地上1m 地上1cm
0.106マイクロシーベルト/時 0.122マイクロシーベルト/時
栃本広場 トイレ前芝生
地上1m 地上1cm
0.129マイクロシーベルト/時 0.169マイクロシーベルト/時
ハイキングコース 歩道①
地上1m 地上1cm
ハイキングコース 歩道③
地上1m 地上1cm
0.112マイクロシーベルト/時 0.277マイクロシーベルト/時
0.089マイクロシーベルト/時 0.104マイクロシーベルト/時
空間線量で0.13マイクロシーベルト/時あるということは、土壌に3.7万ベクレル/m2のセシウム137があるということ。3.7万ベクレル/m2は原子炉建屋内の放射線管理区域に相当する汚染度。18歳未満立ち入り禁止区域です。
これはハイキングコース 歩道①の土壌です。セシウム134、セシウム137合計で668ベクレル/kgあります。
土壌汚染(ベクレル/kg)から土地汚染(ベクレル/m2)への変換は65倍します。(原子力安全委員会 2011年5月7日 記者会見での回答)ここは43,420ベクレル/m2の土地汚染があることになります。放射線管理区域です。
この林道脇にいたっては、セシウム134、セシウム137合計で、317キロベクレル/kg、つまり3170ベクレル/kgあります。65倍すると20万6050ベクレル/m2です。チェルノブイリ事故の被害にあった、ロシア、ベラルーシ、ウクライナでは18.5万ベクレル/m2以上からは移住する権利が保障されています。住民が移住しなくてはいけないレベルの汚染があるところに、子どもたちがハイキングに行っていいのでしょうか?呼吸により、内部被ばくする危険性が非常に高い場所であると考えられます。
吸い込んだ放射性セシウムは放射線を発射しながら血管の中を流れるとどうなるでしょうか。血管の内側の壁が次々破壊されます。すると、血管壁の中からアテロームという粥状の脂肪が浸出し、これが心筋梗塞や脳梗塞の原因となると言われています。
放射性物質の再浮遊は土壌汚染濃度に比例します。吸入量は、土壌沈着密度×再浮遊係数×呼吸量で計算します。降下放射性物質が舞っているような状態なら、再浮遊係数は10E-6〜-4とされます。例えば、東京の土壌約5万Bq/m2、呼気量17.3m3/日で計算すると、約9Bq/日(×1/10〜10)です。つまり、5万ベクレル/m2の場所で1日呼吸すると、それだけで約9ベクレルの放射性セシウムを体内に取り込むことになるのです。大滝げんきプラザのハイキングコースは4万ベクレル/m2前後、林道脇は20万ベクレル/m2です。平均5万ベクレル/m2だとした場合、大滝げんきプラザで仮に5時間活動した場合は、1.85ベクレルの放射性セシウムを呼吸により体内に取り込むことになります。
すぐには影響は出ないかもしれません。しかし、成長期にある子どもたちが活動する場として相応しくありません。
ちなみに、40万ベクレル/m2以上の場合は原子力発電所の作業では全面マスクが必要となります。