本日2015年8月2日(日)、3号機使用済み核燃料プールから、燃料交換機(FHM)本体(9m×3mの大きさ、20t)の引き揚げが始められます。原発事故始まって以来、その他の作業をすべて中断して行われます。高エネルギー加速器研究機構(KEK)のリアルタイム空間放射線線量のデータも「計画停電」のため中断するという。(以下のつくばKEKの放射線線量は2015年7月31日17時過ぎ以降閲覧できなくなっています。7月31日16時12分時点に掲載されていたもの。)

 

 この使用済み核燃料プールには566体の使用済核燃料および新燃料がある、東京電力は発表しています。その核燃料を取りだすために、この燃料交換機(FHM)本体など、大物がれきを撤去する、と言いますが、果たして核燃料は水から出してよい状態なのでしょうか?本来、ウランの核燃料のペレットはジルコニウム被覆管に覆われていて、核分裂が起きていても、死の灰はその被覆管の中に閉じこめられているはずです。

 しかし、以下に「3号機の事故および対応の経過」見るように3号機の使用済み核燃料プールは2011年3月17日以降、非常に不安定になり、陸上自衛隊ヘリ、警察の放水車、自衛隊消防車、東電が使った米軍の高圧放水車などにより、3号機の使用済み核燃料プールへ大量放水が行われました。

 その放水量は4号機使用済み核燃料プールに匹敵する6000tの放水量でした。

 果たして、核燃料は健全なのでしょうか?ジルコニウム被覆管がぼろぼろの状態ではないのか?もし、被覆管がぼろぼろであるならば、水から取り出したとたんに大量の放射性物質を大気中に放出することになります。また、重さ20tもある、燃料交換機(FHM)本体が引き揚げ中に落下しても、ぼろぼろになった燃料集合体を更に傷つけ、大量の放射性物質を大気中に放出することになりかねません。

 

 特に、この場合、トリチウムが大量に放出されるでしょう。また、ヨウ素131、132、133、135も大量に放出されるでしょう。事実、4号機使用済み核燃料プール内の水よりも、3号機使用済み核燃料プール内の水の放射能汚染はケタ違いの汚染です。これは核燃料が飛び散っていると同時に、使用済み核燃料プール内で核燃料がメルトダウンした可能性を示唆させるものではないでしょうか?

 日本政府は、この事態について、まったく広報していません。大手新聞も3号機使用済み核燃料プールからの、燃料交換機(FHM)本体が引き揚げについて、その事態の重要性に触れているものは皆無といません。万が一の事態に備えるどころか、KEKのリアルタイム空間射線線量を停止させる始末です。

 福島県が2015年3月末に設置した77基のモニタリングポストのち44台が2015年4月2日から4月8日かけて、異常なピークを記録しました。それを「データを送信する際の不具合」として、福島県は是正を求め、「改善されないから」として、福島県はこのモニタリングポストを契約を解除し、全部撤去しました。

 もはや、上記2つのモニタリングポストも撤去され、原子力規制委員会のデータからも閲覧することはできない。2015年4月8日の時点で、川根が原子力規制委員会のHPからデータをコピーしてExcelでグラフ化したもの。

 果たして、真実は何なのでしょうか?原子力規制委員会の管理するモニタリングポストの方が異常な数値を記録できないように操作されていて、福島県の設置したモニタリングポストの方が正しい数値を示していた疑いがあります。

 政府、福島県が真実を隠している以上、市民が自己防衛する以外にない、状況す。個人の持つ放射線量計を常にONにし、異常なプルームが観測された場合は、twitterやfacebookなど情報を共有していきたいと思います。

 安定ヨウ素剤については、「被ばく24時間前」か「被ばく後2時間以内」がもっとも効果的である。放射線医学総合研究所の蜂谷みさを氏の論文に川根が解説を加えたので読んでみて下さい

『原発事故 安定ヨウ素剤服用のもっとも効果的なのは被ばく24時間前と被ばく後2時間後

 以下、3号機の事故および対応の経過を原子災害対策本部「平成23 年(2011 年)東京電力(株)福島第一・第二原子力発電所事故(東日本大震災)について 2011年7月19日(20:00)現在」から川根が抜粋しました。太字(赤字)が3号機使用済み核燃料プール関連の事実経過です。

3号機 事故および対応の経過 2011年7月19日まで

 3号機事故および対応2011年7月19日まで 原子力災害対策本部 解説・編集 川根眞也 20150802

【出典】平成23 年(2011 年)東京電力(株)福島第一・第二原子力発電所事故(東日本大震災)について 原子力災害対策本部      2011年7月19日(20:00)現在 pp42~88

 

1 東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故及び対応状況

(2)事故の発生・進展の主な経緯 ※3号機関連のみを川根が抜粋

《3月11日》

14:46 三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震発生。運転中の1号機、2号機、3号機が地震により自動停止

