もう9月が終わります。しかし、川内原発2号機は2018年9月フル稼働する予定でした。しかし、川内原発2号機がフル稼働した、という発表は九州電力からも、新聞からもありません。9月28日に再稼動工程(5号検査、いわば最終試験)を終えて原子力規制委員会の認可を受け、通常運転するはずです。何が起きているのでしょうか?
■九電がやっているのはこんな事。
「玄海原子力発電所周辺地域において全戸訪問を実施します
−玄海町及び唐津市(鎮西町、肥前町、呼子町)の約8,500戸を訪問−」2018年9月18日 九州電力
https://www.kyuden.co.jp/press_180918-1.html
「川内原子力発電所の新燃料輸送(平成30年度3回目)が完了しました
−1号機用として40体、2号機用として24体の新燃料を受入れ−」2018年9月21日 九州電力
http://www.kyuden.co.jp/press_180921-1.html
まだまだ、原発運転させるつもりです。使用済み核燃料の最終処分場所もないのに。
大地震と火山噴火が九州を襲う兆候があるのに。
行動を起こさないと、九州が終わる危険性があります。
■川内原発2号機、29日運転再開
九電、稼働原発4基体制に
佐賀新聞 2018年8月28日 17:25
九州電力は28日、定期検査のため停止中の川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転を29日夜に再開させると発表した。31日には発電を再開する予定で、作業や国の検査が順調に進めば9月28日に営業運転に復帰する。玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)が3月以降に再稼働したほか、川内1号機も定期検査を既に終えた。九電管内の稼働原発が4基体制となり、電力供給力が一段と高まる。
九電は川内2号機を30日に「臨界」に達する状態にし、31日に発電を再開。9月上旬にはフル稼働する。原子炉起動後に原子力規制委員会が実施する検査で設備の安全性が確認されれば、営業運転に復帰する。
■玄海、川内原発で不正製品
電線大手フジクラ
共同通信 2018年9月5日 13:36
原子力規制委員会は5日の定例会合で、検査不正を公表した電線大手フジクラの不正ケーブルが、九州電力の玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で使用されていたと明らかにした。九電から、原発の制御に関わる系統には使われていないとの報告を受けたという。いずれのケーブルも性能に問題はないとしている。
規制委や九電によると、玄海原発では、作業員の被ばく線量を管理する設備のケーブルで使用されていた。フジクラ子会社の西日本電線(大分市)のケーブルも一部の検査を実施せず、玄海、川内両原発の監視カメラなどのデータ伝送に使われていた。
■フジクラ不適切ケーブル、玄海原発で使用
九電「安全性影響ない」
佐賀新聞 2018年9月6日 9:31
電線大手フジクラ(本社・東京都)がケーブルの品質管理で不正をしていた問題で、九州電力は5日、玄海原子力発電所(東松浦郡玄海町)で不適切な製品を使っているものの、「安全性に影響はない」とする調査結果をまとめた。
九電によると、耐放射線の性能が基準に満たない光ケーブルを、作業員の被ばく線量を管理する設備で使っていた。「安全上重要な設備ではなく、不具合は確認されていない」と説明している。部品の取り換えはしない。
フジクラのグループ会社西日本電線(大分県)が製造し、所定の検査をしていないケーブルも玄海と川内原発(鹿児島県)で使用しているが、同様に「問題ない」としている。
※ 佐賀新聞はこの9月6日以降、川内原発に関する報道を一切していません。非常に不気味です。ぜひ、九州在住の方は九州電力に電話を。「9月上旬にフル稼働って言ってたのに川内2号機どうなっているんですか?」「川内原発2号機に何か起きているのではないですか?」と。
<参考>『玄海原発4号機、一時冷却水漏れトラブル。九電、「水温が上昇したため」とし原因不明のまま機器交換で2018年6月16日から再稼動工程を始める。』