埼玉県農林部農作物安全課が原乳の放射能汚染調査を行い、検査結果を公表しています。会員の方が一週間に1回公表されるデータをこまめにチェックし、一覧表にまとめてくれています。

埼玉県・原乳(川越クーラーステーション)での放射性セシウムの最高値は昨年8月10日の2.9 ベクレル/kg。この原乳の生産者の市町村は東松山市、鴻巣市、上尾市、桶川市、北本市、蓮田市、鶴ヶ島市、日高市、嵐山町、川島町、鳩山町です。他県のものは入っていません。

今年1月に入ってからも0.44~1.7ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されていましたが、3月に入ってからはほとんど検出されなくなりました。(検出限界0.5ベクレル/kg程度)

しかし、6月21日に1.11ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されると、埼玉県は検出限界を1.0ベクレル/kg程度まで引き上げという策に出ています。また、よく見ると5月16日検出限界 合計1.1ベクレル/kg、5月20日検出限界 合計0.9ベクレル/kg、7月19日検出限界 合計0.9ベクレル/kg、8月2日検出限界 合計0.8ベクレル/kgと、出てしまった原乳の放射性濃度に合わせて検出限界を上げて再検査→「不検出」とした可能性があります。

ゲルマニウム半導体検出器を使うと、1時間測定で検出限界は0.5ベクレル/kg、6時間測定で検出限界はセシウム134、セシウム137それぞれ0.1ベクレル/kg程度(合計0.2ベクレル/kg程度)になります。毎日の学校給食で出される牛乳。原乳は6時間測定をし、放射性セシウム合計 0.2ベクレル/kgまで測るべきです。

埼玉県 県政ニュース 放射性物質の農産物等への影響調査について

 埼玉県・原乳の放射能汚染調査結果 2011年3月29日から2012年8月30日 pdf

昨年の埼玉県・原乳の放射能調査結果はこちら

埼玉県・原乳の放射能汚染調査結果 2011年3月22日~9月30日

埼玉県・原乳の放射能汚染調査結果 2011年10月1日~2012年1月18日