内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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2018年3月

内部被ばくは外部被ばくに比べて、けた違いに危険 市川定夫

元埼玉大学名誉教授 市川定夫氏の書籍「新・環境学 現代の科学技術批判 Ⅲ」(藤原書店 2008年7月30日 2,600円)より、引用。  安斎育郎氏、野口邦和氏、田崎晴明氏などは、ことさらに自然放射能が人間のからだの中にあることを持ち出し、「これくらいの人工放射能は安全」、「除染して福島住民帰還」のための理論を訴えています。果たして、自然放射能カリウム40と人工放射能セシウム137、ストロンチウム90の外部被ばくと内部被ばくの影響は同じなのでしょうか。彼らは、カリウム40もセシウム137・ストロンチウム90も同じようにガンマ線やベータ線を出すから、という理屈です。  元埼玉大学名誉教授であり、アメリカのブルックヘブン国立研究所(BNL)でムラサキツユクサを利用した低線量被ばくを研究した、市川定夫氏の著書「新・環境学 現代の科学技術批判 Ⅲ」(藤原書店 2008年7月30日 2,600円)より、全文引用します。 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 引用開始 ☆☆☆☆☆☆☆☆ pp.153~155  すなわち、ヨウ素の植物体内への著しい高濃縮は、実は、古く1960年ごろには確認されていた。1959年にアメリカのサバンナ・リバー原子力工場という軍事用の施設で放射性ヨウ素の大量放出事故が起こったとき、当時の同国原子力委委員会(AEC)が二名の専門家に調査を依頼して、放出されたヨウ素131が空気中から植物体内に200万ないし1000万倍にも高濃縮されていたことが判明したのである。しかし、AECは、この調査結果を機密扱いとしたため、1970年代半ば過ぎまで、この恐るべき高濃縮の事実が広く知られることはなかった。  日本の原子力委員会がヨウ素131の空気中から植物体内への濃縮係数を260万倍、空気中から牛乳へは62万倍と設定したのは、1978年9月のことであり、ヨウ素の著しい高濃縮が長期間隠されていた事実を雄弁に物語っているのである。  ヨウ素131が空気中から植物体内に200万ないし1000万倍にも濃縮されると、その原発からの放出量が放射能希ガスの1万分の1であっても、表2・3で示したように、植物体内でのヨウ素131から、希ガスによる対外被曝よりもはるかに大きな体内被曝を、しかも至近距離から受けることになるのである。 表2・3 希ガスとヨウ素131の対外および体内濃度   原発からの放出比 濃縮係数 植物体内の存在比 希ガス(キセノン、クリプトン) ヨウ素131 1×104 1 1 2~10×106 1 2~10×102  環境放射線つまり空間線量の増加がごくわずかであるのに、ムラサキツユクサの突然変異頻度が有意に上昇したのは、人工放射性核種の生体内濃縮による体内被曝の著しい増大が主因であった。原発からの放出量がごくわずかだとして軽視されていた、希ガス以外の人工放射性核種が、はるかに重大な影響を生物に与えていたのである。 pp.155~157 ■体内被曝の重大性  生体内で高濃縮されるのは、ヨウ素131以外の放射性ヨウ素も同じである。また、マンガン54、コバルト60、ストロンチウム90、セシウム134、同137など、生体内に沈着または蓄積される核種も多い。重要なのは、これら核種がすべて、天然には存在しなかった人工放射性核種であるということである。  これら人工放射性核種が生体内で濃縮、沈着、蓄積されるということは、体内被曝のほうが重大で深刻であるということを意味し、次の四点からそれを理解できるであろう。  まず、線源からの距離の問題である。ガンマ線の線量は、線源からの距離の二乗に反比例する。したがって、ガンマ線を放出するある核種の一定量が体内の一定点、たとえば生殖腺から5メートルの位置にある場合と、等量の同一核種が体内の一定点、等量の同一核種が体内の一定点、たとえば生殖腺から5センチメートルの部位に沈着した場合とを比較すると、後者の場合には、距離が100分の1になるから、生殖腺が受ける線量は、単純計算で前者の1万倍にもなる。つまり、等量の同一核種でも、対外にある場合に受ける対外被曝と対比して、体内に入った場合に受ける線量は、飛躍的に増大することになるのである。  第二に、ベータ線やアルファ線などの飛距離の短い放射線の場合である。ベータ線は、生物組織内では、せいぜい1センチメートルしか透過しないし、アルファ線の飛距離は0.1ミリメートル以内である。したがって、ベータ線やアルファ線を放出する核種が対外に存在する場合には、生物体が吸収する線量がごくわずかであるのに、そうした核種が体内に入ると、飛程距離が短いこれら放射線のエネルギーのほとんどすべてが吸収され、体内被曝が桁違いに大きくなる。つまり、ベータ線やアルファ線は、それを放出する核種が体内に入った場合にのみ、集中的に大きな被曝をもたらすのである。  第三は、濃縮などにかかわる問題である。前述したように、原子炉で産み出される人工放射性核種には。生物内で著しく濃縮されたり、沈着、蓄積されるものが多いが、たとえば、人工放射性ヨウ素は甲状腺に濃縮、放射性ストロンチウムは骨組織に沈着、放射性セシウムは筋肉と生殖腺に蓄積というふうに、核種によってはそれぞれ特異的な組織や器官に集まるため、特定の体内部分が集中的な体内被曝を受けることになる。  第四は、継時性である。たとえば、ある放射性核種が壁に付着している部屋を想定し、かりにそこにいても体内にその放射性核種を取り込む必要がないとすれば、その部屋にいる間は受ける体外被曝も、そこから遠く離れることによって止まる。しかし、体内への取り込みがあって、その核種が体内に濃縮・沈着・蓄積されると、その部屋からどれだけ離れても、その核種の寿命に応じて体内被曝が続くことになる。たとえば、放射線半減期が27.7年(ママ)のストロンチウム90が骨組織に沈着すると、長年にわたって、その周辺でのベータ線の体内被曝が続くのである。  このように、生体内濃縮されたりする人工放射性核種の場合は、体内被曝が対外被曝よりも桁違いに大きくなり、はるかに深刻なものとなるのである。 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 引用終わり ☆☆☆☆☆☆☆☆  

