2016年6月12日、本日、政府の原子力災害現地対策本部は、福島県葛尾村の避難指示解除準備、居住制限の両区域を解除しました。さらに、来る2016年7月12日、福島県南相馬市の小高区も含めて、避難指示を解除しようとしています。

 ところが、2016年5月26日の今頃になって、福島県は、2011年3月12日の大気中ダストのデータを公表しました。恐ろしいことに、2011年3月12日の13:20~13:35の空気1m3中に、ヨウ素131が63ベクレル/m3、ヨウ素132が111ベクレル/m3、テルル132が119ベクレル/m3、イットリウム91が510ベクレル/m3も存在していました。南相馬市小高区の避難指示が出たのは、3月12日の18:25pmです。この異常な放射能プルームを無防備のまま、吸わされた南相馬市の住民はいたのではなかったでしょうか?

緊急時モニタリングにおける大気浮遊じんのγ線核種分析結果について 福島県 2016年5月26日

原発震災直後の政府の避難指示

2011年

3月11日   19時03分 福島第一   原子力緊急事態宣言発令

              20時50分 福島第一   県が半径2km圏内に避難指示

              21時23分 福島第一   国が半径3km圏内に避難指示

                       国が半径10km圏内に屋内退避指示

3月12日     5時44分   福島第一   国が半径10km圏内に避難指示

                7時45分   福島第二   原子力緊急事態宣言発令

                       国が半径3km圏内に避難指示

                       国が半径10km圏内に屋内退避指示

              17時39分 福島第二   国が半径10km圏内に避難指示

              18時25分 福島第一   国が半径20km圏内に避難指示

3月15日   11時00分 福島第一   国が20~30km圏内に屋内退避指示

 南相馬市小高区上浦木曽迫 2011年3月12日13:20~13:35 大気中ダスト 

ヨウ素131 63ベクレル/m3 ヨウ素132 111ベクレル/m3 テルル132 119ベクレル/m3 イットリウム91 510ベクレル/m3 2016年5月26日福島県公表

 東電が、決めた全面マスクをつける着用基準は200ベクレル/m3です。南相馬市小高区住民は少なくとも2011年3月12日の正午過ぎは、全面マスクをつける必要がありました。

 果たして、福島県は南相馬市と住民に被ばく防護の指示を出したのでしょうか。出さなかったとすれば、だたモニタリングしただけで、住民をむざむざ被ばくをさせたのではないでしょうか。