15:42 【1号機・2号機・3号機】原子力災害対策特別措置法(以下「原災法」)第10条通報(全交流電源喪失)

《3月13日》

05:10 【3号機】原災法第15条事象発生(原子炉冷却機能喪失)

05:38 【3号機】原災法第15条通報

08:41 【3号機】ベント開始

08:56 原災法第15条事象発生(敷地境界放射線量上昇)

09:25 【3号機】原子炉内に消火系ラインからホウ酸を含んだ真水注入開始

13:12 【3号機】原子炉への消火系ラインからの海水及びホウ酸の注入開始

14:15 原災法第15条事象発生(敷地境界放射線量上昇)

《3月14日》

01:10 【1号機・3号機】汲み上げ箇所の海水が少なくなったことから、海水注入を停止

03:20 【3号機】海水注入を再開

05:20 【3号機】ベント開始

06:10 【3号機】格納容器圧力が460kPa程度まで上昇(設計上の最高使用圧力:427kPa)

07:44 【3号機】原災法第15条事象発生(格納容器圧力異常上昇)

07:55 【3号機】原災法第15条通報

11:01 【3号機】原子炉建屋付近で水素爆発発生

11:15 東京電力「3号機の爆発は1号機で発生したものと同じ事象。格納容器と圧力容器は健全」

《3月15日》

06:14 【3号機】煙発生

10:22 【3号機】周辺で400mSv/hの線量を測定

10:59 オフサイトセンターに対し、退避命令発出。福島県庁へ退避

《3月16日》

08:34 【3号機】白煙が大きく噴出

10:00 【3号機】白煙発生

10:45 【3号機】格納容器破損のおそれがあるため、中央制御室(共用)から作業員退避

11:14 【3号機】白煙についてはプールからの蒸発量が多いものと推定

11:33 【3号機】格納容器の重大な損傷の可能性は低いとみて、作業員が中央制御室に復帰し、注水作業再開

《3月17日》

09:48 【3号機】陸自ヘリにより使用済燃料プールへの散水(約30t)を実施(~10:01)

19:05 【3号機】警察の放水車により使用済燃料プールへの放水(約44t)を実施(~19:13)

19:35 【3号機】自衛隊の消防車により使用済燃料プールへの放水(約30t)を実施(~20:09)。放水前後の放射線量(3,630μSv/h⇒3,586μSv/h)

《3月18日》

14:00頃 【3号機】自衛隊消防車による使用済燃料プールへの放水(約40t)を実施(~14:38)

14:42 【3号機】米軍高圧放水車を使用した東京電力による使用済燃料プールへの放水(約2t)を実施(~14:45)

17:48 東電福島第一・第二原子力発電所事故について、原子力安全・保安院がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の暫定評価結果を発表

・1号機、2号機及び3号機:評価レベル5(広範囲な影響を伴う事故)

・4号機:評価レベル3(重大な異常事象)

《3月19日》

00:30 【3号機】緊急消防援助隊(東京消防庁・ハイパーレスキュー隊)の消防車による使用済燃料プールへの連続放水を実施(~01:10)

14:05 【3号機】緊急消防援助隊(東京消防庁)の消防車による使用済燃料プールへの連続放水(約2,430t)を実施(~3/20 03:40)。放水前後の放射線量(3,417μSv/h⇒2,758μSv/h)

《3月20日》

08:00 【3号機】原子炉内温度が3百数十度(原子炉の通常運転中は280℃~290℃)になっており、炉圧上昇

21:36頃 【3号機】緊急消防援助隊(東京消防庁)の消防車による使用済燃料プールへの連続放水(約1,137t)を実施(~3/21 03:58)

《3月21日》

14:30 1号機~4号機の放水口付近(南側)において、海水をサンプリングして核種分析を行った結果、放射線核種が検出。検出核種、濃度及び「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示」に定められた基準値は以下のとおり

Co(コバルト)-58 濃度:5.955×10-2Bq/cm3、基準値:1x100Bq/cm3

I(ヨウ素)-131 濃度:5.066x100Bq/cm3、基準値:4×10-2Bq/cm3

I(ヨウ素)-132 濃度:2.136x100Bq/cm3、基準値:3x100Bq/cm3

Cs(セシウム)-134 濃度:1.486x100Bq/cm3、基準値:6×10-2Bq/cm3

Cs(セシウム)-136 濃度:2.132×10-1Bq/cm3、基準値:3×10-1Bq/cm3

Cs(セシウム)-137 濃度:1.484x100Bq/cm3、基準値:9×10-2Bq/cm3

15:55 【3号機】やや灰色がかった煙噴出

18:02 【3号機】鎮静化確認

《3月22日》

15:10 【3号機】緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)の消防車による使用済燃料プールへの連続放水(約150t)を実施(~15:59)