『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている 三田茂 2018年2月28日

 『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている 三田医院 三田茂 2011年3月11日の東日本大震災に引き続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発により、福島はもちろん東日本は広範囲に放射能汚染された。 東京都で開業医をしていた私は、当院患者さんたちの体調の変化に気付き、首都圏住民を中心に約4000人の検査、診療を行ってきた。   2011年から2016年 私の患者さんたちは、放射能回避の意識の強い人たちなので現在まで重症の疾病の発生は目立たない。 しかし、異常な鼻血、皮下出血(アザ)、リンパ節の腫れ、下痢、喘息副鼻腔炎などの呼吸器疾患の多発、難治化、ケガ、キズ、皮膚炎の治りの悪さ等が気になった。 本来小児特有の病気である手足口病やヘルパンギーナが成人にも多く見られたり、主に高齢者の病気である帯状疱疹が小児にも多く見られたり、他の性病は減少傾向なのに梅毒のみが激増したりしていることは統計からも明らかで、注目すべき変化である。 私は国の定める電離放射線検診に準じた血液検査を、乳幼児から老人、約4000人の受診者に施行してきた。 小児、特に乳幼児に顕著だった白血球減少は、2012年までの1年間はホットスポットとして知られる東京東部から東葛エリアで目立ったが、その後は西部の武蔵野エリアにも広がり、今や首都圏はどこでも同じとなってしまった。 巷では、主に福島の甲状腺癌の話題ばかりが取りざたされるが、そのことのみを論じていては全く不足である。 白血球の減少、白血球像の変化、諸々の自覚症状、感染症のプロフィールの変化、疾病の進行の様子の変化、診断がつきにくく治療の反応が悪くなってきていることなどを分析、議論すべきである。 私の観察によれば、東京首都圏居住者の健康被害は明らかであり、福島県の汚染の少ない地域や北関東の住民のそれよりもむしろ深刻である。   『新ヒバクシャ』とは? 各症状の程度は個人差が大きいが、差はあっても、東日本居住者は全てが影響を被った当事者であると認識し直すべきであり、今回私は『新ヒバクシャ』という概念を提唱する。 2011年福島原発爆発事故により放射能被曝させられた私たちは、ヒロシマ・ナガサキの、ビキニの、チェルノブイリの、湾岸戦争の、そして軍事や核産業に従事するヒバクシャたちに引き続く21世紀の『新ヒバクシャ』として自身を再認識し、自ら健康を保持しなくてはならない。 また医療者は診療にあたり、今までの医学常識が今後通用しなくなる可能性を忘れてはならない。 福島原発事故は未だ収束の見通しもなく、2017年の時点で首都圏においても降下物、水道水とも放射性物質が検出(原子力規制委員会による)され続けている。 『新ヒバクシャ』は長期にわたる低線量被曝を受け続けている点で、過去のヒバクシャとは異なる特徴がある。 チェルノブイリ等の先人の研究は当然尊重し参考にしつつ、しかし全く新たな健康被害が発生する可能性を忘れてはならない。   『能力減退症』とは? それまでも訴えはあったが、『新ヒバクシャ』たちの生活に影響を及ぼす症状が2016年頃から急に増加しその程度が強くなってきた。 記憶力の低下 ものおぼえの悪さ約束の時間を間違えるメモを取らないと仕事にならない 疲れやすさ 仲間についていけない長く働けない頑張りがきかないだるい疲れると3~4日動けない 昔できていたことができない怒りっぽく機嫌が悪い寝不足が続くと発熱する(小児に多い) 集中力、判断力、理解力の低下 話の飲み込みが悪く噛み合わないミスが多い面倒くさい 新聞や本が読めない段取りが悪い不注意やる気が出ない学力低下能力低下頭の回転が落ちた宿題が終わらない コントロールできない眠気 倒れるように寝てしまう学校から帰り玄関で寝てしまう 昼寝をして気付くと夜になっている居眠り運転仕事中に寝てしまうので仕事をやめた 第2次大戦後、ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャにも同様の症状は非常に多く見られ、都築正男東大名誉教授は「慢性原子爆彈症の後障碍」と、肥田舜太郎医師は「原爆ぶらぶら病」と記載した。