毎日新聞が非常に素晴らしい報道をしました。2013年3月6日朝刊 『福島原発の汚染水 東電、海へ放出検討 新浄化装置 導入機に トリチウム除去できず』

 東京第一原発の敷地内にある汚染水2013年3月1日時点で36万m3。内訳は1~4号機の原子炉建屋内に8万m3、他の建屋内に4万m3、貯蔵タンクに24万m3。貯蔵タンクの24万m3は、ドラム缶118万本分に相当。 

 建屋地下には2013年3月1日現在もなお、1日400m3の地下水が流れ込んでいるという。東電は2015年9月までに、貯蔵タンクを増設。合計70万m3にする予定だが、このまま汚染水が増え続ければ2年で貯蔵タンクが満杯になるという。

 東電は、この汚染水が62種類の放射性核種を取り除くことができる新浄化装置(多核種除去設備ALPS、アルプス)を導入し、汚染水から放射性物質を取り除き、その後、海へ放出することを検討しているという。しかし、唯一、トリチウムだけはこのアルプスでも除去できないと東電も認めている。トリチウムは水となって存在するため取り除くことが不可能。

 汚染水中のトリチウムの濃度は1cm3あたり約1300ベクレル。通常の単位では1Lあたりですから、この汚染水のトリチウム濃度は130万ベクレル/Lです。

 東電は2013年2月中にアルプスの稼働を開始すれば、2019年中にすべての汚染水を処理できると明言。(共同通信 2013年2月12日)政府にアルプスの試運転とトリチウム汚染水の海洋放出の許可を求めています。