22:46 【3号機】中央制御室の照明が点灯

《3月23日》

11:03 【3号機】東京電力(冷却材浄化系)による使用済燃料プールへの注水(約35t)を実施(~13:20)

16:20 【3号機】黒煙が噴出

23:30 【3号機】煙が止んでいることを確認(3/24 04:50頃にも確認)

《3月24日》

05:35頃 【3号機】東京電力(冷却材浄化系)による使用済燃料プールへの注水(約120t)を実施(~16:05頃)

14:25 【3号機】タービン建屋地下の高圧復水ポンプ電源盤付近の水(深さ3~5㎝程度の模様)において200mSvの線量を測定

《3月25日》

11:00 【1号機・2号機・3号機】原子炉への注水について、海水から淡水(純水タンクを利用)へ切り替え開始

13:28 【3号機】緊急消防援助隊(川崎消防局)の消防車による使用済燃料プールへの放水(約450t)を実施(~16:00)

18:02 【3号機】原子炉への淡水での注水を開始

《3月26日》

《3月27日》

07:30 【1号機・2号機・3号機】タービン建屋の滞留水の処理において、1号機では復水器へ移送中、2号機では復水器へ移送準備中、3及び4号機では復水器への移送検討中

12:34 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約100t) を実施(~14:36)

15:30 【1号機・2号機・3号機】タービン建屋海側(屋外)のトレンチの立坑に水溜まりを確認。水表面の線量は1号機が0.4mSv/h、2号機が1,000mSv/h以上。3号機は瓦礫のため計測不能

《3月28日》

敷地内(5地点)で3/21及び3/22に採取した土壌の分析を行った結果、プルトニウム238、239、240を検出(濃度は過去の大気圏内核実験の際に国内で観測されたフォールアウトと同様のレベルであるが、検出されたプルトニウム238のプルトニウム239、240に対する放射能比からみて、5点のうち2点のプルトニウムについては今回の事故に由来する可能性がある)

08:32 【3号機】原子炉への冷却水注入を消防ポンプ車から仮設電動ポンプによる注水に切替え(7t/h)

17:40 【3号機】タービン建屋の滞留水を復水器へ移送する準備のため、復水貯蔵タンクの水をサージタンクへ移送(~3/31 08:37)

《3月29日》

14:17 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約100t)を実施(~18:18)

《3月30日》

南放水口付近において3/29 13:55に採取された海水から基準の3,355倍の放射性ヨウ素(I-131)を検出

《3月31日》

08:51 南放水口付近において3/30 13:55に採取された海水から基準の4,385倍の放射性ヨウ素(I-131)を検出。また5~6号機放水口北口において3/3008:40に採取された海水から基準の1,425倍の放射性ヨウ素を検出

16:30 【3号機】使用済燃料プール冷却のため、コンクリートポンプ車による放水(約105t)を実施(~19:33)

《4月1日》

《4月2日》

09:52 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約75t)を実施(~12:54)

《4月3日》

12:18 【1号機・2号機・3号機】原子炉圧力容器への注水用仮設電動ポンプに関し、電源車から本設電源へ切替の上、運転開始

《4月4日》

17:03 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約70t)を実施(~19:19)

《4月5日》

《4月6日》

敷地内において、3/25、3/28に採取した土壌の分析を行った結果、プルトニウム238、239、240を検出(濃度は過去の大気圏内核実験の際に国内で観測されたフォールアウトと同様のレベルであるが、検出されたプルトニウム238のプルトニウム239、240に対する放射能比からみて、一部のプルトニウムについては今回の事故に由来する可能性がある)

《4月7日》

06:53 【3号機】使用済燃料プールへの注水(約70t)を実施(~08:53)

《4月8日》

17:08 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約75t)を実施(~20:00)

《4月9日》

《4月10日》

15:59 【1~4号機】原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(~16:28)

17:15 【3号機】使用済燃料プールへの注水(約80t)を実施(~19:15)

《4月11日》

19:30 ・17:16頃発生した地震に関し、モニタリングポストの値に異常は認められていない。1、2号機への東北電力からの外部電源が停止し、1~3号機への炉心注入ポンプが停止

→18:04 1~3号機の炉心注入ポンプが再起動

《4月12日》

・東電福島第一原子力発電所事故・トラブルに対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)評価について、レベル7と暫定評価(ただし、放射性物質の放出量は、同じレベルのチェルノブイリ事故の1割程度)

・3/11から4/5までの東電福島第一原子力発電所から大気中への放射性核種の放出総量の推定的試算値(原子力安全委員会)

:ヨウ素131 15万テラベクレル

セシウム137 1万2千テラベクレル

―――――――――――――――――――

計 63万テラベクレル(ヨウ素換算値)