これらの症状はビキニのヒバクシャ、チェルノブイリのヒバクシャ、核産業のヒバクシャの多くをも悩ませ続けている。 今回私はこの現象を新たに『新ヒバクシャ』の『能力減退症』と呼びたいと思う。 さらに臨床医として日々の診療、治療で感じているのは、疾病が典型的な経過を取らないので診断が困難な症例、病状の悪化に伴うはずの身体所見(炎症所見など)や血液検査データの変化が乏しく判断を誤りやすい症例、治療に対する反応が悪い症例を少なからず経験することである。 病原菌に対する防御力の低下 ちょっとした病気にかかりやすい 身体の免疫力の低下、あるいは時間的な遅れ 感染に際して期待される白血球増多がみられず、 あるいは遅れるために治療が効果を表すのに時間がかかる生体の反応が間に合わなければ深部感染症に進行し予想外に急速に敗血症から死に至ることもあり得るのではないか 傷害組織の治癒力の低下 小さなキズの治りが悪い皮膚炎が治りにくい蜂窩織炎が多い これらを含めた、多面的「能力」の「減退」=『能力減退症』が事故後3~4年を経て急速に増えていることを感じ、危惧するのである。   『能力減退症』の原因 これらの困った症状が、東日本から西日本への移住、保養ではっきり改善することは多く、また東日本に戻ると悪化する体験を多くの『新ヒバクシャ』が持っている。 『能力減退症』の原因が放射能被曝単独であるとの証明まではできないが、旧来のヒバクシャたちの経験した症状との強い類似性から考えると原因の中心に放射能被曝があることは間違いないであろう。 また、1980年台から強く認識されるようになった化学物質過敏症の症状の中にはこれらと非常に類似した記載があることから、『能力減退症』とは、一部化学物質過敏症的であるとも言えるし、放射能被曝によって身体の感受性が変化して化学物質過敏症の発症をも誘発したという可能性もあるだろう。 例数は少ないが、MRIなどの脳の画像診断を行った結果では、中枢神経にはっきりと認識できる病的変化は起きていないし、認知機能検査も正常範囲である。 話題となりやすい甲状腺ホルモンレベルは、健常人の値とかわりなく変化は全く見られない。 私は2017年3月頃より『能力減退症』を訴える患者さん約100名を中心に、脳下垂体-副腎皮質ホルモン検査を行った。 具合は悪いが寝込むほどではなく、不便ながらも生活できているくらいの人たちの上記ホルモンレベルは、正常の下限周辺から低値であり、元気な人たち(正常中央値に近い)と比較して分布が明らかに低く偏ることが示された。 この相対的脳下垂体-副腎皮質機能低下症というべきホルモン異常の状態が『能力減退症』の原因の大きな一つであるのは、後述の治療によって生活能力が実用的に大きく回復することからも確実である。   『能力減退症』の治療 今まで医学的にはっきりした病名のつかなかったこれらの症候は、したがってその治療に今までは積極的なものはなく、「ヒビの入った容器として大切に取扱う外ない(都築)」「無理な生活を避けしめるように指導する(都築)」というに留まっていた。 「無理をせず、休息を十分取り、早寝する」といった指導は確かにある程度は有効であった。 しかし『能力減退症』の症状は、2016年頃(被曝後5年)から症例数は多く、程度は強くなっており、生活指導のみでは不充分で、就学、就労に差し支えるほどになってきた。 相対的に不足している副腎皮質ホルモンは、経口的に補充投与して正常レベルに近づけることが可能なので、2017年4月よりそのような治療を開始したところ、その約70~80%が「能力」の回復を実感した。 