内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会

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私たちは次の活動に取り組みます。

1.放射線と内部被曝についての正しい知識を市民に広めるために全国各地での講演会 活動を行います。

2.「内部被ばくを考える市民研究会」として学習を行い、市民の講師を育てていきま す。

3.保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学の園長先生、校長先生、学長への保 護者の要望書の提出行動を応援し、アドバイザーとして同席の上、助言をします。

4.市町村や教育委員会等主催の緊急セミナー「福島原発事故に伴う 放射線・放射能 の健康影響を知る」等の講師を引き受けます。

5.食品の安全のために、消費者と生産者とが連帯する関係を作り上げます。特に、妊 婦、乳児、子ども、青年の食品については4ベクレル/kg以下(4cpm以下)※の自主規 制を表明するすべての生産者を応援します。4ベクレル/kg以下の商品を紹介し、学校 給食への導入や妊婦、乳幼児のいる家庭への供給体制作りを目指します。また、4ベク レル/kg以上の放射性物質が出た場合の生産者の生活補償のために、会としても基金を 設立します。東京電力への損害賠償請求へのアドバイスを行います。田畑の農地改良の 物理的支援を行います。それが無理な場合は、各自治体に働きかけ、代替地の提供をも とめ、生産者に紹介します。

6.海洋汚染が深刻です。海流の動向を年間通して調査し、海底や海水の継続的なの調 査を行い、漁場の漁獲禁止区域の設定と漁民への生活補償を政府にもとめます。

注 ※ 4ベクレル/kg以下(4cpm以下)……現在の食品や水道水の放射線量を測っている 機械は「ゲルマニウム半導体検出器」といいます。一方、空間放射線量を測るのは「GM 計数管(ガイガー管)」です。(⇒食品の放射性物質濃度が簡単に測れるGM管サーベーメータ

1954年3月1日日本のマグロ漁船「第五福竜丸」はアメリ カの水爆実験に遭遇しました。当時、日本の人々の主食は魚。その魚がアメリカの核実 験によって漁船ごと放射性降下物(フォールアウト)で汚染されました。これを「死の 灰」といいます。「第5福竜丸」だけでなく、少なくとも856隻の漁船が「死の灰」を浴 び、漁民たちは被曝しました。しかし、ビキニ事件の被曝者には被爆者健康手帳すら与 えられていません。闇から闇へと放置されたままです。

この時、政府は100cpm以上放射 性物質に汚染されたマグロをすべて廃棄しました。これは、マグロのえらの部分がもっ とも汚染されていると考え、100cpm以下のマグロは埋め立て処分にしました。cpmと は「シー・ピー・エム」と読み、「カウント・パー・ミニット」の略です。ベクレル( Bq)との比較をしてみましょう。ベクレル(Bq)とは、1kgあたりの食品から1秒間 に出る放射線の数です。 牛肉500ベクレル/kgとは、その牛肉1kgがあるとすると1秒間に500発もの放射線が出る 牛肉ということになります。これをもし、cpmの単位に直すと、単純には変換すること はできません。面積10cm2のGM管サーベイメータを表面から1cmのところになぞ るように当てて測定したものがcpmです。ですが、放射線量計メーカーの方によれば、 生きた牛の表面のcpmを測った場合、50000(5万)~60000(6万)cpmに相 当するだろうとのことです。

ビキニ事件の際のデータが誤って、矢ヶ崎克馬先生のところに伝えられたために、8月2 9日の発足集会の際には、100cpm ≒ 1.66 ベクレル/kg とお伝えしたが 、この情報が間違っていたことが9月3日に判明しました。ただしくは、cpmを単純にベ クレル/kgに変換することはできません。cpmはある面積あたりの放射線量(1分間あ たり)であるのに対して、ベクレル/kgはある重量あたりの放射線量(1秒あたり) であるからです。

しかし、現在はゲルマニウム半導体検出器で、水道水や食品の放射能濃度を測っていま すが、これは0.1ベクレル/kgまで測ろうと思うと6時間かかり、0.2ベクレル /kgの精度まで測ろうと思うと1時間かかります。また、そのために、肉や野菜など は細切れにしたり、ミキサーにかけてマリネリ容器に入れて測るという手間もかかりま す。これでは、食品の全品検査はできません。

ビキニ事件の際、マグロは次々と水揚げされる。放っておいたら腐ってしまう。溜めて おいて、目を離したら売られてしまう。その中で、GM管サーベイメータでえらの部分 を測定した「原爆マグロ」では、えらで100cpmを測定したマグロの肉はだいたい5 0~100ベクレル/kgだったそうです。これを規制値として、えらの部分で100 cpmを超えたマグロをすべて廃棄処分にした。

つまり、1954年の日本政府の食品( メインのたんぱく質源であった魚)については50~100ベクレル/kgであった、 ということです。福島第一原発事故後、2011年3月17日政府が決めた「暫定規制値」は 、子どもも大人も同じ500ベクレル/kgです。1954 年当時から比べれば、5倍~10 倍のゆるさということです。これでは子どもの健康を守れません。

私たちは、原爆マグロを例にとって、GM管サーベイメータによる食品測定を提唱しま す。当面、原爆マグロの際の実測値

    マグロのえら 100cpm   ⇒   マグロの肉 50~100 ベクレ ル/kg

ですから、ドイツ放射線防護協会が提唱している、「評価の根拠に不確実性があるため 、乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4 ベクレル〔以下 Bq:訳者注〕以上の セシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり 8Bq 以上のセシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。 」に倣えば、 上記の実測値と参考とすると

    食品 100cpm ⇒ 食品 100 ベクレル/kg     
    食品   4cpm ⇒ 食品   4 ベクレル/kg

となります。つまり、GM管サーベイメータで4 cpmを超えない食品を子どもたちに食べ させたいと考えています。成人は8cpm。詳しくは cpm と実際の食品の ベクレル/ kg との関係を調べていけばいいのです。ちなみに、このGM管で食品のcpmを測定に するのにかかる時間は5分ほどです。今後、研究機関と協力し、順次、お米、野菜、肉 、魚の実測値(何cpmが何ベクレル/kgにあたるか?)を調べて公表していきたいと考 えています。

4ベクレル/kg以下は、ドイツ放射線防護協会が2011年3月20日提唱している、「日本 における放射線リスク最小化のための提言」に基づいています。この中で、ドイツ放射 線防護協会は「乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4 ベクレル以上のセシウ ム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり8Bq 以 上のセシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。 」と提唱しています 。

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