・原子力安全基盤(JNES)の原子炉の状態等の解析結果から試算による東電福島第一原子力発電所の原子炉からの大気中への総放出量(原子力安全・保安院)

:ヨウ素131 13万テラベクレル

セシウム137 6千テラベクレル

―――――――――――――――――――

計 37万テラベクレル(ヨウ素換算値)

11:20 東電福島第一・第二原子力発電所事故について、原子力安全・保安院がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の暫定評価結果を発表

・1号機、2号機及び3号機:評価レベル7(広範囲な影響を伴う事故)

16:26 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約35t)を実施(~17:16)

《4月13日》

4号機使用済燃料プール内の水について、4/12にコンクリートポンプ車を用いて採取(約200ml)し、核種分析を実施

I(ヨウ素)-131 濃度:約220Bq/cm3(3/4の測定結果:検出限界未満)

Cs(セシウム)-134 濃度:約88Bq/cm3(3/4の測定結果:検出限界未満)

Cs(セシウム)-137 濃度:約93Bq/cm3(3/4の測定結果:0.13Bq/cm3)

(採取時の関連データ)

プール水温:約90℃

プール近傍の雰囲気線量:数十mSv/h

・リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(~16:10)

→3、4号機超高圧開閉所付近:コンテナ3個分の瓦礫を撤去

13:50 【3号機・4号機】スクリーン前面へシルトフェンスを設置完了

《4月14日》

10:17 【3号機・4号機】原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(~12:25)

15:56 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約25t)を実施(~16:32)

《4月15日》

08:02 【1~4号機】原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(~09:55)

09:00 リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(~15:45)

→3、4号機超高圧開閉所付近:コンテナ1個分の瓦礫を撤去

・【3号機・4号機】スクリーン室近傍の3ヶ所に各々100㎏のゼオライト入り土のうを投入(~15:45)

《4月16日》

《4月17日》

11:30 【1号機・3号機】遠隔操作ロボットによる原子炉建屋内の現場状況調査実施(~17:30)

《4月18日》

・【1~3号機】原子炉への冷却水注入系に使用しているホースを新品に交換するため注水ポンプを停止(作業時間 1号機:11:50~12:12、2号機:12:13~12:37、3号機:12:38~13:05)

→13:28 各注水ポンプの起動状態等を確認

14:17 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約30t)を実施(~15:02)

《4月19日》

・電源多重化として、1・2号機、3・4号機間の外部電源の連絡ケーブルの接続を実施 →10:23 受電試験を実施し、連係線設置工事完了

《4月20日》

《4月21日》

・旧事務本館前(09:00~16:00)、3及び4号機開閉所付近(14:45~16:00)の高線量瓦礫撤去を実施

11:43 【1~4号機】原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(~12:50)

《4月22日》

・定期的に試料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月7日並びに4月11日の採取分について、プルトニウム238、239、240が検出。検出されたプルトニウムの濃度は、過去の大気圏内核実験において国内で観測されたフォールアウトと同様なレベルであるが、今回の事故に由来する可能性。

・定例的に試料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月11日の採取分について、ウラン234、235、238が検出。検出されたウランの濃度は、天然に存在するものと同じレベルと評価

13:40 【3号機】冷却材浄化系を用いて使用済燃料プールへの試験注水を実施(~14:00)

14:19 【3号機】東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プールへの放水(約50t)を実施(~15:40)

《4月23日》

《4月24日》

《4月25日》

《4月26日》

・3号機の原子炉停止時冷却系ポンプ室入口付近の線量を初めて測定したところ、1,120 mSv/hを記録

12:25 【3号機】使用済燃料プールへの淡水注水(約47.5t)(~14:03)

13:30 飛散防止剤を3号機タービン建屋海側で本格散布開始(5,000㎡)(~17:00)

《4月27日》

09:00 飛散防止剤の樹脂散布1号機~4号機タービン建屋海側で実施(7,500㎡)

00 リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(~16:00)

09:00 飛散防止剤の樹脂散布1号機~4号機タービン建屋海側で実施(7,500㎡) (~17:00)

《4月28日》

09:00 【3号機】原子炉建屋西側・南側でリモートコントロール重機による瓦礫撤去作業を実施(~16:00)

《4月29日》

09:00 【3号機】原子炉建屋西側・南側でリモートコントロール重機による瓦礫撤去作業を実施(~16:00)

《4月30日》

12:08 【3号機・4号機】外部電源増強(大熊線3Lからの受電)工事完了

《5月1日》

《5月2日》

12:58 【1~3号機】炉心注入ポンプへの警報設置(~14:53)

《5月3日》

《5月4日》

09:00 2号機原子炉建屋西側、2・3号機原子炉建屋間道路周辺でリモートコントロール重機による瓦礫撤去作業を実施(コンテナ5個分)(~16:00)

