10.23(日) 川根先生講演会 『子供たちを放射能から守ろう!~内部被ばくを避けるために~』富士見公民館川根講演会チラシ 鶴ヶ島 20111023 

……終了しました。参加者96名。参加されたみなさん、ありがとうございました。  

 10.23(日) 富士見公民館 1時30分~4時

福島原発事故によりまき散らされた放射能は広島原爆の160個分以上といわれています。トンデモナイことが起こってしまったのです。ところで、“放射能の内部被ばく”ってご存知ですか?微量でもすごく怖いのです。25年前のチェルノブイリ事故の追跡調査から分かってきたのですが、公的機関はいまだにそれを無視しています。それに、「基準値以下だから大丈夫」というのは信用できません。基準値そのものが原発推進者たちの圧力により緩められているからです。食物の安全基準はドイツでは4ベクレルなのに、日本はなんと500ベクレルなのです!

川根先生の話を聞いて、今から対策を講じないと、子どもが将来大変なことになる恐れがあります!(欧州放射線リスク委員会のバズビー委員長の警告(裏面)を見て下さい)

川根先生はさいたま市立中学校の理科の先生ですが、民間の内部被ばく研究の第一人者です。また、首都圏の放射能を測定し、「放射能から子供を守ろう!」と県内各地を講演に回っています。国会の議員会館でも報告しました(8月8日)。

とくに、子育て中のお母さん(むろんお父さんも)、そして学校給食に関係している方々は、10月23日(日)1時半(開場は1時)、富士見公民館にお越し下さい。

川根先生が中学生にも分かるように説明して下さいます。

参加費(資料代など):500円(子供・学生は無料)

主催:10.23川根講演会実行委員会

実行委員富士見:石塚雄康 青木 亘 田口 幸央 石川正臣 澤田洋 / 南町:鈴木 勝行 田原廣美 / 中新田:古牧 英子、山川恵利子 / 下新田:松村和子/ 松が丘:田部井 緑 / 町屋:柳戸 次郎、

共同代表:澤田洋(富士見2-32-28 hsawada @tcat.ne.jp)、山川恵利子(中新田22-4,090-8109-2954  e_ymkw@yahoo.co.jp)、田部井緑

欧州放射線リスク委員会クリス・バズビー科学委員長の警告

 

ICRPの健康基準なんか、信用してはいけない」(「週刊現代」8月6日号より)

「被曝は、“あらゆる病気″を引き起こします。免疫システムに悪影響を及ぼすので、感染症に罹りやすくなり、インフルエンザに罹っても死んでしまう可能性がある。甲状腺もやられてしまいます。精神疾患や子どもの知能低下、心臓麻痺など循環器系の病気、呼吸器系の病気、さらには女性の不妊や、関節炎や歯が抜け落ちてしまうといったレベルまで、様々な健康被害を発生させる可能性がある。」

 

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週刊金曜日』(7月8日号)より

化学物理学者のクリス・バズビー氏は、日本政府が福島第一原発事故被害者の放射線許容量を決める際に使ったICRP(国際放射線防護委員会)の放射線リスクモデルを批判する科学者たちの最先頭に立つ。バズビー氏によれば、ICRPモデルの問題点は次のことにある。ICRPモデルはあらゆる被曝の仕方を同じように、あたかも外部被曝であるかのように扱う。そうして求めた被曝線量に、広島・長崎の原爆生存者が受けた急性の大量外部被曝量を基にして決めたリスク因子を掛け合わせる。このように、ICRPモデルは、体内に入ったある種の放射性核種が、細胞内の決定的な標的(critical targets)、特に細胞のDNAに非常に高い放射線量を浴びせる可能性が幾通りもあるということを考慮に入れていない。その可能性のひとつが、 「鼻や口から体内に入ったホット・パーティクル」によるもので、「それは非常に微小な粒子で、細胞組織の中に入りこんでその細胞に多量の放射線を浴びせることもありうる。」 その結果、内部被曝は、ICRPモデルによる推定より千倍近く危険である可能性がある。内部被曝も勘案するECRRモデルを使ったバズビー氏の試算によると、福島第一の100キロメートル圏内に住む330万人が一年間留まると仮定して、50年以内に約20万の超過ガンが発生するだろう。そして、そのうちの半数は10年以内に発症するだろう。さらに、バズビー氏の試算では、100キロから200キロ圏内に住む790万人のうち、50年以内に22万以上の超過ガンが発生し、そのうち半数がこれも10年以内にガンと診断されるだろうとしている。これに比べ、ICRPモデルでは、100キロメートル圏内では2,838(人)のがん(患者)が増えると推定する。「結果としての実際のガン患者数が、二つのリスクモデルのどちらが正しいかのひとつのテストになる」と、バズビー氏は主張し、チェルノブイリについての多くの研究がICRPモデルの予測よりずっと多いがん発症数を示していると指摘する。

さらに、チェルノブイリ事故の影響は半径200キロ圏にとどまらない。日本では、福島第一の近くで「微量のプルトニウム」が検出されたという報告がある。これは驚くにあたらない。なぜなら、3.11の地震と津波の後、米国環境庁が、ハワイ、グアム、アラスカ、そして西海岸で尋常でない量のプルトニウムとウラニウムを検出したからだ。CTBTO(包括的核実験禁止条約機関)によると、福島事故の2週間以内に放射性物質が北半球全体に拡散され、4月半ばまでには南半球にまで達した。日本のメディアがこの問題について沈黙を守る・・・・

 

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サンデー毎日」9月18日号が、「都心に潜むチェルノブイリ級」と題して、放射能防御プロジェクトの関東土壌調査の特集を5ページに渡って組んでいます。その中で 川根先生は「セシウムの検出場所には“セシウムの相棒”といわれるストロンチウム90が同時に存在する。ストロンチウムは骨に沈着して腫瘍や白血病の原因になると考えられており、ストロンチウムの調査を早急に行うべきだ」とコメントされています。