川内原発1号機がおかしい。

2017年3月24日に、一次冷却水のヨウ素131のレベルが、それまでの2倍に跳ね上がったが、2017年6月8日に、さらに跳ね上がった。しかし、一度目のヨウ素131の急上昇は新聞は書くが、6月の2段階目の急上昇は書かない。2017年9月19日現在も上がったままだ。

一体、何が起きているのか?「九電によると、同様のヨウ素濃度上昇は川内1号機では1985年に発生しており核燃料棒に穴が開いていたのが原因だった。」また、核燃料棒に穴が開いたのか?

〈写真1〉九州電力 一次冷却水のヨウ素モニタについて


〈写真2〉九州電力 川内原発1号機 一次冷却水ヨウ素モニタ 2017年3月24日に急上昇


〈写真3〉九州電力 川内原発1号機
一次冷却水ヨウ素モニタ 2017年6月8日に更に急上昇

1号機、冷却水ヨウ素濃度上昇 運転止めず監視強化 影響なし

毎日新聞 2017年3月24日 西部朝刊

https://mainichi.jp/articles/20170324/ddp/041/040/010000c

 九州電力は23日、稼働中の川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で、1次冷却水の放射性ヨウ素131の濃度が通常値の2倍近くに上昇したと発表した。核燃料棒に微細な穴が開いて放射性物質が漏れた可能性があるが、作業員や外部への影響はないという。保安規定で定められた制限値を大幅に下回っており、運転を止めずに測定回数を増やして監視を強化する。
 ヨウ素131は核分裂反応で生成され1次冷却水中に微量含まれる。1次冷却水中の濃度が同日、通常値(1立方センチ当たり約0・25ベクレル)の約1・8倍の0・45ベクレルと測定された。制限値は測定値の13万7000倍超となる6万2000ベクレルに設定されている。九電は測定回数を週3回から毎日1回にする。九電によると、同様のヨウ素濃度上昇は川内1号機では1985年に発生しており核燃料棒穴が開いていたのが原因だった。