講演シンポジウム
―被災者に寄り添ってー
今福島から・・・ 私たちは何ができるかを考える
日時: 5月17日(土) 17:30~20:30
講師: 「沈黙のアピール」呼びかけ人 代表 佐々木慶子氏
福島の声 森園かずえ氏
ゴフマン研究会 蔵田計成氏
場所:東村山市立中央公民館 (第1・第2会議室)
東村山市本町2丁目33番地2
☎042-395-7511
西武新宿線東村山駅東口3分 資料代:500円
主催 :517シンポジウム実行委員会 (連絡先:080‐3411‐3982)
「同じ被災地でも福島に入ると希望の光が見えない」と言った人がいるそうです。
2重の意味で先が見えなくなっています。一つは、子供たちの健康問題です。すでに甲状腺がんの子供が74名見つかり、チェルノブイリでは5年後に6000人ががんになっていたという話を聞くと、震災後3年たっても心配がつのるばかりです。
もう一つは、政府がとる支援策です。被災者支援のための復興資金を役人が流用したり、被災者の声を無視した箱もの事業への資金投入などが行われています。
国の政策は、今もなお空間線量が高い地域に、根拠なく「安全だ」を掲げて“帰卿”させることが柱となり、避難者への支援策の打ち切りが図られようとしています。
未曾有の大惨事から3年。「今福島では」を、お二人の方からお話を伺います。
次にこの福島に対して、私たちが東京や全国から何ができるのかも考えてゆきます。
国や福島県は、偽りの安全宣言のために、被爆による影響を隠そうとしています。
この影響隠しに協力しているのが、山下俊一長崎大学副学長などの医療専門家です。彼らは、事故直後、甲状腺疾患を防止できる安定ヨウ素剤の配布をやめさせました。
現状、100万人に一人と言われた甲状腺がんが、多発状態になり、配布をやめさせた判断の誤りが明らかになっています。それどころか今般福島県立医大の関係者や家族に、ヨウ素剤を配布していたことが分かりました。
市民に配布する必要はないとし、自分たちだけはちゃっかり服用していました。
韓国船の船長が、船内放送で、室内で留まるようにと指示しながら自分たちだけ、船外に逃れ助かろうとしたと同様の行動です。韓国では逮捕され、厳罰が待っています。日本では私たちが声を上げなければ、不正が許され今後の対策も放置されます。
県と福島県立医大のこの誤った判断の責任者として山下俊一現長崎大学副学長の公職追放などを、蔵田さんの緻密な資料を受け、話し合ってゆきたいと思います。