福島県が2018年4月に甲状腺超音波検査を受けた子どもたちの家庭に、検査結果の通知と解説文を送付しています。その内容が間違っています。ここのままでは、甲状腺がんの進行を放置したまま、深刻な事態にもなりかねません。内容を紹介しながら、川根がベラルーシで学んだことを元に解説の批判をします。
(1)のう胞は液体が詰まったもので、細胞が無いためがんになることはありません。
→ のう胞は多くが良性であるが、まれに悪性のがんになることもある。
<福島県 解説文>のう胞 のう胞は液体がたまった袋状のもので、健康な方にも見つかることの多い、良性のものです。
・のう胞は数やサイズが頻繁に変わるものです。多くの方が複数ののう胞を持っていますので、その中の最大のものの大まかなサイズをお知らせしています。
・のう胞は液体が詰まったもので、細胞が無いためがんになることはありません。従って今回の検査でのう胞と判断されたものは良性です。
・のう胞は乳幼児期には少なく、成長に伴い学童期~中高生に多く見られます。また、出来たり消えたりすることもあります。