10:09 【3号機】原子炉圧力容器の温度上昇に伴い、原子炉注水量を約7m3/hから9 m3/hに変更

《5月5日》

《5月6日》

《5月7日》

09:22 3号機の原子炉注水用配管の工事のため、2号機タービン建屋内から集中廃棄物処理施設への放射性廃液の移送を一時中断(16:02移送再開)

《5月8日》

12:10 【3号機】仮設電動ポンプによる使用済燃料プールへの注水(約60t)を実施 ( ~14:10)

16:18 【3号機】復水器からタービン建屋地下への排水を開始(~10日 05:41)

《5月9日》

・定期的に試料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月18日の採取分について、ストロンチウム89、90を検出。

3号機使用済燃料プール内の水について、5/8にコンクリートポンプ車を用いて採取(約40ml)し、核種分析を実施

I(ヨウ素)-131 濃度:約11,000Bq/cm3(3/2の測定結果:検出限界未満)

Cs(セシウム)-134 濃度:約140,00Bq/cm3(3/2の測定結果:検出限界未満)

Cs(セシウム)-136 濃度:約1,600Bq/cm3(3/2の測定結果:検出限界未満)

Cs(セシウム)-137 濃度:約150,000Bq/cm3(3/2の測定結果:検出限界未満)

※ 2011年4月12日採取の4号機の使用済み核燃料プール内の水の核種分析をした際には、プール水温とプール近傍の雰囲気線量の記載があったが、この3号機の使用済み核燃料プール内の水の核種分析についてはない。よっぽど、都合の悪いデータだったのだろうか?

12:14 【3号機】使用済燃料プールへの淡水の注入(12:39~14:36 腐食防止剤(ヒドラジン)をあわせて注入(約0.5m3))(約80t)を実施(~15:00)

《5月10日》

・3号機タービン内の滞留水を集中廃棄物処理施設に移送するための移送配管の敷設を開始

・Talonにて3号機原子炉建屋大物搬入口入口付近の瓦礫数個の線量確認作業実施。Bobcatにて確認した瓦礫数個を集積

09:01 3号機原子炉への注水ライン変更の工事のため、2号機タービン建屋立坑から集中廃棄物処理施設への高レベルの放射性廃液の移送を一時中断(5/12 15:20再開)

09:31 ラインフラッシング実施(~11:51)。3号機タービン建屋側移送ライン敷設開始。

《5月11日》

・3号機給水ラインに閉止プラグ溶接

08:47 大熊線2号線復旧に伴う一部の電源停止に伴い、1~3号機の原子炉注水ポンプ電源は、仮設ディーゼル発電機電源に切り替え、原子炉注水ポンプを運転

09:00 3号機タービン建屋東側及び北側の瓦礫除去実施予定(~16:00)

12:30 【3号機】スクリーン装置近傍にあるケーブルピット内に水の流入を発見。ケーブルピット内の水位上昇はないことから、当該ケーブルピットからの流出先を確認するとともに核種分析のためサンプリングを実施中

18:45 【3号機】スクリーン室南側ピット内への水の流入は、18時40分までコンクリート注入などの止水処理により止水を確認

《5月12日》

16:53 【3号機】原子炉圧力容器への注入を給水系から3m3/hで開始(消火系からの注入は現状のまま)

《5月13日》

09:00 3号機タービン建屋東側、原子炉建屋北側の瓦礫除去実施(~16:00)

《5月14日》

09:00 3号機タービン建屋東側、原子炉建屋北側周辺にて瓦礫撤去作業(~16:00)

《5月15日》

09:00 3号機タービン建屋東側、3号機原子炉建屋北側周辺にて瓦礫撤去作業(コンテナ5個分)(~16:00)

14:33 【3号機】原子炉へ消火系ラインより五ホウ酸ナトリウムの注入(180kg)(~17:00)

《5月16日》

09:00 遠隔操作ロボットにより3号機原子炉タービン建屋東側および原子炉建屋北側周辺の瓦礫撤去(~16:00)

15:00 【3号機】原子炉へFPC系ラインよりヒドラジン(腐食防止剤)を含む注入(約106t)(~18:32)

《5月17日》

09:00 【3号機】遠隔操作ロボットにより原子炉タービン建屋北側等の瓦礫撤去(~16:00)

10:11 【3号機】原子炉圧力容器への淡水注入量を給水系6m3/hから9m3/hに変更

13:58 【3号機】タービン建屋から集中ラドへの移送についてリークチェック(~14:32)

18:04 【3号機】タービン建屋から滞留水を集中ラド(雑固体廃棄物減容処理建屋)へ移送開始

《5月18日》

16:30 【3号機】窒素封入現場確認のため、原子炉建屋を事前調査(~16:40)

