全1人区で野党一本化へ、参院選

鹿児島で社民譲歩

2019年6月7 日  徳島新聞
 会談に臨む国民民主党の平野幹事長(右)と社民党の吉川幹事長=7日午前、国会

 会談に臨む国民民主党の平野幹事長(右)と社民党の吉川幹事長=7日午前、国会

 

 社民党の吉川元・幹事長は7日、国民民主党の平野博文幹事長と国会内で会談し、両党が独自候補擁立を目指す参院鹿児島選挙区(改選数1)で、条件付きで社民が候補を取り下げる提案をした。平野氏は前向きに検討する意向を示した。これにより32ある改選1人区全てで立憲民主党など野党5党派による統一候補のめどが立った。

 会談で吉川氏は社民の候補取り下げに際し(1)国民が推す候補を無所属にする(2)地元の融和を進める(3)衆院鹿児島4区は社民の意向を尊重する―の三つを提案。平野氏は「苦渋の決断に敬意を表する」として受け入れる方向で調整を進める。週明けに正式に回答する。