眠気が取れた霧が晴れた感じ昔のように働ける元のように明るくなったと言われる 若くなったと言われた気分が上向きになったスムーズに理解できる頭の回転が30%から80%に上がったできなかった宿題がすぐ終わるイライラしなくなった不安なく運転できる目のかすみが取れる等々 相対的脳下垂体-副腎皮質機能低下症に対しては、注意深く不足ホルモンの補充をすることで『能力減退症』症状の改善が得られたが、しばらくの治療の後、減薬、休薬すると再び症状が悪化する例が多いことも事実で、副作用を起こさないように個々に内服量を調整しながら治療を継続している。 『能力減退症』と明確に区別できない強い自律神経症状に悩まされている人もまた多いが、このような人は化学物質過敏症を併発している可能性(もともとあった過敏症が悪化していることも)も高く、化学物質を回避する指導が有効であることも多く経験している。 ある種の漢方薬治療も症状改善に結びつくことが多く、ホルモン低下症例に対しても効果を示すことが多いようである。   『新ヒバクシャ』の皆さんに 2011年以降東日本に住んでいた、あるいは今も住んでいる人たちは、自分自身を『新ヒバクシャ』としてしっかり認識し、体調の変化、疾病に対応していただきたい。 「歳をとったから」などと安易に納得せず、前述の諸症状にあてはまる点はないか考えて欲しい。チェルノブイリでは、ヒバク=老化と考える人も多い。 私が最も心配するのは、感染に対する反応性の低下である。医療機関で行った検査では大きな異常がなく、医師に「軽症あるいは異常なし」と言われたとしても、自覚的に体調が悪ければ、しつこくそれを訴えて欲しい。『能力減退症』では身体の防衛反応が低下するため、検査データが異常を示しにくくなるので、本当は意外に重症かもしれないからである。   医療者、とくに開業医の先生方に 症状と診察所見と検査データが乖離している、診断がつかない、治療効果が思うように上がらないときには、『能力減退症』の可能性をも考えていただきたい。 白血球数は、増多(抵抗力大)より減少(抵抗力小)が、むしろ病勢の悪化、重症化を示しているかもしれない。 コルチゾール低下傾向の人が多いので、その補充が功を奏する可能性もある。 当然のことと考えている自然治癒力が低下すると治療にも工夫が必要となる。 チェルノブイリ原発事故前に50ヶ月ほどであった胃癌・肺癌患者の余命が、事故後10年で2ヶ月まで短縮したというウクライナの論文(京大原子炉実験所今中助教編)があることも知ってほしい。   再び『新ヒバクシャ』について この2~3年、眠気が強い病気にかかりやすい急に老けた仕事が辛い物忘れが激しいといった『能力減退症』症状の訴えが、西日本在住の人たちにも散見されるようになった。 化学物質過敏症、電磁波過敏症の悪化も無視できない。 アメリカからの旅行者が、子どもの症状を当院で訴えたこともある。 低線量被曝は広く考えれば、全日本、全地球規模のものであり、もともと虚弱体質の人や障がい者、難病患者さんたちは、2011年以降その影響を強く受けた印象がある。 『新ヒバクシャ』には『能力減退症』以外にも注意すべき症状が起きることがある。 免疫力は低下するのみでなく暴走することもあるが、自己免疫疾患の増加、アレルギーの悪化、更にはアナフィラキシー様発作の増加は気になる。   むすび ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャ、ビキニのヒバクシャの医療に当たった都築正男東大名誉教授は、昭和29年「慢性原子爆彈症について」のおわりに 「臨床醫學の立場からするならば(中略)慢性原子爆彈症の人々に何かの異狀を認めたならば、それが自覺的で苦惱であろうと、他覺的の症狀であろうと、對症的だけの處置だけでも之を施して善處するのが臨床醫學の責務ではあるまいか。學問的に未解決であるとの理由で拱手傍観することは避けたいものである。」とし 「病者と共に苦しみ共に樂しむことを日常の仕事としていられる臨床醫家は、私の微意のあるところを充分に汲みとって下さると思う。」とむすんでいる。 この論文に私は強く同意し、60余年を経て新しい概念を提唱する。   2018年2月28日 三田茂