《5月19日》

《5月20日》

・東京電力は、原子力安全・保安院に対し、排出基準を超える放射性物質濃度の排水の海洋放出に係る影響に関する報告書を提出及び福島第一原子力発電所第3号機取水口付近からの放射性物質を含む水の外部への流出への対応について報告(5/21公表)。

※放出量の概要

①4/1~4/6 2号機タービン建屋高濃度汚染水の漏洩による港湾内への流出量は500m3

放射性物質量は3核種合計4.7×1015 Bq

②4/4~4/10 緊急放出した集中廃棄物処理施設などからの低濃度汚染水の放出量は10,393m3

放射性物質量は3核種合計1.5×1011 Bq

③5/10~5/11 3号機タービン建屋高濃度汚染水の漏洩による港湾内への流出量は250m3

放射性物質量は3核種合計2.0×1013 Bq

14:15 【3号機】原子炉圧力容器への注入量を給水系9m3/h→12m3/hに変更

17:39 【3号機】原子炉圧力容器への注水量を消火系9m3/h→6m3/hに変更

《5月21日》

《5月22日》

・3号機から減容処理施設への移送量については、これまで12m3/hと試算されていたが、これまでの移送実績から移送量は20m3/hと考えられるため、これまでの実績も含めて移送量の評価は20m3/hで試算する。なお、移送ポンプは圧損や建屋間移送に伴う損失の影響を受けており、実際の移送量とは異なる可能性がある(計算上の移送量が増加したものであり、移送量が実際に増えたわけではないため、集中ラドの水位上昇には影響なし)。

11:23 【1号機】2、3号機で使用する予定の窒素注入ポンプ起動。供給量調整により、約28m3/hに到達。(~11:25)

《5月23日》

09:00 無人クローラーランプにより、3号機タービン建屋東側周辺において、飛散防止剤を散布(約6,000m2 ) 、従来の方法により、不燃物処理施設周辺他において、飛散防止剤を散布(約8,750m2 ) (~13:00)

11:31 【3号機】原子炉への注水について、消火系配管からの注水量を約6m3/hから約5m3/hに変更。

14:08 【3号機】原子炉への注水について、消火系配管からの注水量を約5m3/hから約4m3/hに変更。17:19更に注水量を約4m3/hから約3m3/hに変更。

《5月24日》

・5月23日、福島第一原子力発電所の敷地内において、サンプリング調査を行った空気中に含まれる放射性物質、1~4号機側取水口付近の海水について、サンプリングを行い、海水に含まれる放射性物質及びタービン建屋付近のサブドレン(施設内で集水・管理された地下水)についての核種分析の各結果、放射性物質が検出されたことから、原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡。

09:30 協力企業ヤード、不燃物処理施設周辺他(約8,750m2 )、2・3号機タービン建屋東側(約6,000m2 )に飛散防止剤を散布(~13:00)

10:00 【2号機】タービン建屋トレンチ滞留水の集中廃棄物処理施設プロセス建屋への移送状況及び3号機タービン建屋地下滞留水の高温焼却炉建屋への移送状況についてのパトロールを実施し、異常のないことを確認

10:15 【3号機】使用済燃料プールへの淡水注入開始(~13:35)

10:20 【3号機】使用済燃料プールへ腐食防止剤(ヒドラジン)(0.8 m3)注入開始(~12:56)

《5月25日》

09:10 【3号機】移送ライン及び建屋の点検のため、タービン建屋滞留水の高温焼却炉建屋への移送を停止

《5月26日》

20:52 【3号機】淡水注入、消火系3m3/h→2m3/hに変更。

《5月27日》

09:00 【3号機】原子炉建屋脇の高線量の瓦礫(1000mSv/h)回収・撤去作業を実施(~12:00)

20:38 【3号機】原子炉への消火系配管を使用した注水量の調整を開始(~20:42。2m3/h→1m3/h。給水系配管からの注水は13.5m3/hで変更なし)

《5月28日》

13:28 【3号機】使用済燃料プールへ仮設の電動ポンプによる淡水・ヒドラジン注水実施(~15:08)

《5月29日》

《5月30日》

《5月31日》

10:19 【3号機】原子炉注水について、給水配管系の注水量を13.5 m3/hから12.5 m3/hに変更

《6月1日》

10:10 【3号機】原子炉への給水系配管を使用した注水量を12.5 m3/hから11.5m3/hに変更

14:34 【3号機】使用済燃料プールへ冷却浄化系による淡水・ヒドラジン注水実施(約40t)(~15:54)

《6月2日》

・2号機、3号機のトレンチ立坑閉塞作業完了

12:50 【3号機】タービン建屋復水器から3号機復水貯蔵タンクへ水の移送を開始(~6/4 21:56移送終了)

