[解説]

 関西電力がまた、でたらめな原発再稼働を進めています。「関西電力は大飯原発3号機で原発の状態を把握する国の緊急時対策支援システム(ERSS)への一部のデータ送信を忘れていた。」「データ送信の設定をし忘れたため、5月23日から炉心出口の1次冷却水の温度が送信できていなかった。」しかし、関西電力は、ホームページで、この事実を公表していません。以下の地元紙、福井新聞だけが報しています。

図 関西電力 原子力発電所の運営状況について 2019年7月2日より

「トラブル情報なし」と報告しています。

 

 また、同日、2019年7月2日、並列した、と思われるのに、関西電力は一切、公表していません。

 図 大飯発電所の発電状況トレンド 2019年7月4日6時10分時点データ

 こんな電力会社に原発を運転する資格はありません。定期点検に入った原発はそのまま止めて、廃炉にすべきです。

 福井県を大きな直下型地震が襲う危険性もあります。もう、二度と東電福島第一原発のような事故はごめんです。

 日本からすべての原発の廃炉を進めるべきです。

  関西電力は、今日2019年7月4日、大飯原発4号機の定期点検を始めました。

 大飯原発3号機、4号機は、止めて廃炉にすべきです。

大飯3号で停止データ送信再開 設定忘れ原因

2019年7月3日  福井新聞

 関西電力は2日、大飯原発3号機(おおい町)で停止していた、原発の状態を把握する国の緊急時対策支援システム(ERSS)への一部のデータ送信を再開したと発表した。

 大飯3号機は営業運転に向け、定期検査の最終段階に当たる調整運転中。関電によると、4月からの定検で原子炉内の温度などを監視する機器を交換した際、データ送信の設定をし忘れたため、5月23日から炉心出口の1次冷却水の温度が送信できていなかった。