内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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2012年4月

がれき活用策 「森の防波堤」構想の実現を 毎日新聞 2012年4月12日 朝刊

東日本大震災で大量に発生した、がれきを活用した「森の防波堤」構想を、宮脇昭 横浜国立大学名誉教授が提唱していることを、2012年4月12日毎日新聞朝刊が報じています。 放射能汚染がれきは焼却処分すべきではありません。このように「防波堤」として活用することが解決策であると思います。 焼却場についている、バグフィルターでは放射性物質は除去できません。放射能防御プロジェクトが島田市の焼却実験で行った調査では、バグフィルターではセシウム137は60%程度しか除去できず、11万ベクレルのセシウム137が空気中に放出されたことがわかっています。 島田市の試験焼却結果を考える 放射能防御プロジェクト 201203 がれき活用策 「森の防波堤」構想の実現を 毎日新聞 2012年4月12日 朝刊    

陸前高田市長、県に提案 専用焼却炉 門前払い 2012年3月20日東京新聞朝刊

陸前高田市長ががれきの処理のために、がれき専用焼却炉の新設を岩手県に提案したが、岩手県や国(環境省)も動かず、太平洋セメントに丸投げになったことが報じされている。2012年3月20日 東京新聞 朝刊

2012年3月11日のメッセージ 川根友(かわね とも)

2012年3月11日のメッセージの和訳(原文は英文) 3月11日。それは、2011年3月11日の日本の三天災によって失われた命を、そして日本の人たち、農業、環境、そして経済に及んだ引き続く(継続している)不利な影響を思い、頭を下げる日。犠牲になった方々と被災された方々の果たされなかった夢、希望、そして数々の楽しいひと時に思いをはせます。 一年前、災害のあと、私の指導教官から、日本についてのコメントを受け取りました。先生は、カナダにいるかつての自分の学生が送ってくれた内容が気に入ったということで、私宛に転送してくださったのでした。 <日本から学ぶべき10の事柄> 1.冷静さ胸をたたいたり、壮絶に悲嘆にくれたりといった様子が全くない。悲しみそのものが昇華されている。 2.尊厳水や日用品のために整然と並んでいる。荒い言葉やぶっきらぼうな身振りなしで。 3.能力信じられない建築物。建物は揺れたけれども崩れなかった。 4.礼儀各人が物品を手に入れることができるよう、皆が現時点で必要な物のみを購入。 5.秩序店舗での盗難がない。路上でもホーンを鳴らしたり、追い抜き運転をしたりしない。まさしく理解があるということ。 6.犠牲原子力発電所に海水を注入するために50名の作業員が残った。彼らは一体どのように償われるのだろうか。 7.思いやりレストランは値段を下げる。警備なしのATMはそのまま。力のある者が弱い者を助ける。 8.訓練お年寄りの方たち、子供たち、だれもが何をなすべきかをきちんと知っており、そのとおりにしたのであった。 9.メディア報道は大いに抑制を行った。扇動的なものはなかった。冷静な報道のみ。 10.良心店で電力が消えた時、人々は棚に物を戻して、静かに立ち去った。 2011年3月28日の私から先生への返信: 今回の災害は、多くの人たちの雇用に影響を及ぼし、多くの産業・雇用において、解雇や労賃・契約期間の低下・減少が常態化しています。津波警報を近隣の人たちに知らせたり、周囲で行方不明になった人々を探したり、残された人たちを連れ戻す手助けをしたり、ひたすら他の人たちを助けるために最後まで働き続けたりすることによって、自分の命を犠牲にした数多くの無名の勇気ある人々がいました。  もし、先生の生徒さんが日本から学ぶべき10点の事柄があるというのなら、私はこのような返事をしたいと思います。 <2011年3月の災害後、日本が行うべき10の事柄> 1.原子力発電所を停止すること 2.それに応じて私たちの生活様式を変えて、私たちの限界を知ること 3.もしある事業がある地域において実施される場合、地元住民の命が危険にさらされる可能性がありうる際には、国民投票を主張すること 4.大都会を分散化させること 5.小規模都市を活性化させること 6.人々が在宅で、あるいは自宅の近くで勤務できるシステムを創出すること 7.一般の人々が関与できるような代替テクノロジーを推奨すること 8.緊急援助および復興システムを包括的に見直すこと 9.災害時において、国際的専門知識や資源をタイムリーに活用すること 10.謙虚になり、私たちの過ちからまなぶこと  日本は、高い生産性とテクノロジーを持つ国です。しかし、その背後には、家族生活を犠牲にして、長時間オフィスや学校、大学などに通い、私たちの人生の貴重な年月を投資して、何時間も何時間も働いている多くの人々がいます。こうした多くの人々が、完全に取り残されてしまっています。そうした人々の中には、定年間近な人々、あるいは自分の人生そのものからも引退する瀬戸際にある人々もたくさんいます。  私たちの政府と指導者たちが健全な思想を持ち、人々の安全を第一に考えてくれるようにと、切に願うばかりです。  私たちは大きな危機を迎えています。 これは人類の歴史における危機でもあります。  しかし、私たちの悲劇によって、インドも含め、他の国々の人たちが自国の政府に対し政策の見直しを要求することを促すようになればと思います。  生徒さんからのインプットをシェアしてくださったことに対して、本当に感謝します。 * * * * * 私は、自分がこの地球に在り、自分の人生のひとときを親しい人たちとともに過ごしている、という事実に感謝しています。そして、甚大な損失を通じ、確かな拠りどころのある人間関係の美しさとその意味を、そして人生で既に授かったものの価値を、実感しています。                                       川根 友