《6月3日》

・3号機タービン建屋屋根・外壁に対して、屈折放水塔車による飛散防止剤の散布を実施(約4,800 m2

13:16 【3号機】原子炉への注水供給ラインのルート変更校作業に伴う注水の一時停止(~13:32)

《6月4日》

・3号機原子炉建屋西側で高線量(950mSv/h)のこぶし大のコンクリートを確認(6/6回収)

21:56 【3号機】復水器から同復水貯蔵タンクへの水の移送を終了

《6月5日》

13:08 【3号機】使用済燃料プールへFPC系より注水(含ヒドラジン)を開始(~15:14、約60m3

18:26 【3号機】タービン建屋地下の滞留水を復水器ホットウエルへ移送を開始

《6月6日》

10:20 6/4に確認された3号機原子炉建屋西側の高線量(950mSv/h)のがれきを回収

《6月7日》

《6月8日》

《6月9日》

・1・3号機原子炉建屋屋根・外壁に対して、コンクリートポンプ車による飛散防止剤の散布を実施(約6,400㎡)

10:30 【2号機・3号機】スクリーンエリアに設置した循環型海水浄化装置の通水試験を開始(~15:00)

10:44 【3号機】6月5日午後からのタービン建屋内滞留水の復水器への移送終了

11:47 【3号機】原子炉格納容器への窒素封入作業の事前調査のため、原子炉建屋へ入域し、γカメラによる線量測定等を実施(~12:14)

13:42 【3号機】使用済燃料プールへ仮設電動ポンプにより淡水(約55t、ヒドラジン含む)の注水を実施(~15:31)

《6月10日》

・各号機のスクリーンピット部に関し、滞留水の漏えい対策として、流出の可能性のある39ヶ所の閉塞作業を終了

《6月11日》

10:30 【1~3号機】原子炉圧力容器注水監視カメラ架台交換作業実施(~12:25)

15:30 【3号機】タービン建屋地下階の滞留水を集中廃棄物処理施設へ移送開始(12日17:01移送終了)

《6月12日》

《6月13日》

09:00 3・4号機周辺でリモートコントロール重機により瓦礫を撤去(~16:00)

10:09 【3号機】使用済燃料プールへの仮設の電動ポンプによる淡水(10:13~11:36 ヒドラジンをあわせて注入)の注水を実施(~11:48)

15:33 【3号機】原子炉建屋開口部において空気中の放射性物質のサンプリングを実施(~15:53)

《6月14日》

・ 1~3号機原子炉への注水ラインの一部をホースからポリエチレン管に切替。その間、1~3号機原子炉内への注水を一時的に停止。

09:00 3,4号機周辺でリモートコントロール重機により瓦礫を撤去(~16:00)

10:05 【3号機】タービン建屋の滞留水を集中廃棄物処理施設へ移送を実施(~6/16 08:46)

《6月15日》

《6月16日》

《6月17日》

10:19 【3号機】使用済燃料プールへの燃料プール冷却浄化系による淡水(約49t、10:23~11:31 ヒドラジンをあわせて注入)を実施(~11:57)

《6月18日》

10:00 2・3号スクリーンエリアに設置した循環型海水浄化装置の運転を停止(定期点検のため)

13:31 【3号機】タービン建屋地下滞留水を集中廃棄物処理建屋へ移送実施(~20日00:02)

《6月19日》

・3号機配管取り付け工事、2次系ポンプの搬入などを実施。

《6月20日》

00:02 【3号機】タービン建屋地下滞留水の、集中廃棄物処理施設高温焼却建屋への移送停止

10:00 2、3号スクリーンエリアに設置した循環型海水浄化装置の運転を再開

《6月21日》

・原子炉への注水量調整

1号機 4.5m3/h → 4.0m3/h(10:02)

2号機 5.0m3/h → 4.5m3/h(10:04)

3号機 11.0m3/h → 10.0m3/h(10:06)

15:32 【3号機】タービン建屋地下滞留水をプロセス建屋へ移送開始

《6月22日》

・原子炉への注水量調整

1号機 4.0m3/h → 3.5m3/h(10:02)

2号機 4.5m3/h → 4.0m3/h(10:04)→ 約3.5㎥/hで安定

《6月23日》

・3号機原子炉建屋周辺のがれき撤去

10:13 【3号機】原子炉への給水配管からの注水の調節を開始(10.0㎥/h→ 9.5㎥/hに変更)

18:27 各号機の原子炉へ注水している注水系統について、1号機用の原子炉注水電動ポンプにより、1号機及び2号機の原子炉へ注水するように変更を実施し、2号機用の原子炉注水電動ポンプを停止

《6月24日》

10:07 【3号機】原子炉への給水配管からの注水の調節を開始(9.5㎥/h → 9.0㎥/hに変更)

《6月25日》

《6月26日》

09:56 【3号機】使用済燃料プールに、PH調整のためのホウ酸注入を実施(45t)(~11:23)

