水産庁が海の魚介類のストロンチウム89、ストロンチウム90、セシウム134、セシウム137の放射能汚染濃度を調べて発表しています。
水産総合研究センターによる水産物ストロンチウム等調査結果 20160122
上記の魚介類を採取した地点です。
水産物の放射性物質の調査結果(地図 ストロンチウム)(平成28年1月22日更新)
この2つの資料から、北海道沖及び太平洋の魚介類の放射能汚染の状況をマップ化しました。
93 サンマ Sr90 ND Cs134 ND Cs137 0.15 Bq/kg 2015年7月11日採取
94 サンマ Sr90 ND Cs134 ND Cs137 0.14 Bq/kg 2015年7月11日採取
64 サンマ Sr90 ND Cs134 0.15 Cs137 0.49 Bq/kg 2014年6月26日採取
16 サンマ Sr90 ND Cs134 0.44 Cs137 0.78 Bq/kg 2012年6月24日採取
63 オキアミ Sr90 ND Cs134 0.17 Cs137 0.24 Bq/kg 2012年6月30日採取
35 アカイカ Sr90 ND Cs134 0.050 Cs137 0.15 Bq/kg 2012年6月4日採取
79 アオザメ Sr90 ND Cs134 0.19 Cs137 0.90 Bq/kg 2014年9月30日採取
80 アオザメ Sr90 ND Cs134 0.23 Cs137 1.0 Bq/kg 2014年9月30日採取
原発事故前の日本近海の魚の放射能汚染の状況は、1988年の「第31 回環境放射能調査研究成果論文抄録集昭和63 年度(1988 年) 科学技術庁」によれば、以下の通りです。
(12)海産生物各県で年1~5 回採取した試料(魚類、貝類、海草類)の平均値および最少、最大値
魚類 ストロンチウム90 0.013(0.000~0.084)ベクレル/kg 生(試料数31)
0.011(0.000~0.14)ベクレル/(g・Ca)
セシウム137 0.024(0.088~0.44)ベクレル/kg 生(試料数31)
0.058(0.026~0.12)ベクレル/(g・K)
貝類 ストロンチウム90 0.008(0.000~0.021)ベクレル/kg 生(試料数9)
0.016(0.000~0.053)ベクレル/(g・Ca)
セシウム137 0.045(0.039~0.056)ベクレル/kg 生(試料数9)
0.017(0.015~0.022)ベクレル/(g・K)
海草類 ストロンチウム90 0.043(0.014~0.077)ベクレル/kg 生(試料数8)
0.039(0.014~0.080)ベクレル/(g・Ca)
セシウム137 0.060(0.025~0.12)ベクレル/kg 生(試料数8)
0.0084(0.023~0.017)ベクレル/(g・K)