因は一様ではない。トリソミーを含めて染色体異常の増加が主に放射線被曝によってもたらされたとしても、1987~1989 年に認められた増加は、多因子的な分類に属する障害である。つまり、この種の疾病の原因には、放射線のみならず、栄養障害や、ホルモン、免疫などが関係している。 2.遺伝細胞学的影響に関する調査結果  ベラルーシのゴメリ州とモギリョフ州において、チェルノブイリからの放射能汚染がもっとも大きな地区に居住していた妊婦とその新生児を対象に細胞遺伝学的調査を実施した。末梢血リンパ球を培養しその染色体異常を通常の方法で検査した(Г.Лазюк и др.,1999)。表1に明らかなように、すべての妊婦と新生児グループにおいて、二動原体染色体と環状染色体異常の頻度が増加しており、生物学的に有意な放射線被曝を受けたことが認められる。 • * – 第1グループ:1986 年5-6 月にゴメリ州の最大汚染地区から避難した妊婦;• ** – 第2グループ:セシウム137 汚染3.7万-55.5万ベクレル/m2 かそれ以上の地域に1年以上居住した妊婦;• *** – 第3グループ:セシウム137 汚染3.7万-55.5万ベクレル/m2かそれ以上の地域に2年以上居住した妊婦;• **** – 第4グループ:ノボポーラツク市の対照グループの妊婦.避難した妊婦(第1グループ)での変異影響は、事故後半年から1年の間に妊娠した妊婦(第2グループ)や、セシウム137 汚染3.7万-55.5万ベクレル/m2かそれ以上の汚染地域に2年以上居住した妊婦に比べて大きい。また、新生児グループの環状・二動原体染色体頻度は、その母親グループより大きいことが認められる(ゴメリ州で0.38%対0.32%、モギリョフ州では0.21%対0.19%)。 3.胎児の先天性奇形に関する調査結果 胎児期の先天性奇形に関する調査は、人工的流産によって得られた胎児や新生児を検査することによって実施された。 3-1.人工的流産の調査結果  社会的流産、つまり女性の意志によって中断した妊娠から得られた胚子や胎児の検査を行った。調査試料は選択的に収集されたものではないので、調査は実質的に人口全体を反映している。流産手術は、妊娠5~12 週の段階で助産・婦人科の専門医療施設において子宮掻爬の方法で実施された。得られたサンプルは、ホルマリンで固定されない状態で、ステレオ顕微鏡や病理切片を用いて、遺伝性先天性疾患研究所の胎児専門家が検査した。必要な場合には、組織を培養して細胞遺伝学的な検査を行った。胎児性先天性奇形の認定は、検査した器官の大きさに基づいて行った。検査した胎児の総数は3万1000 以上で、そのうちチェルノブイリ汚染地域からのサンプルが2701 件、残りはミンスク市の女性から得られたサンプルで対照グループである。放射能汚染地域の人工的流産からの胎児に認められた先天性奇形頻度は、同時期にミンスク市で認められた頻度より著しく大きかった(7.2%対4.9%)。先天性奇形の増加はすべての器官において認められたが、とくに多くなっていたのは、唇口蓋裂、腎臓、尿管の倍加、多指症、神経管欠陥であった。人工的流産で観察された先天性奇形増加の大部分が病因的に不均一なものであることは、それへの放射線被曝の寄与を一義的に見積もることを困難にしている。そのうえ、染色体数的異常の増加や組織硬化細胞死といった、放射線に特徴的な影響は認められなかった。 3-2.発達障害に関する調査結果  遺伝的問題によって医学的流産によって妊娠中絶させられた胎児、(死産児)、新生児における先天性奇形の頻度を調べた。この調査には、遺伝性先天性疾患研究所において1979 年から実施されている、先天性奇形国家登録のデータを用いた。ベラルーシ国家登録の詳細は、2003 年のラジュークらの論文(7)に述べてある。ここでは、重度先天性奇形(VPRSU)の結果のみを示す。このカテゴリーは、誕生前または新生児において診断された次のような障害が属する。無能症(Q00)、脊椎披裂(Q05)、唇口蓋裂(Q35, Q37)、多指症(Q69)、四肢欠損(Q71, Q73)、食道閉塞(Q39, Q39,2)、肛門閉塞(Q42, [...]