 ※ これもわざわざ「PH調整のため」という言い訳を付けて、ホウ酸を注入とある。核燃料が溶けだした兆候があったのでは。ちなみに、高崎CTBTが大気中のヨウ素131 2011年6月15日~6月16日に13マイクロベクレル/m3観測していたがしばらくNDが続く。6月16日、17日とND。6月18日~19日が4マイクロベクレル/m3観測。6月19日~24日までNDだったのが、6月25日~6月26日に7マイクロベクレル/m3観測している。3号機の使用済み核燃料プールにホウ酸注入の日の前日という事実が奇妙に重なる。(注:編集者)

 

《6月27日》

15:00 【3号機】使用済燃料プールに燃料プール冷却浄化系を用いたホウ酸水を注水開始(60t)(~17:18)

15:44 【3号機】タービン建屋地下滞留水のプロセス建屋への移送ポンプを一旦停止(17:00移送ポンプの2台運転を開始)

16:20 水処理設備で処理した水の利用を開始。これにより、1・2・3号機原子炉への循環注水冷却運転開始。17:55に処理水タンクから原子炉の注水ポンプへ供給する配管から漏えいを発見したため、処理した水の供給を停止。

《6月28日》

09:58 【3号機】タービン建屋滞流水のプロセス建屋への移送を停止

《6月29日》

14:45 【3号機】使用済燃料プールに燃料プール冷却浄化系を用いた淡水の注入を実施(30t)(15:53)

《6月30日》

08:56 【3号機】タービン建屋地下滞留水の集中廃棄物処理施設への移送を開始

19:47 【3号機】使用済燃料プール代替冷却システムを調整運転のため起動。性能評価等を実施後、本格運転に移行予定。

《7月1日》

11:00 【3号機】使用済燃料プール代替冷却システムの性能評価実施(本格運用開始)

 ※これ以降は、3号機使用済核燃料プールへの放水または注入の記述がなくなる。安定的に核燃料が冷やせるシステムが確立したからではないのか。ちなみに、高崎CTBTが大気中のヨウ素131を観測していた日は、2011年7月2日~7月3日の6マイクロベクレル/m3および2011年7月6日~7月7日の7マイクロベクレル/m3が最後である。それ以降は現在に至るまで観測されていない。3号機の使用済み核燃料プール内の核燃料が安定的に冷やせるようになってから1週間後と奇妙に一致している。(注:編集者)

 

11:43 【3号機】原子炉建屋1階のロボットによる清掃作業開始(~16:36)

《7月2日》

10:59 【3号機】原子炉建屋1階のロボットによる線量測定を実施(~12:14)

《7月3日》

・3号機原子炉建屋1階の大物搬入口付近において、線量低減を目的とした鉄板の敷設を実施

《7月4日》

・3号機原子炉建屋1階の大物搬入口付近において線量低減を目的とした鉄板を敷設

《7月5日》

《7月6日》

・東京電力は、原子力安全・保安院に対し、福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含む滞留水の貯蔵及び処理の状況について報告(7/6公表)

15:24 【3号機】遠隔操作ロボットにより原子炉建屋1階高所の放射線量測定及び現場確認等を実施(~17:10)

《7月7日》

《7月8日》

08:20 4号機原子炉建屋カバー設置工事ならびに使用済燃料プール冷却浄化系の代替冷却装置設置工事への干渉回避を目的とした電源ケーブル移設に伴い、3号機の使用済燃料プール冷却浄化系の代替冷却装置の電源を停止(14:24代替冷却を再開)

13:35 【3号機】作業員が高所作業車を用いて3号機原子炉建屋内の窒素封入ライン箇所の状況確認を実施(~13:44)

《7月9日》

・東京電力は、福島第一原子力発電所3号機における原子炉格納容器への窒素封入に関して、その内容をとりまとめ、経済産業省(原子力安全・保安院)に報告

《7月10日》

15:15 【3号機】タービン建屋地下滞留水の集中廃棄物処理施設プロセス建屋への移送を開始

《7月11日》

《7月12日》

○【3号機】原子炉建屋開口部においてダストサンプリングを実施

○ 13:30【3号機】原子炉への窒素封入配管の接続作業を実施(~13:45)

《7月13日》

《7月14日》

○ 20:01【3号機】原子炉格納容器内への窒素ガスの封入を開始。窒素ガス封入量が定格流量(14Nm3/h)に到達(20:05)

《7月15日》

《7月16日》

○ 10:50【3号機】タービン建屋から集中廃棄物処理施設プロセス建屋への滞留水移送を開始

《7月17日》

《7月18日》

○ 08:30【3号機】タービン建屋屋上開口部の雨水対策のため、仮屋根の取り付け作業を開始

《7月19日》