「いのちはたからもの」川根眞也先生と井上玲さんのお話会 in大阪 2018年3月24日(土)16時大阪・高槻市

[ 2018年3月24日; 4:00 PM to 7:31 PM. ] 「いのちはたからもの」川根眞也先生と井上玲さんのお話会 in大阪  311から七年が過ぎましたが、「こどもたちを 命を守ってほしい」という私達市民の 願いとは逆方向に進んでいます。 ◇東京電力 福島第一原発事故から7年。政府と福島県、各自治体は、原発20km圏内や飯 舘村など高放射能汚染地帯の避難指示解除をして、住民を帰還させています。それは「 年間50ミリシーベルト以下になることが確実」な地域です。東京では年間1ミリなのに 、なぜ福島では50ミリなのでしょうか?福島からの「自主避難者」(年間5ミリ相当) への住宅支援が打ち切られ、小児甲状腺がんの検査も「過剰診断である」と縮小されて います。20歳以上の青年の超音波検査は2年に1度から5年に一度に変更されました(201 6年4月〜)。◇福島県内の「自主避難者」でもない、東北・関東地方からの避難者は、 どの都県から何人の避難者がいるのかの統計すらなく、住宅支援もありません。東北・ 関東地方からの避難者に、いま、健康被害が現れつつあります。  現役の中学理科教師・大病院の薬剤師というそれぞれのお立場から、真剣にこの問題に 向き合ってこられたお二人に 今何が起きているのか、お話いただきます。その後、会 場からの質問にもお答えいただきます。私たちが今何がするべきか、考え話し合うきっ かけになればと願って企画しました。  井上玲さん (2013年まで東京の癌の連携拠点病院の薬剤師で化学療法と院内製剤の責任 者) には、 今起きている健康被害の状況と身を守る方法について、お話ししていただ きます。  川根眞也先生(埼玉の公立中学理科教員。内部被ばくを考える市民研究会代表)には、東 京電力 福島第一原発の現状と放射能汚染、被ばくから身を守るにはどうすればいいの か、七年間の集大成をまとめた冊子を元に話していただきます。 【日時】 2018年3月24(土)16:00〜19:00(開場15:45) 川根先生と井上玲さんより、それぞれ一時間お話いただいたあと、参加者からの質疑に 答えていただく予定です。 【ところ】高槻市立クロスパル高槻 第二会議室 大阪府高槻市紺屋町1−2 高槻駅から徒歩約1分 【参加費】 一般 900円 会員・避難者 500円 小中高大・専門学校生 無料 定員 35名 (申込必要)先着順申込。預かりの保育はありませんが、同伴は可です。 お子さん同伴の方は申込時に「子ども同伴」とお書き下さい。保育マットを用意します 。 申し込み先 inochitakara@gmail.com 【主催】内部被ばくを考える市民研究会・関西 【共催】つながろうフクシマつながろう避難者の会 避難者の会@関西 【協賛】災害避難者の人権ネットワーク 【協力】内部被ばくを考える市民研究会 http://www.radiationexposuresociety.com/archives/8302

ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会 2018年3月14日(水)14:00 大阪

[ 2018年3月14日; 2:00 PM to 8:00 PM. ] ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会のご案内     3月11日の札幌を皮切りに、それぞれ形式は違いますが、ウラジミール先生と野呂美加さんの全国での講演会がスタートします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3.11から七年目を迎え、今あらためてベラルーシの経験に学ぼう ウラジミール先生と野呂美加さんの講演会 「ベラルーシで、海外保養は、なぜ必要だったか?どうやって実現したか?」 日時 2018年3月14日(水) 会場 大阪府男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)セミナー室(五階)(定員50人)  〒540-0008大阪市中央区大手前1丁目3番49号 京阪「天満橋」駅、地下鉄谷町線「天満橋」駅1番出入口から東へ約350m。(徒歩6分)    http://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.html 講師 ウラジミール先生(ベラルーシのゴメリ州・チャウチャスク地区の元体育教師。    海外保養送り出しのための活動に参加。)    野呂美加さん(「チェルノブイリへのかけはし」代表 )     https://www.kakehashi.or.jp/ 第一部 受付開始 13時30分   開会   14時   閉会   16時30分 第二部 受付開始 17時30分  開会   18時  閉会   20時 ※第一部と第二部のお話は、基本同じですが、第二部の方がはじめてベラルーシの海外保養についての話を聞く人向けです。 参加費 第一部1000円    第二部1000円    (一部二部通し参加の方がおられたら 1500円となります)    避難者半額    学生・専門学校生 無料 第一部のみ別室保育あり(13時から17時半)(要申し込み 締め切り 3月10日12時) 《申し込み先》 申し込み先アドレス piasup314@yahoo.co.jp  お名前と連絡先 第一部希望 第二部希望 通し参加希望などご記入の上、申し込みください。 ※メールが不自由な方はお電話でも受け付けます。070-3325-0808 お名前と連絡先 第一部希望 第二部希望 通し参加希望などご記入の上、申し込みください。(先着順 定員になり次第締め切ります) 《特別上映》一部と二部の間の休憩時間に、5時から30分同じ会場で、「サクリフェイス」を上映します。第一部でも第二部でも、講演会に参加いただいた方は無料でご覧ください。 主催 ドーン避難者ピアサポートの会協賛 心援隊 講師紹介【ウラジミール・マグリシェフ先生、プロフィール】チェルノブイリの高汚染地帯のチェチェルスク地区で体育の教師をしていたときにチェルノブイリ事故が発生。生徒たちの体調異変、小児甲状腺がんの発症などに危機感を感じ、NGOグループ「チェルノブイリの子どもたちに」参加。子どもたちを海外へ保養に出すために、さまざまな圧力のもと活動を続けた。 【野呂美加さんプロフィール】NPO法人「チェルノブイリヘのかけはし」代表。1992年に、チェルノブイリ原発事故(1986年)で被災した子どもたちを、日本で転地療養させる活勣を始める。これまでに招待した子どもは19年間で648人、2005年国際交流基金より「地球市民賞」受賞、2009年末に夫の仕事のため北見市に移住。東日本大震災後、フクシマ原発事故による放射能汚染と、その子どもへの彫響について、チェルノブイリでの体験をもとにお母さんたちの相談にのっている。【主な著書】・子どもたちを内部被ばくから守るために親が出来る30のこと  ―チェルノブイリの体験から・チェルノブイリから学んだお母さんのための放射能対策BOOK・放射能の中で生きる、母たちへ  チェルノブイリからフクシマへ、子どもの命を守る知恵・ナチュラルマザリング「いま、子どもたちを守るために知っておきたい放肘艇のこと」 ベラルーシの子どもたちが伝える低線量被曝の姿など。