放射線教育を考えるネットワーク スタートの集い in かながわ

[ 2012年4月14日; 2:00 PM to 5:00 PM. ]  東京第一原発事故の反省もなしに、文科省は『放射線に関する副読本』を全国の小中高に配布し、「これくらいの放射能は安全です」教育を行おうとしています。  副読本には、外部被ばくについては少し書いてありますが、内部被ばくについてはほとんど記載がありません。内部被ばくについての危険性はまったく書かれていません。  東京第一原発は事故後1年以上も経った現在でも、放射能を環境中に放出しています。北半球全体に放射能をまき散らしています。事故は収束していません。現在進行中です。事故処理には100年かかるのではないか、という見解すら出てきています。  日本に生きる子どもたちには、放射能についての正しい知識が必要です。文科省の『放射線に関する副読本』では何も学べないどころか、これまで気をつけていた子どもたちが「もう大丈夫なんだ」と誤解するような内容です。  良心ある教育者のみなさん、保護者のみなさん、放射線教育の在り方を一緒に考えてみませんか。  日時:4月14日(土) 14:00~17:00  場所:かながわ県民活動サポートセンター 402     (JR桜木町駅西口 徒歩10分)  主催:放射線教育を考えるネットワーク準備会  よびかけ:ZENKOかながわ  連絡先:青島正晴 peaceblue0511@yahoo.co.jp                              090-4207-9449  3月21日文科省原子力課と『副読本』問題で交渉を行いました。そのときの記者会見のようすです。 2012/03/21文科省の「放射線副読本」撤回を求める

