テレビ、新聞、twitterも書かない。東電 福島第一原発の真実。

 2015年12月17日に2号機で何が起きたのか?テレビ、新聞は書かない。誰が書いた?twitter shinchann2008だけ?

福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2015年12月17日

 排気フィルタ入口 100Bq/m3(10:56~12:56) 8.6Bq/m3(19:57~21:52)

2015年12月24日公表 東京電力 福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果

 2号機建屋 排気フィルタの放射性物質の濃度の変化はこんな感じだった。

 2015年1月→2月→3月→4月→5月→6月→7月→8月→9月→10月→11月→12月

 セシウム137 7.4Bq/m3 セシウム137 22Bq/m3 アンチモン125 1.2Bq/m3(2015年1月)→以降 セシウム137のみ 8.7Bq/m3(2月)→8.5Bq/m3(3月)→0.87Bq/m3(4月)→0.65Bq/m3(5月)→8.9Bq/m3(6月)→1.9Bq/m3(7月)→1.2Bq/m3(8月)→36Bq/m3(9月)→0.71Bq/m3(10月)→14Bq/m3(11月)→100Bq/m3(12月)

 2号機がおかしいのではないか?少なくとも2015年12月、2016年1月、2月と。

と桑ちゃんが2016年2月5日に投稿したら、東電は即、訂正を出した。

 この国の原子力規制は「間違い」ですべて許されるらしい。計器の測定データも都合が悪くなれば、簡単に闇に葬られ、テレビも新聞も追求することはない。福島の子どもたちの小児甲状腺がん167名発症を朝日新聞、毎日新聞は報道したが、東京新聞、読売新聞が報道しなかったように。(2016年2月15日朝夕刊)

 同じ頃2016年2月4日に東電の「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」の「その他のサンプリング」2016年1月分を見つけ、驚いた。「福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2016年1月7日」「福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2016年1月12日」と2つ発表されています。

 東電は手抜きなので、毎日でも発表できる排気フィルタのサンプリング結果をたった月1回しか発表していません。日々数回、計測しているのに。

 その「手抜きルール」を破り、2016年1月は2回発表しました。それもやっと2016年1月28日に。上記の異常な水素発生の4日後。非常に奇妙な一致。2016年1月23日~24日かけて、2号機が極めて不安定な状況になったのではないか、と思います。それだけなく、2016年1月7日の異常なセシウム134、セシウム137の放出がありました。2号機 排気フィルタ入口 100054019070Bq/m3と推移しました。
時刻(8:12~10:12,10:14~12:14,12:16~14:17,14:20~15:47)

 セシウム137がいきなり1000Bq/m3。つまり、2016年1月は公表されているだけでも2回の不安定な状態があったことになります。

 川根が1月23日に自宅でベータ線4cpmを計測しました。自宅室内でこんなにベータ線を観測したのは2015年12月23日に観測した以来です。この時、埼玉県には福島からの風が直撃していました。この風がトリチウムでも運んできたのではないか、と疑っています。

埼玉県の自宅室内にて 2016年1月23日 23:42pm 撮影:川根 眞也

 このとき、東電 福島第一原発からの風が、埼玉県を直撃していました。原発が不安定で、原発からの風がその場所を直撃しているときに、ベータ線も観測されるのかもしれません。

earth :: 地球の風、天気、海の状況地図 2016年1月23日23:30pm

そして、2016年2月2日も自家用車内でベータ線3~5cpmを観測。2月4日も室内で4~9cpm。2月5日も室内で3~8cpm。2月13日は屋外で3~6cpm。2月19日は自家用車内でベータ線3~7cpmを観測。2月21日は18:00pm以降自家用車室内で7~11cpm。観測場所は埼玉県さいたま市、川口市です。

 2号機は2016年2月も不安定なのではないか、と思います。個人でガイガーを持ち歩き、異常なプルームを検出したら、屋内退避。屋内でもだめならば、屋内でPM2.5カットマスク着用でしょうか。

 テレビ、新聞は東電福島第一原発の現状について、東電、政府、NHK発表以外の真実を報道すべきだと思います。