子どもたちのための秘密の放射能勉強会 2018年3月21日(水・祝)18時30分 さいたま市

[ 2018年3月21日; 6:30 PM to 9:00 PM. ] 子どもたちのための秘密の放射能勉強会  小学生、中学生、高校生、大学生対象の秘密の放射能勉強会です。名札(ニックネーム)で質問を受け付けますので、原発・放射能のことについて、何でも聞いて下さい。  自分と自分の家族、自分が作る将来の子どもたちの健康のために、放射能についての基礎知識をお話して、質問コーナーをたっぷり設けます。原発は今どうなっているのか。さいたま市は安全なのか。食べ物の放射能汚染はどうなっているのか。放射能でがんになるのか。健康な子どもが産めるか。原発の再稼動と地震、などなど。みなさんの質問に答えます。  お父さん、お母さん、成人の方の参加も大歓迎です。お気軽にどうぞ。 【日時】2018年3月21日(水・祝) 18時30分~21時 【会場】さいたま市コミュニティーセンター13号室     JR浦和駅東口前 PARCO 10階 【参加費】子ども・小中高大生無料。大人500円 【主催】内部被ばくを考える市民研究会 【申し込み・お問い合わせ】 こくちーず申し込み http://kokucheese.com/s/event/index/511597/ 内部被ばくを考える市民研究会事務局 E-mail  entry.naibu@gmail.com まで ※ 赤ちゃん連れも大歓迎です。お気軽にどうぞ。大人の方は希望される方は懇親会も(実費)。

川根眞也先生のお話会『内部被ばくを避けるためにできること』 2018年3月10日(土)10時 札幌市

[ 2018年3月10日; 10:00 AM to 12:00 PM. ] 川根眞也先生のお話会『内部被ばくを避けるためにできること』   内部被ばくを避けるためにできることをわかりやすくお話しします。全国で取り組まれている原発集団訴訟はなぜ負け続けているのか?「原発事故前の空間線量に戻せ」という当たり前の要求がなぜ軽んじられているのか?自然放射能と人工放射能の違いや、1.1ベクレル/kgの放射能汚染の食べ物を食べ続けても健康被害が出ている、ウクライナの現状についてお話します。 【日時】2018年3月10日(土)10時~12時 【お話会】川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会、井戸川裁判を支える会共同代表、埼玉県公立中学校理科教員) 【場所】北海道クリスチャンセンター 研修室301号室   北海道 札幌市北区北7条西6丁目 【参加費】 500円 【お申込み・問合せ】 こくちーず申し込み http://kokucheese.com/s/event/index/511596/ 内部被ばくを考える市民研究会事務局 E-mail  entry.naibu@gmail.com まで ※ 保育の用意は特にありませんが、お子さん連れは大歓迎です。お気軽に。希望される方はランチにも(実費)。         2018年3月10日(土)10時 札幌市

自主上映『小さき声のカノン』と鎌仲ひとみ監督の講演会 ゲスト ウラジミール・マグリシェフ先生(ベラルーシ) 2018年3月11日 10:00 札幌

[ 2018年3月11日; 10:00 AM to 5:00 PM. ] 自主上映『小さき声のカノン』と鎌仲ひとみ監督の講演会 ゲスト ウラジミール・マグリシェフ先生(ベラルーシ)            日時      2018年3月11日(日) 場所      札幌市北区北7条西6丁目(地図) 上映      自主上映 詳細     【上映日時】 2018年3月11日(日) 鎌仲ひとみ監督の講演、玄米のご飯の試食、 ウラジミール・マグリシェフ先生のお話などがあります!! 【プログラム】 午前10:00~開場 午前10:30~上映開始 休憩 小さき声のカノンに出てくる玄米試食 午後1:00 鎌仲ひとみ監督講演会 午後2:00 「チェルノブイリの保養運動がなぜ始まったか」  ※ ゲスト ウラジミール・マグリシェフ先生を迎え 午後16:30 北海道の保養団体紹介 午後17:00 終了 【会場】 北海道クリスチャンセンター   北海道 札幌市北区北7条西6丁目 【参加費】 1,000円 【お申込み・問合せ】チェルノブイリへのかけはし(野呂美加)  電話番号: 011-511-3680  メールアドレス: info@kakehashi.or.jp  【主催】 NPO法人 チェルノブイリへのかけはし

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