ナノ微粒子 大人より乳幼児の肺に沈着 米大が実験 2012年3月14日毎日新聞朝刊

ナノ微粒子:大人より乳幼児の肺に沈着 米大が実験  毎日新聞 2012年3月14日朝刊  大人より乳幼児のほうが、ナノサイズ(ナノは10億分の1)の微粒子を肺の奥にとどめやすいことを、米ハーバード大の津田陽さん(生体物理学)らがラットを使った実験で突き止め、12日付の米科学アカデミー紀要に発表した。ディーゼル車の排ガスに含まれる浮遊物質の多くがナノ粒子。乳幼児への大気汚染影響の軽減策が迫られそうだ。  津田さんらは、直径20ナノメートルの放射性イリジウムの微粒子を作り、生後7日▽14日▽21日▽35日▽90日以上のラット各8匹に1時間吸わせ、酸素と二酸化炭素を交換する肺の組織「肺胞」に残ったナノ粒子の沈着率を調べた。  その結果、肺胞ができた直後の生後21日のラット(体重70~80グラム)の沈着率が約5割と最も高く、生後90日以上の大人のラット(体重300グラム)の1.5倍以上あることが分かった。肺胞はブドウの房のような形をしていて、小さいほど内部で渦を巻いてナノ粒子を取り込みやすくなっていたという。  人は1歳半~2歳ごろに肺胞ができあがるとされる。津田さんは「今後、肺胞にとどまったナノ粒子がどの程度、肝臓など他臓器に移るかを調べたい。また、ナノ粒子を使って薬を患部に届ける手段への応用にもつなげたい」と話す。【斎藤広子】  

つくば市内における放射性物質及び放射線の測定 国立環境研究所 

国立環境研究所が行っている、つくば市内における放射性物質及び放射線の測定についての解説です。 空気中の放射性物質の測定のしかたがよくわかります。放射能汚染がれきを空間線量計で測るなど、でまかしに過ぎないことがよくわかります。 別に資料にUPした、『つくば市で観測された空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果について(第11報)』 と合わせてみると、ベクレル/c㎥という単位で空気中の放射性物質の量を測定することができることがわかります。すなわち、体積1c㎥で何ベクレルか、という非常に小さな量を測定することが可能であることがわかります。 『つくば市で観測された空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果について(第11報)』 そのために使われるのが、ハイボリュームエアサンプラーという機器です。  

つくば市で観測された空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果について(第11報)

つくば市で観測された空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果について(第11報) 高エネルギー加速器研究機構(KEK)が2011年9月30日に公表した、「つくば市で観測された空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果」 です。  

内部被ばくを考える市民研究会 4月例会の動画が見れます。 2012年4月7日

内部被ばくを考える市民研究会 4月例会の動画が見れます。 2012年4月7日 IWJのみなさん、ありがとうございます。 120407 内部被ばくを考える市民研究会 4月例会 内容開始は01’54~ 120407 内部被ばくを考える市民研究会 4月例会 第2部   内容開始は00’34~ ■4月例会■ 日時 4月7日(土) 14時00分〜16時30分 場所 浦和コミュニティセンター 第14集会室    (JR浦和駅東口 浦和PARCO 10階) 参加費 会員の方200円 一般参加の方500円     小学生・中学生・高校生 無料 内容 1.ベラルーシ元ゴメリ医科大学学長 ユーリ・I・バンダジェフスキー講演会の報告 報告:川根眞也    2.内部被ばくに関する最新情報から 報告:川根眞也    3.作戦会議 テーマについて情報交換・行動案を話し合います。      <テーマ案> ① 汚染がれきの全国拡散を止めよう             ② めざせ 学校給食 0ベクレル             ③ 内部被ばくの低減について             ④ 内部被ばくに見識のある医師のネットワークを作ろう             ⑤ 修学旅行先・校外学習先の変更                       ⑥ 上下水道の汚染             ⑦ 焼却場・汚染がれき焼却問題                        ⑧ 核事故に対応できるシェルター             ⑨ 放射線量計 たんぽぽ の活用について             など    ※ 参加される方で資料をお持ちの方が10数部御持参くださると助かります。

食べてはいけない!!!リストー放射能編ー 厚生労働省 2012年4月4日公表結果から

厚生労働省は放射性セシウム500ベクレル/㎏を越えた食品の概要を報告しています。 少なくとも、これらのリストに載っている食材は、産地を調べることになしに食べるのは危険です。「放射能ゼロ宣言」を出したイオンにしても、全品検査がしておらず、検査機の検出限界はセシウム134、セシウム137、ヨウ素131だけで、それぞれ10ベクレル/kg程度です。 イオンの自主検査結果について このような大手スーパーの検査を信じることも危険だと思います。それは毎日10ベクレル食事が摂取していても、700日後(=約2年後)には体内のセシウム蓄積量が1400ベクレルを越えてしまうからです。

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