[解説]

 2019年4月10日、東京電力福島第一原発がある、大熊町の大河原地区、中屋敷地区が避難指示解除されました。実に町の面積の38%。町長の渡辺利綱氏も犯罪的ですが、市民運動に協力し、ストロンチウム90の分析をやって来たはずの、東京大学助教、小豆川勝見氏が「帰還しても安全」とお墨付きを与えたことが、もっと犯罪的です。小豆川勝見氏は、大熊町の除染検証委員会の委員を努めました。たった3回の委員会だけで、大熊町の避難指示解除にOKを出しました。

 図1 第2回大熊町除染検証委員会配布資料大熊町管内図 2019年1月17日

図2 第1回大熊町除染検証委員会委員名簿 2018年11月8日

〈参考〉

2019年4月10日、東電福島第一原発の立地自治体、大熊町の避難指示解除のデタラメを問う。プルトニウム239+240、ストロンチウム90の合計100箇所のデータを公開せよ! 

 

 セシウム134,137だけでなく、高濃度にストロンチウム90、プルトニウム239で汚染された大熊町への住民帰還は間違いです。多くの方々が、若くして亡くなり、がんが多発し、子どもたちは病気を持って産まれるようになるでしょう。チェルノブイリの高放射能汚染地帯、ウクライナのナロジチ市で現在起きていることが、これから大熊町で起きてくるでしょう。

 避難指示解除は、すべて、東京パラリンピック、オリンピックのためです。日本の放射能汚染がないか、のような印象操作です。

 大熊町の避難指示解除は撤回するべきでせす、

 

原発立地の福島・大熊町で夏祭り

避難先から笑顔の再会

2019年9月7日 共同通信

福島県大熊町で行われた夏祭りで盆踊りを踊る人たち=7日午後

 東京電力福島第1原発が立地し、4月に一部で避難指示が解除された福島県大熊町で7日、解除後初めての「夏祭り」が開かれた。町民の大多数が町外に避難しており、多忙なお盆の時期を避けて開催。約400人が訪れ、久しぶりの再会に笑みがこぼれる光景があちこちで見られた。

 会場の役場前広場にはやぐらが組まれ、事故前に行われていた盆踊りも実施。太鼓や笛に合わせて踊り、バーベキューで盛り上がった。

 避難先の茨城県北茨城市から訪れた自営業秋本耀司さん(73)は「知人の顔が見られないかと来たら、小学校の同級生らに会えた。こうした機会はうれしいね」と昔話に花を咲かせていた。