『福島産を食べないのは本当に差別ですか?自然放射能と人工放射能』川根眞也 at 熊本市 お話し会資料 2018年5月5日

『福島産を食べないのは本当に差別ですか?自然放射能と人工放射能』川根眞也 at 熊本市(2018年5月5日)お話し会資料をダウンロードできるようにします。本来は、講演会参加者しか見られないものですが、内容の緊急性、重要性にかんがみ、一般公開とさせていただきます。ぜひ、ご自由にダウンロードしていただき、各地での勉強会にお使い下さい。 すでに九州の小中学校高校でも、「自然にも放射能がある」を強調した、放射線安全教育が始まっています。その行く末は「福島産、食べて応援」です。日本の未来を担う子どもたちのからだを、放射能汚染にしてはなりません。人工放射能を食べて続けていけば、次の世代が奇形を持って生まれるか、そもそも、妊娠できなくなります。 内部被ばくを考える市民研究会 at 熊本  『福島産を食べないのは本当に差別ですか?自然放射能と人工放射能』川根眞也 20180505 お話し会資料 https://drive.google.com/file/d/1_r2iPdWVJNc90ZouvQ04qGrPwUNKUh1u/view?usp=sharing    

原発事故から7年 子どもたちの暮らしと健康 川根講演会 at 埼玉県和光市 2018年5月26日(土)14時15分

[ 2018年5月26日; 2:15 PM to 4:30 PM. ] 原発事故から7年 子どもたちの暮らしと健康 川根講演会 at 埼玉県和光市 2018年5月26日(土)14時15分 「原発といのちを考える会WAN」総会 13時30分~14時 講演演題『原発事故から7年 子どもたちの暮らしと健康』 【講師】川根 眞也氏 【日時】2018年5月26日(土) 14時15分~16時30分 【会場】埼玉県和光市中央公民館 【主催】原発といのちを考える会WAN 【後援】和光市・和光市教育委員会 【資料代】会員無料・一般300円 【申し込み】不要 【連絡先】nomorefukushima.wan@gmail.com      電話 048-463-9964 鈴木

お話し会『福島産を食べないのは本当に差別ですか?自然放射能と人工放射能』川根眞也 at 熊本市 2018年5月5日10時

[ 2018年5月5日; 10:00 AM to 12:00 PM. ] 内部被ばくを考える市民研究会主催 『福島産を食べないのは本当に差別ですか?自然放射能と人工放射能』  昨年4 月、東電福島第一原発20km 圏内でも避難指示解除が行われ住民が 帰還させられています。同時に、「自主避難者」への住宅支援も打ち切られました。 学者、文化人は  「福島県野菜は測定しているから他県より安全」  「もともと自然放射能があるから、放射能ゼロはありえない」  「風評被害を払拭して福島復興」  「除染すれば福島にも住める」と、さかんに宣伝しています。 福島県産を食べないのは福島差別だ、という本も登場しました。チェルノブイリ事故後、ウクライナでは1.1 ベクレル/ kg の食品で痛みが出ていて、10 ベクレル/ kg の食品を食べている地域では子どもは全員病気です。低線量被ばくの本当の話をしながら、学者・文化人のうそを解説します。 【お話】川根眞也 【日時】2018年5月5日(土)10~12時 【会場】さくらんぼ幼稚園     熊本市東区広木町29-35 【参加費】一般 1,000円。会員・避難者・学生 500円 ※ 希望者はランチを一緒にどうぞ。12時~14時 ※ 参加お問い合わせ&申し込み&お弁当申し込み asonokumo@gmail.com  

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