岩手県の河川の土壌はどのくらい放射能汚染されているのか?2015年2月
福島県の放射能汚染については、報道されますが、宮城県、岩手県の放射能汚染については、ほとんど報道されません。東日本大震災で、宮城県、岩手県は地震と津波の被害を受けたことだけになっていますが、原発事故による放射能によっても被害を受けているのです。原発事故から4年。「復興」だけが叫ばれていますが、復興の前に、陸そして海の放射能汚染の被害の実態を把握し、住民や消費者が健康被害を受けることのないようにするべきです。
環境省が、「東日本大震災の被災地における放射性物質関連の環境モニタリング調査:公共用水域」として、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県及び東京都の河川水域の土壌や水の放射能汚染の実態を2011年から調査し、公表しています。
『東日本大震災の被災地における放射性物質関連の環境モニタリング調査:公共用水域』
この中に、2015年3月9日公表された「岩手県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果(速報)2015年2月採取分」があります。この中に、岩手県の一関市、奥州市、平泉町の河川域の土壌のセシウム134、セシウム137の放射能汚染の調査結果があります。
その放射能汚染の実態を6ページ目の地図に川根が記入しました。
この水域のヤマメ、イワナ、ウグイなどは、放射性セシウムだけでなく、放射性ストロンチウムを含んでいる危険性もあります。この水域のヤマメ、イワナ、ウグイなどは食べるべきではありません。
岩手県 水産物の放射性物質の検査結果について(ヤマメ) 2015年4月17日公表
岩手県 水産物の放射性物質の検査結果について(イワナ) 2015年3月9日公表
岩手県 水産物の放射性物質の検査結果について(ウグイ) 2015年1月30日公表